タカハシレイジ

1968年生まれ/宮城県在住/脳卒中により右上下肢麻痺/音楽/落語/サッカー(主にベガ…

タカハシレイジ

1968年生まれ/宮城県在住/脳卒中により右上下肢麻痺/音楽/落語/サッカー(主にベガルタ仙台)/ その他スポーツ/酒 記憶力があやしくなってきたので、備忘録がてら文章にしてみる。

記事一覧

The Proclaimers / Sunshine On Leith

 双子のザ・プロクレイマーズ1988年の2nd。アルバム冒頭の“I'm Gonna Be (500Miles)”が気に入って何度も聴いた覚えがある。双子で顔もそっくりなんだが、ヴォーカルキャ…

Buddy Guy & Junior Wells / Live In Montreux

 バディ・ガイとジュニア・ウェルズのコンビによるライヴ盤。1977年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでの録音だが、今年に入ってデジタルリマスターが発売され、その…

The Reggae Philharmonic Orchestra

 レゲエ・フィルハーモニック・オーケストラ。リリースは1988年。スティール・パルスのメンバーだったミカエル・ライリーが手がけたグループということだが、あまり情報が…

Journey / Frontiers

 ジャーニー1983年のアルバム。最初のきっかけはこの『Frontiers』の前作『Escape』のツアーをFMで放送したのを録音して(エアチェックという言葉が懐かしい)聴いていた…

Little Richard / Here's Little Richard

 田舎の高校生が東京行ったときに買った、生まれて初めての輸入盤レコード。『Here's Little Richard』とチャック・ベリーの『Golden Hits』の2枚だった。ビートルズのレ…

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Joe Jackson / Big World (Live At The Roundabout Theatre, New York City/1986)

 ジョー・ジャクソン1986年のライヴ録音だが、全曲新曲、拍手や歓声は禁止された状態で録音された、言わば公開レコーディング。その場にいたのは観客というよりダビングの…

Jimmy Cliff / The Harder They Come Original Soundtrack

 レゲエを初めて聴いたのはFMで放送していた『レゲエ・サンスプラッシュ』の録音。1983年のサンスプラッシュのドキュメンタリー映画がDVDになっているが、私の聴いたのが…

Daryl Hall / Three Hearts In The Happy Ending Machine

 1986年リリース、ダリル・ホール2枚目のソロ・アルバム。高校生の頃にホール&オーツを教えてくれた友人から『Live At The Apollo』を借りたのだが、このアルバムも彼か…

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The Blues Brothers Original Soundtrack Recording

 映画『ブルース・ブラザーズ』のサントラ。映画そのものは1980年公開だが、私が初めて観たのは84年頃の深夜のテレビ。そこでハマって、のちにビデオソフト(VHS)とサン…

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Keith Richards / Talk Is Cheap

1988年リリースのキース・リチャーズ初のソロ・アルバム。こことかここで書いた通り、ストーンズこのまま解散か?というような時期に出た1枚。過去ソロ活動にはあまり興味…

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Public Image Limited / Album

 パブリック・イメージ・リミテッド1986年の作品、その名も『アルバム』。ビル・ラズウェル、坂本龍一、スティーヴ・ヴァイ、ジンジャー・ベイカーが参加しているが、当時…

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The Rolling Stones / Still Life

 ザ・ローリング・ストーンズ1982年リリースのライヴ・アルバム。前年の北米ツアーからオープニングの“A列車で行こう”(デューク・エリントン)とエンディングの“星条…

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The Jeff Healey Band / See The Light

 ジェフ・ヒーリー1988年のデビュー作。盲目で、座った膝の上にギターを置いて演奏する珍しい奏法のギタリスト。当時の私はブルースに入れ込んでいたので、その流れで買っ…

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Daryl Hall & John Oates / Live At The Apollo

 ダリル・ホールがジョン・オーツを訴えた、という話から始まり、その後それぞれインタビューで「ホール&オーツは終わった」旨の発言をしており、本人たちが公式に解散を…

The Sundays / Reading, Writing and Arithmetic

 イギリス、ブリストル出身のバンド、ザ・サンデイズ1990年リリースの1stアルバム。邦題が『天使のささやき』だったのを調べていて思い出した。  ネオアコ風な歪まない…

The Jesus & Mary Chain / Automatic

 ジーザス&メリー・チェインの3rdアルバム、1989年リリース。「JAMCといえば」のギターノイズとポップなメロディは相変わらず。1st『Psychocandy』と比べればノイズがや…

