しらゆき

19歳にしか書けない文章を

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固定された記事

いじめを乗り越えた障がい者の私が、自分を好きになれた話

Ⅰ. はじめに「普通ってなんだろう。」 幾億回も私が思ったことだ。 このnoteを読んでくれたあなたなら、この疑問をどう捉え、どう返すだろうか。 私が答えるならば、そ…

しらゆき
2年前
98

今日の短歌3首 『さよなら』

人生かそれともまたは品性か さよならに継ぐ語を想う夜 さよならを素直に言えず分解し 戻せなくなった教室の隅 天国とやらに両手をかざす僕 菩提樹のつもり まだ雨は降る…

しらゆき
3日前
7

死別

大好きな、わたしを救ってくれた人が、亡くなった。1月下旬、突然の交通事故だった。 まだそれを現実だと受け止められていない節があるが、吐き出すために書く。 その人…

しらゆき
2か月前
11

18歳最後の夜、それでもNUMBER GIRLに帰依する

一年に一回、誕生日前夜につらつら感情とNUMBER GIRLへの想いを書き綴るわたしの謎の企画もついに3回目を迎えた。 17歳最後の夜に思いつきで始めたnote。 記事にコメント…

しらゆき
6か月前
6

17歳最後の日に聴くNUMBER GIRLと、私の世界終末時計。

2022/11/17。私の誕生日前夜。 そして私のnote初投稿から1年である。 1年前の今日、初めてnoteに投稿したのもナンバガの話だったっけなあ、と思い返す。 1年前の私は、…

しらゆき
1年前
8

昨日公開した記事、通信環境の悪い車の中で書いてたのでnoteの挙動がおかしく、ヘッダーが風景の画像を選んだはずなのに何故かカメラロールにあった私の推しの画像になってたので慌てて修正しました。恥ず。

しらゆき
1年前
2

図書室の幽霊だった私と、私の文を褒めてくれたあの子の話。

私は今17歳の女子高生だ。 紆余曲折を経て今は地元から少し離れた通信制高校に通っている。 今こうしてnoteに書いているように、私は文章を書くという行為が好きで好きで…

しらゆき
1年前
15

夜に酔う話

「視えぬ、オルタナ」という小説を、拙作ながら書いていたのだが、正直、投稿した1話、2話を読み返して吐きそうになった。書き出しからもう見るに堪えなかった。 多分、続…

しらゆき
1年前
11

16歳最後の夜、NUMBER GIRLと私。

執筆開始、2021/11/17、18:29。 16歳、最後の夜である。 またひとつ若さと青さを失ってしまうんだなあ、と、 NUMBER GIRLのライブ盤、「サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態」…

しらゆき
2年前
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いじめを乗り越えた障がい者の私が、自分を好きになれた話

いじめを乗り越えた障がい者の私が、自分を好きになれた話

Ⅰ. はじめに「普通ってなんだろう。」
幾億回も私が思ったことだ。

このnoteを読んでくれたあなたなら、この疑問をどう捉え、どう返すだろうか。

私が答えるならば、それは「わからない」だと、最近ようやく気付いた。

私は今17歳で今年18歳になる高校2年生だ。

あなたは今、18歳で高校2年生?と思ったかもしれない。

「普通」に行けば高校3年生でしょう、と思ったかもしれない。

そう、その「

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今日の短歌3首 『さよなら』

人生かそれともまたは品性か
さよならに継ぐ語を想う夜

さよならを素直に言えず分解し
戻せなくなった教室の隅

天国とやらに両手をかざす僕
菩提樹のつもり まだ雨は降る



今日から週に3首ほど、短歌を詠み載せていこうと思います。もしかすると気まぐれで投稿頻度が週に1度より多くなる日もあるかもしれません。

今日の歌のテーマは、『さよなら』でした。

この歌たちが、誰かの心の隅っこで生きていら

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死別

大好きな、わたしを救ってくれた人が、亡くなった。1月下旬、突然の交通事故だった。

まだそれを現実だと受け止められていない節があるが、吐き出すために書く。

その人はわたしが通信制高校に転入した3年前に、ちょうど赴任してきた先生。そしてわたしが所属する軽音楽部の顧問。

これまでの人生で、わたしは学校と教師という概念に良い思い出を持っていなかった。それどころか教師に虐げられ、傷つけられた経験しかな

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18歳最後の夜、それでもNUMBER GIRLに帰依する

18歳最後の夜、それでもNUMBER GIRLに帰依する

一年に一回、誕生日前夜につらつら感情とNUMBER GIRLへの想いを書き綴るわたしの謎の企画もついに3回目を迎えた。

17歳最後の夜に思いつきで始めたnote。
記事にコメントやいいねを頂くことも多々あり、日々それらの反響に有難く思いながらわたしは胸を暖めている(すべて目を通させて頂いています、本当にありがとうございます)。

さて、今日は18歳最後の夜である。
18歳。振り返ってみれば、一応

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17歳最後の日に聴くNUMBER GIRLと、私の世界終末時計。

17歳最後の日に聴くNUMBER GIRLと、私の世界終末時計。

2022/11/17。私の誕生日前夜。

そして私のnote初投稿から1年である。

1年前の今日、初めてnoteに投稿したのもナンバガの話だったっけなあ、と思い返す。

1年前の私は、「またひとつ、若さと青さを棄ててしまうんだなあ」とか、一丁前に偉そうなことを書いていたような気がする。

まあ、表現が少し壮大なだけで言っていることは間違いではないんだけれど、少しだけ恥ずかしくなる。

明日にはも

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昨日公開した記事、通信環境の悪い車の中で書いてたのでnoteの挙動がおかしく、ヘッダーが風景の画像を選んだはずなのに何故かカメラロールにあった私の推しの画像になってたので慌てて修正しました。恥ず。

図書室の幽霊だった私と、私の文を褒めてくれたあの子の話。

図書室の幽霊だった私と、私の文を褒めてくれたあの子の話。

私は今17歳の女子高生だ。
紆余曲折を経て今は地元から少し離れた通信制高校に通っている。

今こうしてnoteに書いているように、私は文章を書くという行為が好きで好きで堪らない。将来は作家業を生業にしたいと思えるほど、思わせてくれるほど、文章は私を虜にした。

私は幼い頃から文学と文章、言葉といったものが好きだったと記憶している。母から、私が3歳くらいの時、私があまりにも物音も立てずにいるものだか

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夜に酔う話

夜に酔う話

「視えぬ、オルタナ」という小説を、拙作ながら書いていたのだが、正直、投稿した1話、2話を読み返して吐きそうになった。書き出しからもう見るに堪えなかった。

多分、続きを読みたい人もいるんだろうとは思う。ただ、自分であの文章に納得がいっていない。何より良い文章が書けたと自分で認められていない。だから、少しの間だけ、あの小説たちは非公開にさせて頂きたい。非常に申し訳ない。
自分なりにもう少し練り直して

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16歳最後の夜、NUMBER GIRLと私。

執筆開始、2021/11/17、18:29。

16歳、最後の夜である。

またひとつ若さと青さを失ってしまうんだなあ、と、
NUMBER GIRLのライブ盤、「サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態」を聴きながらぼんやり思った。

少女と、焦燥、繰り返される諸行無常が詰め込まれたこのバンドの音楽を聴いていると、自然とそう思えてしまう。

14歳でNUMBER GIRLというバンドに出逢っ

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