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Journey / Frontiers

 ジャーニー1983年のアルバム。最初のきっかけはこの『Frontiers』の前作『Escape』のツアーをFMで放送したのを録音して(エアチェックという言葉が懐かしい)聴いていたこと、そして当時町にあったオーディオ・ショップでカセットテープを買うとコレクションの中から好きな物を100円で録音してくれるサービスがあって、ジャーニーの新譜が出たというので選んだこと。今にして思えば著作権法的にアウトでは?と思う。そもそも宮城県北部の田舎町でもオーディオ・ショップがあったというのも今となっては時代を感じる。

 今聴くと80年代的なシンセの音がうるさいと思うのだが、当時はキャッチーで、わかりやすく新しかった。ヴァン・ヘイレン“Jump”やヨーロッパ“Final Count Down”なんかも同時期で、それなりにトレンドだったのは確か。

 一時期やたら聴いて、しばらくすると全く聴かなくなり、オヤジになってやや恥ずかしい思い出とともにまた聴いてみる音楽がいくつかあるのだが、ジャーニーは私にとってその象徴と言えるかも知れない。

 ライヴ映像やビデオクリップを見ると、ファッションはなかなかにダサい(笑)当時は普通だったんだが、時代というのは恐ろしい。恥ずかしいのは音楽じゃなくて服装だったか。

 今夏、デフ・レパード&ジャーニーで北米スタジアム・ツアーをやるという。スペシャルゲストにスティーヴ・ミラー・バンド、チープ・トリック、ハートがそれぞれ出演。凄いことになってるな、と思ったらジャーニーは10月に来日するそうで、興奮している人のほとんどは私と同世代じゃないのか?


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