ちーかま

新選組と恋乱大好きな似非歴女 おもに簡単な動画と画像編集作り、恋乱の二次小説を書いて…

ちーかま

新選組と恋乱大好きな似非歴女 おもに簡単な動画と画像編集作り、恋乱の二次小説を書いています ※二次小説は主にアメブロにて別名で書いています https://profile.ameba.jp/me

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記事一覧

葉桜 ✎

京の市中を山南さんと巡回している時だった。 俺は雨に濡れた桜の木の下で立ち止まった。 花はとっくに散り、緑の葉が生い茂っている。 「………」 「土方くん、どうした…

ちーかま
6日前
2

永遠の詩【土方歳三】-薄桜鬼- ✎

※薄桜鬼の二次小説です 多くの仲間を戦で失い、別れを告げ来た俺は今、蝦夷の地にいた。 傍らには無理やり蝦夷まで乗り込んできた雪村がいる。 江戸へ帰す機会は…

ちーかま
6日前
3

桜雨 ✎

「桜ももう終いだなぁ」 雨に濡れる桜を眺めながら芹澤が呟いた。 「なぁ土方よ。終いの頃の桜の花の中心が赤くなる理由を知っているか?」 芹澤は桜の枝を軽く撓らせ、花の…

ちーかま
12日前
4

スパークル【真田幸村】-天下統一 恋の乱- ✎

説明し難い感情を胸に、俺は一人庭で鍛錬をしていた。 雑念を払うように己を奮い立たせる事数時間、気がつけば空は薄暗く、ぼんやりとした月明かりが俺を照らしていた。 …

ちーかま
2週間前
3

YURA YURA 【藤林朔夜】-天下統一 恋の乱- ✎

弦夜影EDの後日談で朔夜目線です 「弦夜…抜け忍の庇い立てするなら、お前も始末する」 「もう後戻りは出来ねぇな…朔夜」 俺の半身である双子の兄である弦夜は、…

ちーかま
2か月前
3

YURA YURA 【藤林弦夜】-天下統一 恋の乱- ✎

弦夜影EDの後日談です ヒロインの名前は華、月ともに基本『陽菜』となっています あの夜、捨てる事など出来ないはずだった双子の弟の朔夜を裏切り、陽菜を選ん…

ちーかま
2か月前
5

私の『作品』の作り方➂

作品の作り方は前に二度書いたのですが 今回は天下統一 恋の乱の秀吉さまのショートストーリーについて書いて行きます そもそも私の中で秀吉さまはお笑い要員だったので…

ちーかま
2か月前
2

愛してる【織田信長】-天下統一 恋の乱- ✎

信長さま外伝の後日談です ヒロインの名前は陽菜です 俺は光の中にいた。 眩さに目を凝らしていると、目の前に死んだはずの…俺が自ら手にかけた弟の信行が現…

ちーかま
3か月前
4

未来予想図 【犬千代/前田利家】-天下統一 恋の乱- ✎

「犬千代?大切な話って何?」 幼なじみの陽菜は首をかしげながら、俺に問いかけてくる。 そんな仕草さえ可愛くて、緊張が走り俺は言葉に詰まるのだ。 (俺の気持ちをハッ…

ちーかま
3か月前
3

守りたい人 【織田信長】-天下統一 恋の乱- ✎

あやつに昔の話をしたせいで、ガラにもなく感傷的になっていたのだろうか。 あの頃の夢を見た。 織田の再興を図るため非道を繰り返し、弟である信行を自ら手にかけ、魔王…

ちーかま
4か月前
4

私の『作品』の作り方②

先日、恋乱の信幸さま(幸村さまのお兄さん)の動画を作りました その作り方をざっと説明します 使用したアプリはCapCutです 一分未満のショート動画なので、まず歌詞を見…

ちーかま
5か月前
2

小さな祈り 【前田利家】-天下統一 恋の乱- ✎

「で?今日は陽菜ちゃんと何で喧嘩したの?」 「してねぇよ!ちょっと言い合いになっただけで…」 陽菜は俺、前田利家の幼なじみで…今は恋仲の関係だ。 だが今朝些細な事で…

ちーかま
7か月前
3

会津魂 ✎

✐幕末を強く生きた山本八重のお話です 私の愛する会津は戦火の中にあった。 西郷頼母様の奥方様を始め、戦の足手まといになるまいと考えた女達は自ら命を断った。 中野…

ちーかま
8か月前
4

私の『作品』の作り方

『作品』と言えるような大作なんて作れませんが(*᠔´〰`*)。 今ショートストーリー(以下SS)を書いていて、ふと思ったんです。 頭を整理するついでに『作り方』を書いて…

