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子育ての話

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マスクの日々が終わっても

マスクの日々が終わっても

 ところが先日、とある女子中学生の中学校に、最初の保護者面談に行ってみると、まったく違う光景でした。廊下で出会う中学生、全員マスク…。
(ああ、なるほど。だから、とある女子中学生、毎日マスクを持って行くのか……。)
 中学校や小学校、世間はこういう感じなのかな?田舎のワイルドな高校に慣れすぎて、よく分かりません。

 新型コロナウイルスがあらわれて、最初に学校が休校になったとき、とある女子中学生は

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マスクだった日々

マスクだった日々

 いつものスーパーで、いつもの夕ご飯の買い物。
 昨日は突然の(予報を見てなかっただけかもしれませんが)大雨で、雨の降る前に帰り着こうとしたが間に合わなかったとある予備校生からの、「今すぐ駅に迎えに来て~」コールのために、いつもより遅い時間になった。

 買い物かごをとって、中に入ろうとしたら、久しぶりに、とある予備校生の同級生のお母さんに出会った。とある予備校生の高校の卒業式以来、つまりこの三月

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ちょっとゴールデンウィークらしい日記

ちょっとゴールデンウィークらしい日記

 今日、わたしは、午前中は学校。とある予備校生も、予備校。ただ、とある女子中学生だけ、土曜日が参観日だったために振り替え休日。

 長らく専業主婦だったので、とある者たちを置いていくという習慣がありません。(もういいと言われるまでは、とある者たちにに置いて行かれる立場でいたいわたしだったのに…。)こんなゴールデンウィークの休日みたいな日はなおさら、置いて行ったことがない。「もう大きいんだから。」と

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卒業式

卒業式

本日行われた、小学6年生の娘の卒業式。
卒業式には、いろんな別れが詰まっていました。

卒業生入場で、
卒業生と、マスクとの別れ
(卒業生は、だれも、マスクをしていなかった。
 このまま、マスクが外せなくならないか、
 と心配していた保護者には、
 うれしい姿)

ひとりひとり卒業証書を受け取って、
卒業生と、6年間過ごした小学校との別れ

卒業の歌を交換し合って、
卒業生と、在校生との別れ

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とある少女からの素朴な質問

とある少女からの素朴な質問

 春は出会いの季節ですよね~。

 それについて、とある少女から、素朴な質問。

 とある若者は、いつも朝出掛けるとき、余裕を持って出掛けたりはしない人です。そわそわしているか、バタバタしているか、のどちらか。
 その日も、カバンの中身を集めたり、急いでいるくせに途中でなぜかスマホでラインをチェックしたり、着替えて、靴下をはいたり、……で、友達との集合場所へ、慌ててシューズを履いて出掛けていきまし

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その後のレッスン

その後のレッスン

 とある少女の卒業式の歌(「旅立ちの日に」)のことで、ここにとやかく書いてしまったのが、もう8日前。(早い!)
 あれからも、やっぱりとある少女のわたしへの式歌指導は、続いている。

 てっきり、とある少女が、「卒業式ごっこ」にはまっているのだろう、と思っていたのですが、どうやら、「本番で弾く人」(とある少女も絶対に友達の名前を明かさない)の代わりに、卒業式の練習で伴奏をするときがあるらしい。あと

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セーター

セーター

明け方、とっても短い夢を見た。

三歳児に戻っている とある若者が
わたしが昔編んだ、
数字のロゴの入りの
下の方に水色の縞が入った
白いセーターを着て、
暑そうな
真っ赤な顔をしている

「暑いんじゃない?おいで?」
と、声をかけると、
近づいてきて、両手を上げて、
「脱がせて」のポーズで、背中を向ける。

セーターの両裾を
左右の手でつかんで
めくり上げて
脱がせようとすると
セーターは
自然

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卒業シーズン

卒業シーズン

 ここ数日、とても小さなお困りごとがある。
  
 とある少女は今月で小学校を卒業する。(とある少女は来月から、とある女子中学生に昇格だ。)
 卒業式には、どこの小学校でもだいたい、卒業の歌を合唱するところが多いのではないだろうか。
 とある少女は、一応ピアノを習っているので、担任の先生に勧められて、学年で数名が受ける卒業式の歌の伴奏者オーディションを受けることになり、年が明けた頃からだったか、家

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頭から派?お尻から派?         先に読む派?とっておく派?

