マガジンのカバー画像

どこでも街歩き

209
趣味と言うか、生活の一部となっている街歩き。平日のランチタイム後の職場周辺や、休日の地元での街歩き、外出や旅行での駅などを拠点としたウォーキングなど、ちょっとしたきっかけで歩き始…
運営しているクリエイター

#南大沢

【南大沢土木構造物めぐり】No.109 沼への入口(パートⅡ)

【南大沢土木構造物めぐり】No.109 沼への入口(パートⅡ)

多摩ニュータウン・南大沢のすぐ西南隣は、町田市。八王子市と町田市の境界に尾根があり、それを越えると町田市になります。多摩ニュータウンのエリアの端部でもあるこの場所。そこを越えると、多摩丘陵の雰囲気を残す、味わい深い場所だったり、急坂のある崖があったりと、ニュータウンとはまた違うイメージの場所があるエリアがあります。

そんなエリアに、少し前の探索で、「沼入口」という、とてもインパクトの強いネーミン

もっとみる
◇多摩市・永山付近を歩く:②大橋付近を歩く

◇多摩市・永山付近を歩く:②大橋付近を歩く

前回の投稿は、「多摩市若者会議」さんのワークショップに参加したことをきっかけに、乞田川とその流域のことを考えてみた投稿でした。その投稿がしたくて、京王永山駅を起点に街歩きを開始しています。乞田川の将来目標としては、「人ときれいな水の流れる乞田川」というキーワードでした。
(前回の投稿はこちら)

今回は、この際に歩いた模様をもう少しご紹介します。

■今昔マップで大橋付近をご案内

今昔マップで歩

もっとみる
□多摩市の乞田川のあるべき姿は?:ワークショップ参加を踏まえて

□多摩市の乞田川のあるべき姿は?:ワークショップ参加を踏まえて

私の住んでいる八王子市南大沢の隣町である多摩市は、職場のある新宿への通勤経路のである京王相模原線沿いにあるので、とても身近なエリアです。多摩センターや永山の駅前付近は何回も訪れているので良く知っているのですが、少し足を伸ばしたところは、まだまだ知らないところが多いです。

最近、多摩ニュータウン周辺の街歩きを投稿しているご縁で、様々な地域の方と知り合う機会があり、そのご縁があって、地域の若手が主体

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり】No.108 公園の中にある秘密基地 ~清水入緑地の展望台~

【南大沢土木構造物めぐり】No.108 公園の中にある秘密基地 ~清水入緑地の展望台~

真冬の街歩きは、寒くて日没が早いので、短時間に集中して歩くようにしなきゃ、と思いながら、ついつい暗くなるまで歩き続けていることがよくあります。やっぱりオンシーズンは春から秋なのかな、と思うこともあるのですが、冬のほうが適している場所もあります。それは、見晴らし台のような場所です。冬は空気が澄んでいて遠くの山々がきれいに見渡せるばかりか、樹木の葉が落葉していれば、夏場は見えない場所まで見通せるという

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり】No.107 境川沿いの都県境の飛び地巡り(第2集)

【南大沢土木構造物めぐり】No.107 境川沿いの都県境の飛び地巡り(第2集)

境川は、東京都と神奈川県の境界を流れる比較的細い川です。川の上を都県の境界が通る川なのですが、かつては蛇行していた川が直線化される河川改修工事が順次実施されています。その場合、河川の形と都県境が一致しなくなるケースが見られます。すると、川沿いに隣接する自治体の飛び地のような場所が発生するようになります。前回、そのような場所を辿ると、とても面白かったので、今回はその続きで、少し下流側を目指して歩きた

もっとみる
【2022:今年1年を振り返る】街歩きを通して見えたもの

【2022:今年1年を振り返る】街歩きを通して見えたもの

2022年の大みそか。今年は家族に受験生がいたりするので、帰省せずに地元・八王子市南大沢でゆっくり(!?)過ごしています。ここでは、そういう時に今年1年を振り返り、来年を展望してみたいと思います。(何だかスペシャル番組みたいなことしてるかも(笑))

■noteでの創作

noteさんの、「2022年の記録」という特設サイト、面白いですね。これを使って、どんな感じだったかを見ると・・・、執筆の状況

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり】No.104 多摩丘陵の隠れ里・町田市小野路地区を歩く(②小野路宿の魅力)

【南大沢土木構造物めぐり】No.104 多摩丘陵の隠れ里・町田市小野路地区を歩く(②小野路宿の魅力)

多摩ニュータウンに隣接するすぐ南側にある、町田市小野路地区。前回は、八王子からつながる小野路街道のルートを辿り、小野路までの道のりを紹介しました。今回は、小野路宿の魅力を中心にご紹介したいと思います。
(前回の記事はこちら)

