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指導者としてまず必要なのは、好かれることじゃなく『○○されること』

 こんにちは

 この頃、「これから🎾コーチとしてもチャレンジしていきたいけど、どうしたら生徒さんから好かれますか?」という質問をいただくことがあります

好かれる?

 私は、『好かれる』という事を意識して生徒さんを指導している…と言う気持ちはありません

 こう書くと「え?それじゃあ生徒さん集まらなくない?」って思う方、多いかもしれません

 けれども、私は、「好かれる」では生徒さんはあんまり集まってくれないと思っています

「好かれたい」指導者って…

 「好かれたいんだろうな…」って感じる指導者さんって、指導している時の雰囲気でわかります

 なんというか…変に褒める方とかいらっしゃいます

 『褒めて伸びる』『褒めて伸ばす』っていうことが良く言われていますけど、「それを褒められても、生徒さん嬉しくないわ」というくらい、変に褒める方が…

 あと、「それは良くない」という事を言わないばっかりに、全体のムードを悪くしてしまう…なんてこともありますね~

 「こうしたら良くなりますよ」っていうことが、そもそも「今、ここが良くないんです」って言っているという事になるとかで、指摘できないんだそうです…まぁ、「良くないんです」って遠回しに言っているわけですけど

 これも「好かれたい」という心が、「良くないことを良くないと言えない」という形にしてしまって、結果的に生徒さんのレベルアップの道を閉ざしてしまっていることにつながっているかなと思います

カミナリ落としました

 先日のレッスンで、久しぶりにカミナリを落としました

 理由は、「その生徒さんとの目標である『試合に勝ちたい』という事とかけ離れた気持ちで練習試合をしているところが見受けられて、試合の途中からは更に状況に流されているように見えたから」です

 なので、「今、目の前の試合に勝ちたいと思っているように見えない」とはっきりと言いました

 「勝ちたい選手はこんなことをしない」とか、「勝つために必要なことを実行していない」という事もちゃんと説明しました

 そうしたら、ちゃんとそこから気持ちを入れ替えて、試合内容を変えて、時間切れになってしまいましたが流れを変えることはできていました

「好かれたい」人には考えられませんね

 こんなカミナリ、「好かれたい」人からしたら、考えられませんよね…もうこの時点で、生徒さんが次の練習から来てくれないんじゃないかと思ってしまうかもしれません

 けれども、そんなことはありません

 レッスンのコンセプトがしっかりしていて、あなたがその軸からぶれることなく一貫性のある姿勢を示していたら、大丈夫です

 コンセプトがしっかりしているとは、テニスで言ったら『勝ちたい人が集まるクラス』『楽しくみんなとプレーできるようになることが目標のクラス』など、そのクラスの目標をはっきりさせましょうねと言うことです

 それができていなくて、褒めたり怒ったりしているようだと、「今日のコーチは機嫌が悪いのかな」とか思われるだけになってしまうと思います

大事なのは、「好かれることじゃなくて○○されること」

 先ほどから「好かれることが大事なのではない」という事を言ってきました

 では、コーチとしてどういうことを意識していったら良いのかと言うと…

 『信頼されること』です

 「私は、このコンセプトのクラスに来ているあなたに、目標達成してもらうために、お手伝いしているんです」という事をしっかりと言葉や態度で伝えるという事をしていく…

 これが、大事になると思います

 選手育成のようなクラスに、厳しいながらも必要なトレーニングを課していた時、「鬼!👹」って言われたことは何度もあります

「なんとでも言いなさい」

 そこで気持ちが弱気になってしまうコーチもいるかと思いますが、私は…    「なんとでも言いなさい」
「私は、あなたが試合に勝つために必要なトレーニングを心を鬼にして提供しているわけだから、鬼👹とか言われても全然気にしないし、それでトレーニングメニューが軽くなることはない」
「私もこのトレーニングを自分でもしているから、キツさはわかってやらせています」
と言っていました

 そうしたら、みんな、それまでよりも前向きにトレーニングに取り組んでくれるようになって、それが成績につながり、本人たちの自信につながったのです

関係ありますか?

 そこで私がその日の気分で楽しくしたり厳しくしたりしていたらどうでしょう?

 それこそ、信頼もされないし、生徒さんもついてきてくれないと思います

 そこ、「人間的にその人のことが好き」とか、関係ありますか?

 「その人のことは好きだけど、上達はしないからレッスンはたのまないなぁ~」なんて、ザラにあります

しっかりと磨きましょう

 あなたが生徒さんからサポートを依頼されるっていうのは、素晴らしいことですね

 ですから、あなたの軸をしっかりと磨くと共に、生徒さんからのニーズとかリクエストされていることも頭に入れて、更に軸を強固なものにしていきましょう

 そうしたら、もっとそれを必要としてくれる人が、あなたに会いに来てくれると思いますから、楽しみにしてくださいね

最後に

 最後までお読みくださってありがとうございました

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