法哲学や歴史を学ぶ「珈琲と煙草」
<文学(84歩目)>
フェルディナント・フォン・シーラッハのエッセイは法哲学や歴史を学べる。
珈琲と煙草
フェルディナント・フォン・シーラッハ (著), 酒寄進一 (翻訳)
東京創元社
「84歩目」はこの本は、シーラッハさんのエッセイ。法哲学にかかわる考え方や、経験がわかる。ファンとしては手もとに置いて再読したい。おススメです。
好き好きあると思います。法哲学にかなり入っているので、法学部の私にとってはとても興味深い。
しかし、様々な学説の中での「考え」でもあり、一般的には読みづらいかもしれない。
でも、今後もシーラッハさんの作品を読まれるのならば必須であり、人生に逡巡した足踏み期(誰でも必ず、数回あると思います。)に読むと沁みます。
そして、このエッセイは読めば読むほど「同時代性」を感じる。
おそらく、40~60代の日本の読者には「同じ時代を生きて来た」感を強く感じる作品だと思います。
なんか、訪れているところや、志向や趣味も似ていて、ドイツのシーラッハさんを身近に感じる作品です。
何故か、アゴタ・クリストフさんの「文盲 アゴタ・クリストフ自伝」を読んだ時に感じた読後感がありました。
つまり、境遇・社会情勢が似ていて、私たち世代だと心を突いてくる文章が無駄なく入っていて、何故か「再読確実」と思いました。
あ~~「若くない」ってのも、結構いいもんだ!と感じました。(笑)
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