見出し画像

The Proclaimers / Sunshine On Leith

 双子のザ・プロクレイマーズ1988年の2nd。アルバム冒頭の“I'm Gonna Be (500Miles)”が気に入って何度も聴いた覚えがある。双子で顔もそっくりなんだが、ヴォーカルキャラクターが微妙に違うのが面白い。基本的にハモり好きな私にはうってつけだった。

 このアルバムと次の『Hit The Highway』しか聴いたことがないが、実は中断することなく今も活動しているし、作品もコンスタントにリリースしていることを知った。まあ89年にストーン・ローゼズの1stが出てそのままマッドチェスター・ムーブメントに雪崩れ込んだのちにブリットポップブームへ、アメリカはグランジ~オルタナ全盛ということで手が回らないのも致し方ないか。

 参考までにサブスクで2022年の最新アルバムを聴いてみたが、80年代当時のフォーク・ロック的アプローチと比べて割としっかりしたロックバンド的な音になっていた。いや、そんなスタイルのことよりヴォーカルが問題である。双子ならではのダブル・ヴォーカル的ハーモニーや追っかけコーラスのアレンジが好きだったのに、最新作では「リード・ヴォーカルとコーラス」なアレンジとミックスになっているのが残念だ。

 というわけで88年の『Sunshine On Leith』を繰り返し聴くことになる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?