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The Jesus & Mary Chain / Automatic

 ジーザス&メリー・チェインの3rdアルバム、1989年リリース。「JAMCといえば」のギターノイズとポップなメロディは相変わらず。1st『Psychocandy』と比べればノイズがやや抑え目で、2nd『Darklands』よりもBPM速めの曲が多いせいか意外に聞きやすく明るいイメージ。ドラムはほとんど打ち込みらしいが、唯一人間が叩いている10曲目の“Gimme Hell”もフレーズが打ち込みっぽいのは何なのか。
 次の4枚目『Honey's Dead』(1992)にダンサブルな曲があって「マッドチェスターの影響?」と言われることもあるが、その傾向は個人的にはこのアルバムからだと思う。

 1stと2ndは後追いで聴いたので、これが初めてのJAMCだった。そのためか聴いた回数も一番多いと思う。よく聴きながら踊ってた(笑)

 これは余談だが、当時勤めていた職場が定時過ぎて残業になるとラジオをつける習慣があったのだが、いい加減会社内で自分の立場が安定した頃に、ラジオではなくこのアルバム(カセットに録ったもの)をかけることもあった。そんなある日、それを聴いた上司が「このラジオ雑音がひどいな」と言って私が「いえ、そういう音楽です(苦笑)」という会話をしたのが忘れられない。30年以上前かぁ…

 今年3月に出た『Glasgow Eyes』も良く聴いている。ウィリアムもジムもいい年なんだからこれからも兄弟仲良くやってくれ。


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