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韓国の「今」のにおい「優しい暴力の時代」

<文学(106歩目)>
友情と贖罪、全て完璧な人はいない。

優しい暴力の時代
チョン・イヒョン (著), 斎藤 真理子 (翻訳)
河出書房新社

「106歩目」は、韓国のチョン・イヒョンさんの短篇集です。
現代の韓国社会に生きる女性たちの声が、結構突いてくるところあり。
筆力を強く感じる作家です。

どの話もちょっと他人事ではない。いろいろな箇所が私を突いてきた。

どれも現代的、韓国的であるが、日本的ともいえる。
競争、格差、いろいろな問題が色濃く出ている現代劇です。

優しい暴力の時代
ミス・チョと亀と僕
何でもないこと
私たちの中の天使
ずうっと、夏
夜の大観覧車
引き出しの中の家
アンナ
「優しい暴力の時代」作家のことば
三豊百貨店

私は、「ミス・チョと亀と僕」「夜の大観覧車」「三豊百貨店」を読んで再読確実で、もっとチョン・イヒョンさんの作品を読もうと感じました。

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