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『アビゲイル』吸血バレエアクションホラー・B級バンパイア映画万歳!
■億万長者の娘を誘拐した寄せ集めのプロ集団だったが、実はその娘は吸血鬼で、監禁場所の屋敷で逆に襲われるというお話。
予告動画を見て、ネタバレじゃん、と思ったけれど、そういうサスペンスを求める映画ではなく、吸血鬼少女12歳がバレエの技で華麗に襲ってくるスプラッター気味おばかアクションB級映画だったので、難しいことは何も考えずに存分に楽しめた。
■吸血鬼映画というと『インタビュー・ウィズ・ヴァンパ
『エイリアン:ロムルス』シリーズ全体への愛にあふれた原点回帰
■フェデ・アルバレス監督は完全なエイリアン・マニアである。perfect organismならぬperfect alian maniaだ。
その確信にあふれた愛が不朽のSFホラー『エイリアン』の再構築を実現させ、’あなたの悲鳴は誰にも聞こえない’ 宇宙での恐怖の世界に再び僕らを突き落とす。
■リドリー・スコットがデビュー2作目で撮った『エイリアン』(79)は、暗闇と薄い光と水と蒸気の世界という彼
■【映画】エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 意味を喪失した世界に残る確かなもの
おばかと哲学と家族愛がみごとに溶け合い、さらに想定の上をいくものを心に残してくれる傑作だ。
■中国系の移民家族が経営する冴えないコインランドリー。店主のエヴリンは娘の問題や、ややこしい父親、優しいだけで頼りにならない夫、くせのある客たちの混乱のなかで納税の不備で税務署に呼び出され、精神的緊張はピークに。
夫と車椅子の父親を伴って税務署を訪れたエヴリンだったが、エレベーターの中で突如夫が別人格に
唐組・第73回公演 泥人魚 2024.6.2(日)新宿花園神社 メルヘンと生の泥との間に
唐十郎が亡くなって一か月になる。
高校時代の青春は芝居で、2年生の時に拙くもオリジナルの作・演出をした作品の原動力になったのは1985年の状況劇場・新宿花園神社赤テント公演『ジャガーの眼』。
大学生になり、社会人になり、赤テントどころか芝居もまったく見なくなり、はや30年。
それでも、NHKで録画し、もはやダビングを繰り返した裏ビデオのように劣化してしまった『ジャガーの眼 ’85』を引っ張り出し
デューン 砂の惑星 PART2
ドゥニ・ヴィルヌーヴ、好きです。
テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」をベースにした『メッセージ』で衝撃を受けて以来のファンです。
何がいいかというと
「見たこともない世界を体感する!!」
というような客観的な感想とか評価とかの余地もなく、身も心も映像の中に引き込まれてどっぷり浸かる、という感覚が素晴らしい。
モノトーンに近い抑えた景色と強い色彩の対比とか
そういう映像の美しさに引
ノスタルジア 4K修復版
■言葉というものを離れたときに、伝わるものがある。
ストーリーを追おうとすれば離れていき、
映像に身を沈めれば、心がそこに広がっていく。
これは、そういう映画だ。
遠ざかれば遠ざかるほど強くなっていく故郷や家族への想いと
どうにもならない現在と
それでもなお、そこに希望を生もうとする私
色彩と画面構成が、
それを区分しながら同時に溶け合っていく
■アンドレイ・タルコフスキーに出会ったのは
シ
村居正之の世界@郷さくら美術館
会期終了間際の村居正之展に行ってきた
村居正之さんの絵は見たことがなかったのだけれど、その群青色が気になって、気になって、やっと自分の目で味わうことができました。
いっやああああ、こんな青ってあるんだなあ。
諦めずに行って正解でした。大満足です。
写真撮影OKだったので、しっかり収めてまいりました。
目玉の《月照》も、すーっと吸い込まれるのだけれど
《遥か》と《昼下り》の2作品
とっても好