ちーかま
10か月前
2

大好きだよ。【織田信長】-天下統一 恋の乱-✎

※天下統一 恋の乱の二次小説です。ヒロインの名は陽菜です。 天正十年六月二日早朝 本能寺は炎で赤く染まっていた 前日に信長様は本能寺にて茶会を開き、そのまま…

ちーかま
11か月前
2

引き金 -Trigger- ✎

※新選組副長土方歳三のお話です 初めは照れくさい感じのあった洋装にもすっかり慣れた。 当たり前のように結っていた髷も落とした。 ザンギリ頭の自分の姿は、自分で言…

ちーかま
11か月前
3
葉桜 ✎

葉桜 ✎

京の市中を山南さんと巡回している時だった。

俺は雨に濡れた桜の木の下で立ち止まった。

花はとっくに散り、緑の葉が生い茂っている。

「………」

「土方くん、どうしたんだい?」

「山南さん、アンタは散り際の桜を見た事があるか?」

「あぁ…確か花の中心が赤くなっているような気がするね」

「その通りだ。だったら桜の花の中心が赤くなる理由を知っているか?」

「考えた事がなかったな…何故なんだ

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永遠の詩【土方歳三】-薄桜鬼- ✎

※薄桜鬼の二次小説です






多くの仲間を戦で失い、別れを告げ来た俺は今、蝦夷の地にいた。

傍らには無理やり蝦夷まで乗り込んできた雪村がいる。

江戸へ帰す機会は幾度もあった。

だが頑固なコイツは俺の傍を離れなかった。

雪村は黙って書類の整理をしながら、文机の上にある湯呑みの中身を気にしている。

「雪村、お前は何故此処にいる?」

「えっ?」

「何故頑なに江戸に帰ることを拒んだ?」
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桜雨 ✎

桜雨 ✎

「桜ももう終いだなぁ」

雨に濡れる桜を眺めながら芹澤が呟いた。

「なぁ土方よ。終いの頃の桜の花の中心が赤くなる理由を知っているか?」

芹澤は桜の枝を軽く撓らせ、花の香りを嗅ぐ仕草をしながら俺に問うた。

「いえ…」

俺が短く答えると、芹澤は笑いながら言葉を続けた。

「ぶわっ!良いねぇ、嫌悪丸出しで。お前は本当に分かりやすい」

「…」

どんな瞬間もこの男と馴れ合うつもりはない。

だか

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スパークル【真田幸村】-天下統一 恋の乱- ✎

説明し難い感情を胸に、俺は一人庭で鍛錬をしていた。

雑念を払うように己を奮い立たせる事数時間、気がつけば空は薄暗く、ぼんやりとした月明かりが俺を照らしていた。

「もうこんな時間か…夕餉を取るのも忘れていたな」

「幸村様?」

廊下が軋む音に振り向くと、そこには陽菜が立ち尽くしていた。

「夕餉の場にいらっしゃらないと思ったら、こんな時間まで鍛錬ですか?」

陽菜は呆れ顔をしながら庭へ降り、俺
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YURA YURA 【藤林朔夜】-天下統一 恋の乱- ✎

弦夜影EDの後日談で朔夜目線です










「弦夜…抜け忍の庇い立てするなら、お前も始末する」

「もう後戻りは出来ねぇな…朔夜」

俺の半身である双子の兄である弦夜は、里の命より、任務よりも…この俺でもなく陽菜を選んだ。

何時かはこうなるのではないかと、心の奥底で思っていたのかもしれない。

俺の心中は驚くほど冷静だった。

「朔夜…わりぃな。死んでもらうわ」

「それは俺の台詞だ」
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YURA YURA 【藤林弦夜】-天下統一 恋の乱- ✎

弦夜影EDの後日談です

ヒロインの名前は華、月ともに基本『陽菜』となっています










あの夜、捨てる事など出来ないはずだった双子の弟の朔夜を裏切り、陽菜を選んだ。

その代償はあまりにも重かった。

朔夜の放った刃から俺を庇った陽菜は、右腕に大きな傷を負った。

それはただの薬師として生きて行きたいと願う陽菜の人生を奪った。





「弦ちゃん!凄いね!ほんと筋が良いよ」

「な
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私の『作品』の作り方➂

作品の作り方は前に二度書いたのですが

今回は天下統一 恋の乱の秀吉さまのショートストーリーについて書いて行きます

そもそも私の中で秀吉さまはお笑い要員だったのですが

『恋の沸点が低そう』『叶わぬ恋をしてそう』

とか散々なコメントのやり取りの果に

『秀吉さま専用ヒロインを作ってはどうか』

というご意見をいただき、秀吉さま専用ヒロイン【琴音】が誕生いたしました

恋乱のヒロインって殿ごとに
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愛してる【織田信長】-天下統一 恋の乱- ✎

