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日々の記事

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気になったこと、気がついたこと、心が動いたこと。
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2021年11月の記事一覧

感度のアンテナをさらに高めると気分がかわる。幸せ体験もふえていく

感度のアンテナをさらに高めると気分がかわる。幸せ体験もふえていく

だいぶ前だけれど、他県に行って湾岸沿いの道をドライブしていたとき。車窓からみえる海の景色をみながら、何か足りない気がした。

わたしの住む場所では、30分くらい車で走ればすぐに海岸につく。絶壁の上につくられた道を走りながら、眼下に広がる海を眺める。うち寄せる波は大きなうねりをみせる。

太平洋の波はドラマチックだ。潮風がぶわ~っと吹きよせる。カーブを曲がりキラキラと光る青い海が見えてくると胸がいっ

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ホームセンターは熱い:技術の進歩を気軽に体感できる場所

ホームセンターは熱い:技術の進歩を気軽に体感できる場所

CAMUIロケット(カムイロケット)は、民間の企業が開発にとりくみ打ちあげ試験をおこなっているロケット。

ドラマ化された「下町ロケット」のモデルになったともいわれている。

宇宙開発という壮大な事業に、北海道の町工場がとりくんでいる、というのを知ったとき、わたしは驚き目を見はった。

その企業、植松電機の植松務さんが著した『空想教室』を読んで、さらに驚き目を丸くすることになる。

カムイロケット

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理想のイメージと私の本心とのズレに気がついた話

理想のイメージと私の本心とのズレに気がついた話

先日、友人たちと話していて、わたしに対して、”手間ひまをかけた丁寧な暮らし方がしたい人”、というイメージをもたれているのに気がつきました。

土鍋でご飯をたき、古い小道具を手入れしながら、不便さも楽しみつつ使っているような。

そういわれて「そうかなぁ」と考えつつ、よくよく気持ちを感じてみたら、実はそうでもないなぁと。

いえね、古民家カフェなどすっごく憧れます。古道具を生活にとりいれてレトロな雰

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尾羽で舵をとり上昇気流を乗りこなすトンビ

頭のうえを飛びまわるトンビ。いちばん近いときには、2メートル くらいしか離れていなかったと思う。

はるか遠く高みにもスイスイと、上昇気流にのってあがっていく。

撮った動画をみていたら、尾羽をくるりくるりと動かしている。

調べてみたら、トンビはほとんど羽ばたかずに、尾羽を巧みにつかって舵をとるのだそう。間近で観察できて感動した。

いまの自分にモヤモヤしたときって、きっと新しい自分が生まれでようとしているサイン

いまの自分にモヤモヤしたときって、きっと新しい自分が生まれでようとしているサイン

意識(考え方+感情)がかわるとき、必ず言動もかわる。その人の外側に変化があらわれる。

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この一年間のわたしのテーマのひとつは、『これまで自分に課してきた型を外れる』だったな、と思う。(すでに年末ふりかえりみたいですが)

この『型を外れる』のわたしの中でのイメージは、赤い髪の人魚だ。

少し前に、自分が無意識にとらわれていた制限があることに気づいた。そのときにしたイメージワークで、赤

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自然の知性。身体はいちばん身近な自然だと思う

自然の知性。身体はいちばん身近な自然だと思う

昨日の記事でも書いた、映画『素晴らしき、きのこの世界』のなかで、ある研究者が言っていた。

「自然には知性がある。わたしたちが自然とのコミュニケーションをおこたっているために理解できないだけ。」

そのままの言葉どおりではないけれど、こんなふうな内容を。

コミュニケーションとは。WEBの広辞苑で検索してみる。

①社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。言語・文字その他視覚・聴覚

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キノコ(粘菌)が地球を循環させている:映画『素晴らしき、きのこの世界』

キノコ(粘菌)が地球を循環させている:映画『素晴らしき、きのこの世界』

キノコの映画を観た。

キノコは、植物でもなく動物でもなく、その中間のいきもの、って知っていましたか?

わたしは、南方熊楠(みなかた くまぐす)さんの伝記を読んだときに知りました。

熊楠さんとは、日本の博物学者、生物学者、民俗学者。

生物学者としては粘菌の研究で知られている。フィールドワークで膨大な標本をあつめ、膨大な知識をもち、言動や性格もけた外れのすごい人だった。

どんな活動をしていた

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いま居心地がいい場所

いま居心地がいい場所

わたしは、いま水辺が好きみたいだ。

よく通っている図書館の敷地のなかに池がある。

池のほとりには、かなり昔にいちど行ったことがある。けれど、どんな雰囲気の場所なのかは忘れていた。

今日は本を借りたあと、まっすぐに駐車場には向かわない。逆方向にある池のほとりにまで足をのばしてみる。

図書館まえの広場のはじに植わっている並木の枝葉ごしに、光る水面が見えた。水鳥が3羽泳いでいる。

広場のはじに

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叔母が与えてくれたもの その2

叔母が与えてくれたもの その2

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先日、叔母の葬儀が終わり、わたしは叔母がわたしに与えてくれたものについて思いをめぐらせた。

とても個人的な思い出の話です。叔母への感謝をこめて、そして気持ちの整理のためにも書きたくなりました。

その1 からのつづきです

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わたしにとって叔母は、解放者だった。

型にはまることが大きらいで、上っ面のことを言っていると、つまらなそうにする。しっかりこちらの話を聴きながら

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叔母が与えてくれたもの その1

叔母が与えてくれたもの その1

人との出会いは、化学反応のような変化をもたらす。多かれ少なかれのちがいはあれど、出会う前とまったく同じ状態にはもうもどらない。

わたしはそれを、エネルギーの変化として考えてみる。わたしはこの世のしくみを理解するのに、占星術というモノサシをつかう。惑星や12サインというシンボルの意味をつかって、そのエネルギーの変化を言葉にしてみたりする。

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先日、叔母の葬儀が終わり、わたしは叔母がわ

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この世は人が紡ぎだした物語でできている

この世は人が紡ぎだした物語でできている

最近、必要があってロバート・J・シラー著『ナラティブ経済学』を読んだ。

実のところは、読んだ、と言い切れるかはわからない。本の内容がしっかりと理解できたわけではないから。だいたい大まかに目を通した、という方がしっくりくるかな。

それでも、この本に書かれていることの端ばしに気づきがあったし、これまでわたしが、何となくそうだろうと感じてきたことへの答えだと感じるものがあった。

『ナラティブ経済学

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