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The Proclaimers / Sunshine On Leith

The Proclaimers / Sunshine On Leith

 双子のザ・プロクレイマーズ1988年の2nd。アルバム冒頭の“I'm Gonna Be (500Miles)”が気に入って何度も聴いた覚えがある。双子で顔もそっくりなんだが、ヴォーカルキャラクターが微妙に違うのが面白い。基本的にハモり好きな私にはうってつけだった。

 このアルバムと次の『Hit The Highway』しか聴いたことがないが、実は中断することなく今も活動しているし、作品もコンス

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Buddy Guy & Junior Wells / Live In Montreux

Buddy Guy & Junior Wells / Live In Montreux

 バディ・ガイとジュニア・ウェルズのコンビによるライヴ盤。1977年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでの録音だが、今年に入ってデジタルリマスターが発売され、そのタイミングでApple Musicのラインナップに加わった模様。

 このコンビは1960年代からしばしば共演していて、ローリング・ストーンズのオープニングアクトを務めたり、1972年には『Play The Blues』というアルバムを

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The Reggae Philharmonic Orchestra

The Reggae Philharmonic Orchestra

 レゲエ・フィルハーモニック・オーケストラ。リリースは1988年。スティール・パルスのメンバーだったミカエル・ライリーが手がけたグループということだが、あまり情報がない。日本盤ライナーノーツにも「詳しいことはほとんど分かっていない」という記述があるが、2024年になってもわからないのは同様で、少なくともネットでは見つけることができなかった。

 それでも、どんな音楽かというのはグループ名が露骨に現

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Journey / Frontiers

Journey / Frontiers

 ジャーニー1983年のアルバム。最初のきっかけはこの『Frontiers』の前作『Escape』のツアーをFMで放送したのを録音して(エアチェックという言葉が懐かしい)聴いていたこと、そして当時町にあったオーディオ・ショップでカセットテープを買うとコレクションの中から好きな物を100円で録音してくれるサービスがあって、ジャーニーの新譜が出たというので選んだこと。今にして思えば著作権法的にアウトで

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Little Richard / Here's Little Richard

Little Richard / Here's Little Richard

 田舎の高校生が東京行ったときに買った、生まれて初めての輸入盤レコード。『Here's Little Richard』とチャック・ベリーの『Golden Hits』の2枚だった。ビートルズのレパートリーの原曲を聴きたい、アーティストを知りたいというところからのチョイス。この聴き方(カヴァー→原曲)は勉強にはなるのだが、ビックリすることや意外な発見も多くてやめられない。

 ポール・マッカートニーの

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Joe Jackson / Big World (Live At The Roundabout Theatre, New York City/1986)

Joe Jackson / Big World (Live At The Roundabout Theatre, New York City/1986)

 ジョー・ジャクソン1986年のライヴ録音だが、全曲新曲、拍手や歓声は禁止された状態で録音された、言わば公開レコーディング。その場にいたのは観客というよりダビングのない一発録りであることを証明する立会人、見届け人。これは演奏する方も見てる方も相当な緊張感。何故こんなことを思いついたのか。

 録音も特殊ならリリース形態も特殊だった。何と「レコード1.5枚組」である。2枚目の裏側(D面)が溝のないツ

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Jimmy Cliff / The Harder They Come Original Soundtrack

Jimmy Cliff / The Harder They Come Original Soundtrack

 レゲエを初めて聴いたのはFMで放送していた『レゲエ・サンスプラッシュ』の録音。1983年のサンスプラッシュのドキュメンタリー映画がDVDになっているが、私の聴いたのがその83年なのかはハッキリ覚えていない。とにかく月~金で1時間ずつ放送したのを全部録音して聴いていた。

 覚えている出演者の中で当時一番有名だったのがサード・ワールド。他にグレゴリー・アイザクス、メロディ・メイカーズ、シュガー・マ

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Daryl Hall / Three Hearts In The Happy Ending Machine

Daryl Hall / Three Hearts In The Happy Ending Machine

 1986年リリース、ダリル・ホール2枚目のソロ・アルバム。高校生の頃にホール&オーツを教えてくれた友人から『Live At The Apollo』を借りたのだが、このアルバムも彼から借りて聴いた。(借りたのではなく、カセットテープに録音して貰ったのかも知れない。何せ40年近く前なので…)

 ホール&オーツといえばブルー・アイド・ソウルだが、このアルバムはどちらかと言えばロック的な曲が多く感じる

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The Blues Brothers Original Soundtrack Recording

