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国家安全保障

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2023年2月の記事一覧

日弁連の弁護士が安全保障の講演まるでド素人

#多様性を考える

鹿児島の

南日本新聞



政府の安保関連3文書は「専守防衛を否定した」 日弁連・井上弁護士、護憲派の集会で訴え



題した記事を配信した。

南日本新聞

政府の安保関連3文書は「専守防衛を否定した」 日弁連・井上弁護士、護憲派の集会で訴え

政府が閣議決定した安全保障関連3文書をテーマにした講演会が23日、鹿児島市であった。日弁連憲法問題対策本部副本部長の井上正信弁

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日本の国家安全保障2000年代 11

#多様性を考える

第2節  小泉純一郎政権 防衛計画の大綱の見直し 1

 「安全保障と防衛に関する懇談会」の答申を受けて、防衛計画の大綱の見直しが始まった。

小泉純一郎内閣総理大臣は、防衛計画の大綱の見直しに、「小泉構造改革」を反映させようとした。

その結果、小泉総理大臣は財務省に主導権を持たせた。

 小泉総理大臣と財務省首脳の意向をうけた片山さつき財務省主計官は前代未聞の発想に基づく防

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日本の国家安全保障90年代 107

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

世論への影響 2

内閣府大臣官房政府広報室による自衛隊・防衛問題に関する世論調査では、

防衛費の規模について、

平成5年度では

「増額したほうがよい」が6,2%、

「今の程度でよい」が58,5%、

「減額したほうがよい」19,7%、

「わからない」が15,6%

となっている。

平成8年度では

「増額し

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日本の国家安全保障90年代 106

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

世論への影響 1

 内閣府大臣官房政府広報室による自衛隊・防衛問題に関する世論調査では、

自衛隊の防衛力について、

平成5年度(1993年)では、

「増強したほうがよい」が6,3%、

「今の程度でよい」が66,2%、

「縮小したほうがよい」が15,3%、

「わからない」が12,1%となっている。

大半が現

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日本の国家安全保障90年代 105

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

田所昌幸・姫路独協大学法学部助教授の主張

 田所昌幸・姫路独協大学法学部助教授は

1995年12月22日の読売新聞朝刊で

「日米同盟 理念無き反発」

と題し、

「卑屈な対米従属と変わることなく、

 実は精神的従属そのものにほかならない。

 反発と甘えの入

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日本の国家安全保障2000年代 10

#多様性を考える

第1節  小泉純一郎政権「安全保障と防衛に関する懇談会」 9

また、「統合の推進」として

「統合運用に必要な中央組織を整備する。」

ことを提言した。

ミサイル防衛について

「法改正を含め必要な措置を講ずべきである。」

とし、

策源地への攻撃能力を持つことが適当か否かは、

「慎重に検討し」、

「総合的に判断すべきである。」

としている。

必要最小限の「基盤的

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日本の国家安全保障90年代 104

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

朝日新聞におけるその他の主張

1995年1月23日



朝日新聞「論壇」

では、

国弘正雄・参議院議員

が、

「『軍事費』を地震対策費に回せ」



主張している。

1995年5月5日には

香西茂・大阪学院大学、京都大学名誉教授(国際法)



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日産のSUV

日産のSUV

#多様性を考える

1991年、

アメリカ商務省は

SUVの日産パスファインダー(日産テラノ)をトラックと認定し、

関税を25%にしようとした。

日産自動車は日産パスファインダーは乗用車と主張した。

アメリカ国際貿易裁判所は

4ドアの日産パスファインダーは乗用車で関税2,5%

2ドアの日産パスファインダーはトラックで関税25%

と決定した。

のちにアメリカ国際貿易裁判所は

2ド

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日本の国家安全保障90年代 103

#多様性を考える

国家安全保障 マス・メディアにおける論議 1990年代

オピニオン・リーダーたちの安全保障論 1990年代

大久保昭・国際法学者の主張

 大久保昭・国際法学者は

1994年8月2日の読売新聞朝刊で、

「戦後責任と日本外交」

と題し、

「国連の集団安保体制への積極的な参加とその強化こそ、

 憲法の精神にかなうものである。」、

「戦後責任問題の解決は、被害者の償い

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