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トロフィーなど評価頂いた記事

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#最近の学び

マティスの色、スペインの味。

マティスの色、スペインの味。

先日、東京都美術館のマティス展に行ってきました。

彼の人生の中盤以降の作品には、
殊に元気をもらえる色が溢れかえっていました。

風景自体の持つ色ではなく、
描く人の思いの中にある色選びのなせる、
この鮮やかさ。

絵から発せられている、
力のような光のようななにかを少しでも頂きたくなって、
目と心に残すだけではどうにも心許なく、
撮影可のフロアで、衝き動かされるようにシャッターを押してきました

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干物で鯛めし

干物で鯛めし

関東では珍しい、連子鯛の干物に久しぶりに出会いました。
連子鯛の四連って、なんだか面白い。
本当に連なって泳ぐらしいです。

鯛よりぐっと安いのに、干物も旨味が濃く
皮目が美しい魚。
刺身を皮霜造りにして、一度食べてみたいのですが、こちらではなかなか出回りません。

今回はお手軽に、この干物を使って連子鯛の鯛めしにしました。

うろこ引きもいらず、さばくこともなく、
たださっと焼いてから炊き込むだ

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早朝座禅の思い出と朝粥

早朝座禅の思い出と朝粥

自宅からウォーキングに程良い距離の場所に、
ある臨済宗の禅寺があります。

土曜の早朝のたびに早朝座禅の会が開かれていて
5時半に目覚ましをかけ、
眠る家族を置いてそっと一人で出掛けていた頃がありました。

禅寺に何故こんなに来たかったのか、には
いろいろな理由があって、
気持ちが些か弱っていたことも
確かにあったのだと思います。

今は感染リスクなど諸事情あり、開催されていないので残念ですが、

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高知の青海苔、ナポリの揚げパン。

高知の青海苔、ナポリの揚げパン。

高知、四万十川から届いた、
早春のすじ青海苔。
河口から少し上った、海水と綺麗な淡水が混ざり合ったところで採られ、丁寧に天日干しされたものです。

色も美しいけれど、
香りはさらに素晴らしく、
袋を開けて何度もクンクンしたくなりました。

さっと乾煎りしたすじ青海苔とピザ生地を混ぜて、
ゼッポリーネという小さな揚げパンを作りました。
ここ最近、イタリアンのバルなどでも見かけることが増え、お馴染みに

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栗のくれるめぐり

栗のくれるめぐり

明日から10月。なのにまだ真夏日が来るなんて。
そろそろ秋ならではの涼しさが待ち遠しくなってきました。
ようこそ、秋本番。

台風接近のせいか蒸し暑さに、急な雨降り、突風…
こんなきつい気候変動の影響からか
からだの不調を感じてらっしゃる方が多いと聞きます。
かく言う私も9月に入ってから、起き抜けや、車を降りる際に足先が痛みはじめました。
それでも10歩ほど歩いているとなぜか軽快してくるのですが

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サラダをきもち、丁寧に。

サラダをきもち、丁寧に。

いつもは添え物や副菜に甘んじて頑張ってくれているレタス。
とびきり新しいのを見つけたら、
たまにはレタスを主役にしてみるのはどうでしょう。

カリカリにトーストした薄切りのライ麦パンの上に、レタスを櫛形に切ったままのせて、生ハムやトマト、玉ねぎや葉野菜を添えてみました。
チーズ入りのドレッシングにフォークとナイフで頂くシーザーサラダにしたら、
なんだか食べる楽しさが何倍にも。

サラダはあまりに身

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