The Blues Brothers Original Soundtrack Recording

 映画『ブルース・ブラザーズ』のサントラ。映画そのものは1980年公開だが、私が初めて観たのは84年頃の深夜のテレビ。そこでハマって、のちにビデオソフト(VHS)とサントラ盤を買うことになる。

 ブルース・ブラザーズと言っても、音楽的にはR&Bがメインといっていいと思う。バンドもスティーヴ・クロッパーやドナルド・ダック・ダンなとサザン・ソウル寄りのメンツが目立つ。何よりもアリサ・フランクリンの“

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Keith Richards / Talk Is Cheap

Keith Richards / Talk Is Cheap

1988年リリースのキース・リチャーズ初のソロ・アルバム。こことかここで書いた通り、ストーンズこのまま解散か?というような時期に出た1枚。過去ソロ活動にはあまり興味がないと言っていたキースがアルバムを出したのでますます解散の信憑性が高まったのだが、当時はそれをあまり残念とは思ってなかった記憶がある。というか、メンバーの年を考えると「さもありなん」という感じだったのだと思う。まさか2023年に素晴ら

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Public Image Limited / Album

Public Image Limited / Album

 パブリック・イメージ・リミテッド1986年の作品、その名も『アルバム』。ビル・ラズウェル、坂本龍一、スティーヴ・ヴァイ、ジンジャー・ベイカーが参加しているが、当時は坂本龍一以外の名を知らなかったし、ジョン・ライドンがピストルズのジョニー・ロットンだということも後から知った。そんな奴が高校の先輩から音を聴かされ(多分『ジス・イズ・ホワット・ユー・ウォント』だと思う)、PiLという略称だけを覚えて、

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The Rolling Stones / Still Life

The Rolling Stones / Still Life

 ザ・ローリング・ストーンズ1982年リリースのライヴ・アルバム。前年の北米ツアーからオープニングの“A列車で行こう”(デューク・エリントン)とエンディングの“星条旗”(ジミヘン)を含む12曲が収められている。

 レンタルレコード店で何故これを選んだかは覚えていないが、ストーンズに限らず知識の少なかった高校生なので大した理由もないだろう。当時の自分に「『Love You Live』の方がストーン

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The Jeff Healey Band / See The Light

The Jeff Healey Band / See The Light

 ジェフ・ヒーリー1988年のデビュー作。盲目で、座った膝の上にギターを置いて演奏する珍しい奏法のギタリスト。当時の私はブルースに入れ込んでいたので、その流れで買ったし、ブルースとして聴いていたのだが、久しぶりに聴いてみると思ったよりロック色が強いと感じた。数十年かけてディープなブルースにどっぷり浸かった私の耳の問題か。

 実際今聴いてみると、やはりどちらかと言えばブルース・ロック的で、例えば“

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Daryl Hall & John Oates / Live At The Apollo

Daryl Hall & John Oates / Live At The Apollo

 ダリル・ホールがジョン・オーツを訴えた、という話から始まり、その後それぞれインタビューで「ホール&オーツは終わった」旨の発言をしており、本人たちが公式に解散を認めたということになっている。

 訴訟を起こしたことには驚いたし、切なさがないわけではないが、お互いに罵りあうわけでもなく淡々と語っているし、長い間楽しませて貰ったのでそこまで落胆もしていない。まだソロ活動は聴けるし、早速来週ジョンの、来

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The Sundays / Reading, Writing and Arithmetic

The Sundays / Reading, Writing and Arithmetic

 イギリス、ブリストル出身のバンド、ザ・サンデイズ1990年リリースの1stアルバム。邦題が『天使のささやき』だったのを調べていて思い出した。

 ネオアコ風な歪まないギターのサウンドはザ・スミスのフォロワーと言われることも多かったし、レーベルがラフ・トレードだったこともそれに拍車をかけたと思う。そのつもりで買いに行ったような気もする。

 音はアンサンブルがとにかくタイト。ドラムもベースもギター

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The Jesus & Mary Chain / Automatic

The Jesus & Mary Chain / Automatic

 ジーザス&メリー・チェインの3rdアルバム、1989年リリース。「JAMCといえば」のギターノイズとポップなメロディは相変わらず。1st『Psychocandy』と比べればノイズがやや抑え目で、2nd『Darklands』よりもBPM速めの曲が多いせいか意外に聞きやすく明るいイメージ。ドラムはほとんど打ち込みらしいが、唯一人間が叩いている10曲目の“Gimme Hell”もフレーズが打ち込みっぽ

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