信長さま外伝の後日談です

ヒロインの名前は陽菜です










俺は光の中にいた。

眩さに目を凝らしていると、目の前に死んだはずの…俺が自ら手にかけた弟の信行が現れた。

「兄様、お探ししておりました」

信行は屈託のない笑顔を俺に向ける。

「美味しい饅頭を手に入れました。兄様に召し上がっていただきたく…」

そう言って饅頭を一つ俺に差し出した。

「一つしかないではないか」

「え
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未来予想図 【犬千代/前田利家】-天下統一 恋の乱- ✎

「犬千代?大切な話って何?」

幼なじみの陽菜は首をかしげながら、俺に問いかけてくる。

そんな仕草さえ可愛くて、緊張が走り俺は言葉に詰まるのだ。

(俺の気持ちをハッキリ言うだけだろ)

そう己を奮い立たせるが、いざとなると言葉が詰まる。

「だからよ…」

何時からこの幼なじみが好きなんだと問われれば、遠い昔からだと答える。

「うん…あっ…もしかして」

「なっなんだよ!」

みっともなく声
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守りたい人 【織田信長】-天下統一 恋の乱- ✎

あやつに昔の話をしたせいで、ガラにもなく感傷的になっていたのだろうか。

あの頃の夢を見た。

織田の再興を図るため非道を繰り返し、弟である信行を自ら手にかけ、魔王と呼ばれていたあの頃の夢を。





気がつけば目の前に見知らぬ女がいた。

女はポカンとした顔で俺の顔を眺めている。

「貴様…何者だ?」

女中に紛れた刺客かもしれない。

「名を聞いている。名乗れ」

だが女は口をパクパクとさせ
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私の『作品』の作り方②

先日、恋乱の信幸さま(幸村さまのお兄さん)の動画を作りました

その作り方をざっと説明します

使用したアプリはCapCutです

一分未満のショート動画なので、まず歌詞を見つつ画像を当て込む順番を決めます

ざっと画像の流れを作ったら音楽を合わせて、頭から順番に画像の長さを決めていきます

その間に画像を入れ替えしたりもします

大まかな流れが決まったら、音楽を聴きつつ画像と画像の間の切り替えや
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小さな祈り 【前田利家】-天下統一 恋の乱- ✎

「で?今日は陽菜ちゃんと何で喧嘩したの?」

「してねぇよ!ちょっと言い合いになっただけで…」

陽菜は俺、前田利家の幼なじみで…今は恋仲の関係だ。

だが今朝些細な事で言い合いになり、謝る事もなく今に至る。

「だからそれが喧嘩でしょ」

秀吉の呆れ顔を無視して、俺は御屋形様の元へと向かう。

襖を活勢いよく開けると、甘味を口にしている御屋形様と陽菜がいた。

「犬、猿、揃ったか」

「はいっ!
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会津魂 ✎

✐幕末を強く生きた山本八重のお話です

私の愛する会津は戦火の中にあった。

西郷頼母様の奥方様を始め、戦の足手まといになるまいと考えた女達は自ら命を断った。

中野竹子様率いる娘子隊も戦火に散ったと聞いた。

私、山本八重…いえ、川崎八重は夫である尚之助様と一緒に鶴ケ城の射撃台へと向かった。

前線にいる指揮官は私の姿を見て、苛立ちを隠せない様子で『誰だ』と問うた。

「川崎尚之助の妻、八重でご

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私の『作品』の作り方

『作品』と言えるような大作なんて作れませんが(*᠔´〰`*)。

今ショートストーリー(以下SS)を書いていて、ふと思ったんです。

頭を整理するついでに『作り方』を書いてみようって。

基本的にSSも、上のようなストーリー動画も、MADも作り方は一緒です。

『タイトル』

『書きたい場面』

『書きたい台詞』

のどれかが頭にあって、とにかく頭の中で

コネ(ノ)`ω´(ヾ)コネ

しながら作
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大好きだよ。【織田信長】-天下統一 恋の乱-✎

※天下統一 恋の乱の二次小説です。ヒロインの名は陽菜です。






天正十年六月二日早朝

本能寺は炎で赤く染まっていた

前日に信長様は本能寺にて茶会を開き、そのまま滞在をしていた。

私は茶菓子の準備はしたものの、茶会には参加しなかった。

今思えば少しの我儘を言ってでも同行すれば良かったのだ。

今生の別れとなってしまったのだから。

当時、本能寺のそばに光秀様の軍が居たという。

それ
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引き金 -Trigger- ✎

※新選組副長土方歳三のお話です

初めは照れくさい感じのあった洋装にもすっかり慣れた。

当たり前のように結っていた髷も落とした。

ザンギリ頭の自分の姿は、自分で言うのもなんだが…なかなか様になっていると思う。

古参の連中には頑として着物と袴を脱がない奴もいる。

だが、若い連中を中心に洋装や銃を受け入れる奴は多い。

(近藤さんが見たらなんて言いやがるだろうな…)

独りごちると俺は手を腰の

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