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もう何も生み出さなくてもいいのかもしれないね

いいものが、ある。

でも僕らは気がつけば、もっとを求め続けている。

これ以上を求めなくても”最低限以上”のものがちゃんとあるのに、よりよいものを、より早く、より安く、より多く。

そういう時期があって、それがうまくいって、今があるから、僕らはそのことから逃れられないのかもしれない。

でも「もうそんなにいらない」と思うんだ。

ものを求め続けて、欲求を満たし続ける世界を生きる僕らには、本当はもう十分なものがある。

だから、もう何もいらなくて、何かを生み出さなくってもよくて。ただやりたいことをやって、生きている今、こうして生きていられている世界にいいことができたらそれでいいようにも思えてくる。

ないものはないけれど、あるものがちゃんとある。そのことに僕たちは気がつけるといいのかもしれない。

何かを追い求めすぎてない?

僕らは常に”何か”を求め続けているように見える。

カフェに行けば、仕事をしている人がいて、試験勉強を熱心にしている人がいる。商談している人がいたり、出会いたての男女のデートに遭遇することもある。店員さんたちも素敵な笑顔でコーヒーをつくっている。

みんな、頑張っている。

とある会社の経営者だった方にお会いして、話を聞いた時。

「売らなくていいものを社員に売らせていた。買わなくてもいいものをお客さんに買わせていた。」

そういうことかと思った。

僕らは自分をよくしようと思う。成長とか、成功とか。そういう言葉が知らず知らずのうちに目に入ってきて、その方がいいような気がして(実際にそうであることも確かかもしれないけれど)、誰かと比べて、何が足りないと思って、手に入れようと、身につけようとする。

もう少し”今”に満足してみてもいいのかもしれない。

今の自分にあるものに目を向けてみて、自分に満足してみるのもいいかもしれない。

ただよりよいを追い求めるだけじゃなくて、もう少し「穏やかに」「心地よく」「笑って」いられたらいいなと思える人生を思い描けるといい。

”最低限以上”のものが溢れてる

ウェブサイトやアプリなど、僕らの身近なところで利用されているサービスは、 便利さとか、自分に合った情報を気がつけば与えてくれる。

Amazonは購入履歴からおすすめを提示してくれるし、「ヘイSiri」と呼び掛ければ音楽を再生してくれたり、明日の天気を教えてくれる。これからAIが普及してどんどんとよりよくなっていくはずだ。

水は蛇口から出てきて、コンセントがあるから充電できるし、ハンバーガーは安くて美味しくて、バスも電車も時間通りに来る。

「最低限以上のもの」があるなと思う。

だから「自分には何が必要か」をちゃんと考えてみる時間があってもいい。

いらないのに気がついたら得ていたり、必要ないのに求めてしまって、自分で自分を苦しめてしまっていることだってあるから。

たとえば、僕は東京での生活がそんなに必要じゃなかった。最先端がある。おしゃれなお店がたくさんある。選びきれないし、探しきれない。

でも別に毎日なくてもいい。高い家賃を払わなくても、年に数回東京に行ければそれで十分だった。だから今はこうして瀬戸内海の田舎の方にいる。海があるし、山もある。走って1時間でどちらにも行ける。昨日も山まで走っていたけれど、気持ちが良かった。

他にはゆっくり書く時間があって、自分と向き合う時間があって、妻さんと過ごす時間があれば、よかった。

だから会社員として仕事をしなくていいと思った。自分の仕事もしつつ、素敵なサービスを提供している会社で自分ができることをやっていく方が性に合っていた。

僕は今代筆屋として手紙の代筆や相談に乗ったり、こうして記事を書きながら、いくつかの会社から仕事をもらって働きながら生きている。

最低限以上のものがある。自分が何かをゼロから生み出さなくても、ちゃんとある。気がつけばいい、見つければいい。

それを知ることから始めたらいいんだと思う。

社会に貢献する、ってことはそんなにすごくなくていい

何かを無理やりに生み出そうとしなくていい。最低限以上のものが溢れているから、それに気がついて、見つけていくことをしていければいい。

「じゃあそれはどこにあるの?」となる。

ここで大事な見方があって、それはきっと

「社会のために貢献できること」×「自分のやりたいこと」

なんだと思う。

社会のために貢献できること、って聞くと、そんなに大層なことはできないよ、と思うかもしれない。

でもそうじゃない。あなたには確かにできることがある。

たとえば、コンビニの求人が出ているとする。そのコンビニは働ける人を求めている。

そこに募集して働き始めたとしたら、それは社会貢献になる。

僕はおてつたびというサービスが好きで、まだ利用できていないけれど
、早くやりたい。旅館や農家さんのもとでお手伝い(お給料をもらい)しながら、旅ができる。

こんなに社会のために貢献できることってない。僕は今自分の畑があって、色々やることがあるから使えないけれど、今年の秋から旅をして動こうと思っている。

あなたに誰かのためにできることがあれば、それは立派な社会貢献になる。社会貢献はけっしてボランティアだけじゃない。スキルとか専門性とか。そんなに大層なことじゃなくたっていいんだ。働くことがそのまま社会貢献になる。これは一つの例にすぎなくって、他にたくさんあるはずだ。

「社会のためにできること」=得意なこと、できること、やれること、だ。

自分にできることが、確かにある。

僕たちはやりたいことをやったら、幸せになれる

社会のためにできることと、やっぱり「自分のやりたいこと」を大事にしたい。

やりたいことができることで、自分自身が満足できる人生を送ることができる。何かを生み出そうと追い求めなくたって、自分で自分を満たすことができる。

だから、自分にとって「本当に大事なこと」を見極めることが大事だと思う。自分にとっての”幸せ”は何を考えられるといい。

多くの人は、仕事やプライベートのいろんな面で目標や計画を掲げ、それを達成するために努力する人が少なくない。

でも過度に目標に固執しすぎると、疲れてしまう。必要のないストレスになってしまう。

だから「本当に大事なこと」を見極めるために、自分の欲求を正しく理解して、目標を達成することが必ずしも幸せではないことを認識することも必要だと思う。

そしたら本当はそんなにすぐに結果が出せなくても良かったり、貯金をしたり、ただ働き続けるのではなくて、今やりたいことをとにかくやることを必要としていたりもする。

長期的な視点で物事を見ることや、自分自身に合った目標を設定することも考えられるといい。

ないものはないけれど、あるものがちゃんとある。

何かを生み出そうとしなくていい。

社会にいいことができたらいい。

やりたいことをただやればいい。

それができたら、結果的に何かを生み出すことになってる。

だから僕もこうして、書いて、生み出すことになるんだと思う。

そのことに気がついて、目を向けてみて。見つかるといい。

ただ今を幸せに生きていくために。生きられたらいいなと思う。


何かを求めるあなたへ

大事なものを今大事にしたい物書きより

最近読んでよかった本。

「サービス提供者としてクオリティーを求めることは素晴らしいことだけれど、『95点の味で十分満足してしまうお客さん』を前にして、40点の味を95点に引き上げる努力には意味があるけれど、一方で、そのお客さんは96点と97点の違いを判断できる舌を持っていないので、96点の味を97点に引き上げることにチームのリソースを引き続き割いてしまうのは得策じゃないよ」

夢と金より

すべての愛する人がいる人に読んでほしい本。

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