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勝手決算

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頼まれてもいないけど人様の企業の決算資料を勝手に読み込んで解説を試みるマガジンです。
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2020年6月の記事一覧

勝手決算:タカラトミー/決算資料の面白さで一世を風靡したタカラトミーの現在地点。

勝手決算:タカラトミー/決算資料の面白さで一世を風靡したタカラトミーの現在地点。

今回はタカラトミーの決算に関してみていこうと思います。

タカラトミーといえば、トミカなど定番商品ありますし、本社は下町のほうなので結構ディフェンシブな会社なのかなと思いますが、意外と攻めのマーケしたり、プロ経営者いれてみたり、面白いです。なんか昨年までのIRは結構攻めていた印象ですが、今年は文字ベースでちょっと普通になっておりました。

参考↓

サマリーが上記です。

売上高1648億円。と期

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勝手決算:SONY/日立製作所/丸井から見る優秀なIRコミュニケーションとは。

勝手決算:SONY/日立製作所/丸井から見る優秀なIRコミュニケーションとは。

前回のラクスルちょっと反響ありました。

noteはダッシュボードで管理画面みたいなの見れるんですが、閲読数が最高値でした。facebook連携やTwitterへの連携が効いたのか、ちょっと熱めに書いたのがいいのか。

今回はTwitterで見たような気がした今期(3月決算⇒5月発表)のベストIRとされている3社を見てみようと思います。

①SONY

②日立製作所

③丸井グループ

①SONY

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勝手決算:ラクスル/業界を騒がせたTV事業(ノバセル)が広告業界に教えてくれたもの。

勝手決算:ラクスル/業界を騒がせたTV事業(ノバセル)が広告業界に教えてくれたもの。

久しぶりにnote更新です。

決算はドンドン出てきますが、全業種を追うのは現実的に厳しいのと少ないなりにも読んでくれる人(imp)がモノによっては100を超えたので、そろそろマーケ関連に限定しようかなと思います。現業の広告業にも生きるであろうし。

今回は「ラクスル」です。

2,3年前だったでしょうか。TV事業に進出したのは。結構注目してトラッキングしてまして、初めてIRに載せたのが19年(マ

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勝手決算:朝日放送/在阪放送局の雄の決算とはどのようなものか。

勝手決算:朝日放送/在阪放送局の雄の決算とはどのようなものか。

放送局の決算もアドマンとしてはチェックしておきたいところです。

DLEの株価爆上げ(アメリカ版のtiktokの日本参画のサポート、出資で一時爆上げ)の一件で、ふとABCが放送事業から色々展開し始めたのは結局どのくらいの事業になっているんだろうか。と思い立ち決算資料を見てみました。

連結のサマリーは上記になります。

売上が830億/営業利益33億円です。キー局が大体3000億円規模なので、そん

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勝手決算:サニーサイドアップ/世界一美味しい朝食を提供している会社。

勝手決算:サニーサイドアップ/世界一美味しい朝食を提供している会社。

知っているようでよくわからない会社サニーサイドアップの決算を見てみました。株主へのコミュニケーションも重要な要素ではありますが、株主ではない一般事業者、消費者の大まかなが事業理解にも決算資料は有用なので、非常に助かります。

20Q2の決算が最新のようで、その資料を確認します。

全体の概要が上記になっており、売上、営業利益、経常あらゆる指標で120%超級で成長しており、好調のようです。

セグメ

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勝手決算:AOI TYOホールディングス/制作会社業界2位のコロナ影響は如何に。

勝手決算:AOI TYOホールディングス/制作会社業界2位のコロナ影響は如何に。

16年だか17年だかにAOIとTYOの合併が報じられました。(CM制作業界2位と3位がくっついた)その時、業界はそれなりに盛り上がったわけですが、その後どういう決算状況なのか。今回は直近の決算資料をベースに確認していこうと思います。

入りからクソおしゃれで驚きました笑

これは決算資料だよね?という背景設定です。

株主や関係者に対し、デザインで応えようとする姿勢は非常に好感が持てます。

ハイ

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勝手決算:UZABASE/意識の権化newspicks運営会社の決算状況とは!

勝手決算:UZABASE/意識の権化newspicks運営会社の決算状況とは!

こんばんは。

今日はnewspicks運営会社のUZABASEのIR資料を見ていこうと思います。

まず見てもらえればわかりますが、「デザインが圧倒的にイケてる」のです。snowpeakもカッコいいですが、UZABASEもなかなかイケてる決算説明資料になっており、投資家、株主としっかりコミュニケーションを取っていこうという意思を感じます。すごい好感もてます。

20Q1の決算です。

サービスと

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勝手決算:リクルート/IRコミュニケーションというものを考えざるを得ない。

勝手決算:リクルート/IRコミュニケーションというものを考えざるを得ない。

今日は先日発表されたリクルートの決算を解説していければと思います。就職活動の際に第一志望でしたが、時を経てどう企業体が変わっているのか、ちょっと気になります。あの頃OB訪問をした社員さんはもうきっと、とっくのとうにやめていると思うけど、決算から読み解けることをみていきます。

まず、リクルートともあろう一大企業が「IRコミュニケーション」をやや疎かにしていることが気になりました…。たしかに「必要」

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勝手決算:サンライズ/アニメ製作会社サンライズの絶好調決算とは?

勝手決算:サンライズ/アニメ製作会社サンライズの絶好調決算とは?

今回はサンライズの決算です。バンダイGに属しており、単体では上場しておりませんので、細かい数字は非公表です。公告(上場していない会社でも一般のみなさんにどういう会社の状況か知らせる義務があり、それは官報や新聞などで公開されます)やバンダイGの決算資料をベースに見てみたいと思います。

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