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The Blues Brothers Original Soundtrack Recording

 映画『ブルース・ブラザーズ』のサントラ。映画そのものは1980年公開だが、私が初めて観たのは84年頃の深夜のテレビ。そこでハマって、のちにビデオソフト(VHS)とサントラ盤を買うことになる。

 ブルース・ブラザーズと言っても、音楽的にはR&Bがメインといっていいと思う。バンドもスティーヴ・クロッパーやドナルド・ダック・ダンなとサザン・ソウル寄りのメンツが目立つ。何よりもアリサ・フランクリンの“Think”が私の人生において初めて衝撃を受けたソウルナンバー。おかげでその後もスタックス~アトランティックが好きになる反面モータウン等が疎かになりがちだった。三つ子の魂…。

 「ブルース」の部分は“She Caught The Katy”(タジ・マハール)と“Sweet Home Chicago”(ロバート・ジョンソン)のカヴァーがあり、他にもバックで流れる曲が何曲かあるのだが、ストリートでジョン・リー・フッカー本人が歌う“Boom Boom”が個人的ハイライト。何故かサントラに収録されていないのが残念。

 私にとって『ブルース・ブラザーズ』と『アメリカン・グラフィティ』の2つのサントラは便利な教材。CDやレコードを大量に買い込むお金のない若者にとってこのようなオムニバスには本当に助けられた。昨今はストリーミングで便利になった反面、オムニバスは権利関係の問題で解禁されなかったり、歯抜けで公開されたりするのだが、いい大人なんだからフィジカルメディア購入しろと言うことか。


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