■小野路宿を歩く

そして、小野神社前交差点へ。

■終わりに

小野路の宿場町を歩きました。江戸時代からほぼ変わらない集落の大きさや、昔の旅籠があったことを思わせるような

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり】No.103 多摩丘陵の隠れ里・町田市小野路地区を歩く(①小野路に向かう道)

【南大沢土木構造物めぐり】No.103 多摩丘陵の隠れ里・町田市小野路地区を歩く(①小野路に向かう道)

今回は、多摩丘陵の真ん中に位置する、町田市小野路地区を紹介します。ここは、昔ながらの宿場町の面影を残す町並みが残っています。多摩ニュータウンに隣接するエリアに、こんな場所が残っているのかと驚かされます。そのあたりを紹介したいと思います。

小野路地区は、多摩丘陵の真ん中に位置しており、北側にある当時の主要都市である、布田(調布)、府中、八王子から小野路に向かう街道がありました。南側は、鎌倉や大山詣

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり】No.102 国道16号・橋本を目指して

【南大沢土木構造物めぐり】No.102 国道16号・橋本を目指して

前回の探索では、京王相模原線の線路沿いを橋本駅を目指して歩きました。今回は、ちょっと別なルートで、国道16号沿いに橋本駅を目指してみたいと思います。

このあたりは、「蚕種石」という名前の珍しい地名の集落があった場所です。そこについては過去に訪問記録がありますので、そちらも参照ください。

境川の両国橋で、東京都と神奈川県の県境を越えます。

この界隈は、過去にも探索経験があります。神明神社はとて

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり】No.101 京王線沿いに橋本を目指す

【南大沢土木構造物めぐり】No.101 京王線沿いに橋本を目指す

地元の街歩きを記録している際に思うこととして、「次はまだ探索していない場所を歩きたい」と思うことがよくあります。そういう場所は、記録に残す地図上でも空白になっているので、できれば空白はどんどん埋めていきたいと思い、そういう場所を歩こうと思い立つことがあります。

今回探索する場所もその一つです。京王線沿いに橋本駅を目指したいと思います。多摩境駅付近は、実は何度か訪れたことがある場所です。

今回は

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり(番外編)】No.98 「やとのいえ」のもうひとつの舞台

【南大沢土木構造物めぐり(番外編)】No.98 「やとのいえ」のもうひとつの舞台

今回は、地元・南大沢や多摩ニュータウン周辺の街歩きではありません。が、前回の探索に関係があるので、「番外編」としたいと思います。

探索した場所は、多摩ニュータウンから離れた、京都の嵐山から愛宕山の麓に向かう坂の途中にある、愛宕念仏寺。実は、前回紹介した「やとのいえ」という絵本のモチーフとなった羅漢像があると知り、このタイミングで京都で学会が開催されたので、この機会に訪れてみることにしました。

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり】No.97 「やとのいえ」の舞台を歩く

【南大沢土木構造物めぐり】No.97 「やとのいえ」の舞台を歩く

私の住む八王子市・南大沢の隣町である、多摩市の多摩センターにある、「パルテノン多摩」。出演した合唱団のステージなどがあった音楽ホールは、昨年度までしばらく休館していましたが、今年度リニューアルオープンしました。多摩ニュータウンのシンボルと言っても良いような施設で、中には歴史ミュージアムも開設されていて、興味深い展示を楽しませてくれる場所です。その場所でたまたま訪れた、絵本「やとのいえ」の原画展。と

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり】No.96 優しい土木

【南大沢土木構造物めぐり】No.96 優しい土木

地元の街歩きを続けていて、土木工事って何のため(誰のため)にあるのか?ということを考えるシーンがたまにあります。その際に考えることのひとつとして、

未来を背負って立つ子供たちのため

と思える工事を感じることがたまにあります。今回も小さな小さな土木工事ですが、そういう思いを感じることができたので、お伝えしたいと思います。

■まずは、今回の探索範囲を地図で

■中山地区を歩く

■そして、優しい

もっとみる
【南大沢土木構造物めぐり】No.95 ちょっとマニアックな境川の歩き方

【南大沢土木構造物めぐり】No.95 ちょっとマニアックな境川の歩き方

地元・南大沢のすぐ隣にある町田市の多摩境駅近くを流れる、境川。ここは、昔は武蔵国と相模国の国境であり、今では東京都と神奈川県の都県境になっています。
境川の地図を、地図サイト「Mapion」で見てみましょう。なぜMapionかというと、ずばり、都県境が明瞭でわかりやすいから、です。

今回の街歩きの目的、これを見て想像がつくでしょうか?そうです。境川沿いの都県境には、たまに「イレギュラーな場所」が

もっとみる