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それはちがうんじゃないか

ある日の人生案内。

社会人2年目。
仕事で休憩も取れないくらい忙しいのに、サボっている先輩がいる。
それを上司に言っても、他人を悪く言うなと言う。
他人を悪く言わない為にはどうすればいいか、
という相談。

この彼女の声が、いつかの私の声と重なった。
全く同じなんかじゃないけれど、
彼女が置かれている環境が、想像できた。

だからこそなのかもしれない。
回答者は何てアドバイスするのだろうと、いつにも増して気になった。

しかし回答者の作家は、
まるで彼女の職場の上司、まんまではないか
と涙が出そうになった。

あなたは周りが見れていない、自己管理の甘さからきていることを自覚し、それができていないあなたに仕事を任せるのは、僕ならできない。
あなたが変われば、世話をする動物の毛並みも、春の陽を浴びたようにふくらむ。と。

なぜそんなことが言えよう。
休憩が取れないのは、
周りを悪く思ってしまうのは、
自己管理の甘さなんかではない。
その職場の労働環境だ。

彼女の仕事ぶりも知らない赤の他人が、
少し遜った文章を読んで間に受け、
あなたに仕事は任せられないと言う。
なぜそんな人を傷つけることが言えるのか。

最後の作家感を出してくる文章。
いや、そんな文章で癒されもしないし、
むしろ嫌気がさした

これはあくまで私の感じ方で
相談者は元気をもらったかもしれない。

だけどもしそうじゃなかったら、
届けたいことがある。


あなたは間違ってなんかいない。


休憩が取れないのは大変だよね。
でも少しでも時間が取れたら、休憩した方がいいよ。
たとえ5分、10分でも。
休憩を取らないと、逆に仕事のペースが遅くなるから。
少しでも休憩したらね、効率が上がってびっくりするよ。

誰がなんと言おうとね、仕事をしない人は、それが先輩でも悪いことだよ。
それを改善しない上司も悪い。
他の職場にはね、仕事が終わってなかったら助けてくれる人だっているんだよ。

もしもしその職場にこだわりがないのなら、
どうか無理せず
違うところで働く選択肢があることを忘れないでね。

周りを見てと言うのならば、
違う世界に足を踏み出していい、
色んな人がいるんだから、あなたはあなたのままでいい、
と言うこと。
だって間違ってないんだもん。
休憩を削ってまで頑張るあなたに合う職場が絶対ある。
あなたが変わる必要はない。

でもね、頑張り過ぎないでね。
社会人1年目2年目だと難しいかもしれないけど、
仕事ってこれからの人生の大半占めるモノだから、
毎日100%なんてできない。
力の抜き方も学んでいくんだよ。

かなり偏った想いかもしれないけど


届くだろうか。



いつかの自分に。


どこかの誰かに。




https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20231219-OYT8T50088/

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