頭から派?お尻から派?         先に読む派?とっておく派?

 ♪ チョココロネ食べるのどっちから?頭から派?お尻から派? ♪
じゃないですが、みなさんは、日々画面に流れてくる、noteのいろいろな記事、読みたい記事は、先に読む派ですか?それとも、とっておく派ですか?

 本来わたしは、チョココロネはクリームの入っていないお尻から食べる派です。最後がおいしい方がうれしい。でも、イチゴはより味の濃い尖った方から派です。イチゴは先から食べると、味の薄いヘタの近く

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冬休みの米つぶ騒動

冬休みの米つぶ騒動

とある若者:
 昨日もだったんです。オレがテーブルのオレの椅子から立ち上がって、スマホをポッケに入れて、2歩進んだら、あの気色の悪い、ねちょっとする感覚……。米つぶを踏んづけたんです。アイツが悪いんです。うちの妹が。アイツ、昨日もテーブルの下に米つぶ落としてたから、「きれいに食べろよ!」って、忠告したんです。それなのに、さっきまた、昨日と全くおんなじように落としたままにしてたんです。だから、「きっ

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ぞうきん。

ぞうきん。

もうすぐ新学期
新学期と言えば
提出物、
提出物と言えば
「冬休み帳」
(そんなの、昔からありましたっけ?)
「通知表」には印鑑を忘れずに
そして、
「ぞうきん2枚」

本当は子どもが自分で縫ってもいいのでしょうが、
「縫う?」
「……NO……。」

それで、「小さい 白い にわとり」のように
ひとりでぞうきんを縫います

少し古くなったけど
きれいに洗ったタオルを
手でアイロンをかけて
なるべく

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YouTubeがわたしに、 aiko をおすすめしてくる理由

YouTubeがわたしに、 aiko をおすすめしてくる理由

 たしか、今から7年前。遠くに住んでいるほうのおばあさんから、とある幼稚園生(現とある少女)の誕生日に、「カラオケランキンパーティー」というおもちゃが届きました。
 テレビにマイクをつないで歌うと、採点してくれるおもちゃのカラオケです。当時のとある幼稚園生は、アイドルを目指す主人公がアイドル活動でスターになっていくというテレビアニメにはまっていて、本物の(っぽい)マイクに、なかなか目を輝かせていま

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aikoと言えば、

aikoと言えば、

 aikoと言えば、恋の歌。なんでしょうが、今のわたしが聴くと、なぜか、親心/主婦心を言い当てているように聞こえてしまう。バイアスというやつでしょうか。

 例えば、子どもが赤ん坊ないしはそれに近いときは、有名曲「カブトムシ」。

   少し背の高い~(←これは関係ない) あなたの耳に寄せたおでこ~
   あま~い~ におい~に~ さそわれたわたしは カ~ブトムシ ♪

 抱っこしたときの、小さな

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水溜まり

水溜まり

動きを止めて 張りつめた動物のように
ぴんと水を張り詰めた 大きな大きな水溜まり

銀色の空と
グレージュの裏山が 静かに映り込んでいる

水溜まりの手前には
ピンクの真新しいながぐつ

しばし立ち止まって
水溜まりを値踏みして
ためらっている

思いとどまってくれるのか……?

しかし、

そうっと、一歩……

そうっと、もう一歩、

入ってしまえば、

バシャバシャ! バシャバシャバシャバシャ

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