マガジンのカバー画像

雑誌「1番近いイタリア」

31
雑誌「1番近いイタリア」に関する記事。 マンマのイタリア家庭料理研究家Aoi Aurora、こと中小路葵が編集長を務める季刊誌です。 コンセプトは「日本の家庭で楽しむイタリア料…
運営しているクリエイター

#マンマを訪ねて3000里

「1番近いイタリア2024春号(Vol.17)」刊行!

「1番近いイタリア2024春号(Vol.17)」刊行!

「1番近いイタリア」2024年春号を刊行!

あっという間に第17号、温かい読者の皆様に支えられていることに感謝です。

イタリアで見つけた「土地と生きる食の豊かさ」を、皆様に生の魅力たっぷりでお伝えできれば幸いです。

さて、今号はいかに!

2024年春号巻頭エッセイは「カーブを曲がると」、トスカーナ州をバイクで旅した時の短編です。

マンマのレシピ集、今号のテーマ食材は「リコッタチーズ」。

もっとみる
村の言葉

村の言葉

この記事は雑誌「1番近いイタリア」の巻頭エッセイからの抜粋です。

「1番近いイタリア」についてはこちら。

村の言葉「アーメン」永遠に続くかに思えた牧師の祈祷が、一同の唱和によってピタッとしまった。高い天井に声が吸い込まれ、人々も音を仕舞い込むようにして帰り支度をし、一人また一人と出口の扉から出ていく。私も周りにならって席を立つと、身長差のある老夫婦が私と訪ねていた友人セレナの元に近づいてきて「

もっとみる
夏の音

夏の音

※この記事は「1番近いイタリア2022年夏号」の巻頭エッセイの抜粋です

「1番近いイタリア」についてはこちら。

7月24日、日曜日、快晴、気温36度。浜に寄せる波の音、お腹の底を揺らすような海の家の音楽、風に乗って届く人々の笑い声。夏だ。

燦々と輝く太陽の光を受けて、水面をこれみよがしに輝かせる海面に、子供も大人も思い思いに波を立てる。大きく息を吸うと、湿った潮の風が音を立てて肺に入る。隣に

もっとみる
「1番近いイタリア2022春号(Vol.10)」刊行!🇮🇹🎉

「1番近いイタリア2022春号(Vol.10)」刊行!🇮🇹🎉

「1番近いイタリア」2022年春号を刊行!

なんと、記念すべき10号め!
全て温かい読者の皆様に支えられてのこと、感謝の気持ちで一杯です。

イタリアで見つけた「土地と生きる食の豊かさ」を皆様にお伝えしよう、
その創刊当初の想いは、今も何一つ変わっておりません。

回数を重ねると忘れてきてしまうこともありますが、原点に立ち戻り、「好き」「伝えたい」を突き詰めようと思います。

みなさんも一緒に、

もっとみる