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今日の薬膳茶

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風邪気味かなとか、ちょっと食べすぎたなあ、など、 日々のちょっとした体調不良には、 薬膳茶で未病のうちにセルフケア! 症状別にピックアップした薬膳茶とその役割について解説していま…
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2023年5月の記事一覧

梅雨は「脾」の調子が悪くなる

梅雨は「脾」の調子が悪くなる

あと数日で関東地方も梅雨入りになるようです。恒例のジメジメした季節がやってきました。洗濯物は外に出せないし、窓も開けられない・・・気分も上がらない・・・カラダが重だるい、頭が痛い、関節がむくんで痛くなる、食欲不振・・・。

五臓の『脾』は消化機能を担当しているところですが、湿気に弱いので、梅雨の季節は機能低下してしまいます。
ですから、食べたものを消化して栄養を全身にめぐらせる仕事能力が下がり、水

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抗ウイルスに葛根湯

抗ウイルスに葛根湯

抗インフルエンザ治療薬「アビガン」の共同開発者で、現在富山大学医学部ウイルス学教室 白木公康教授 は「葛根湯に、抗ウイルス効果があり、インフルエンザや新型ウイルスの重症化予防に効く。」と発言されています。

「葛根湯」は風邪の初期に飲んで、汗をかくことで風邪を発散させる、という使い方が一般的に知られていて、なんとなく家庭医のお薬というイメージがあるかと思います。

白木教授の研究室でのマウス実験で

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ウコンが腸に・・・

ウコンが腸に・・・

健康に興味がある多くの人は、「ウコンはカラダに好い!」ということは知っているでしょう。ですが、たくさん摂ればよい、というものでもありません。ウコンにも種類があり、成分も違います。ウコンは何に好いのか、副作用はないのか?など、簡単解説をしようと思います。

ウコンは、古くから伝統医療によって薬として使われてきました。
アユルベーダでは紀元前3000年から、中医学では紀元前2500年から使われてきたと

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アダプトゲン系ハーブが米国で注目されている

アダプトゲン系ハーブが米国で注目されている

先日行われた、医薬品販売業者、登録販売者の研修会で登壇されたフロリダで活動しているドクターの話を拝聴しました。サプリ大国のアメリカでは、アダプトゲン系ハーブが数年前から注目され、需要が高まっているらしいのです。 

アダプトゲン「adaptogen」とは適応させる、生じる という意味が合体した単語ですが、アダプトゲンハーブの定義としては、①科学的、生物学的ストレスに対して抵抗力を高める作用がある 

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母の日ブレンド~腎養生薬膳茶~は男性にもおすすめです。

母の日ブレンド~腎養生薬膳茶~は男性にもおすすめです。

母の日のプレゼント用にお作りした『腎養生茶』を、母の日直前ですが、ご紹介します。
◇黄精 ◇杜仲葉 ◇枸杞子 ◇大棗 ◇ローズペタル

大棗と枸杞子の自然な甘味と杜仲茶の香ばしさのハーモ二ー そこにローズの高貴な香りがアクセントとして加わっている贅沢な薬膳茶です♪

◇黄精 肺、腎、脾に作用し白髪予防、発毛、強壮作用があります。 ◇杜仲葉 肝、腎に作用し体を温め、強壮作用があります。 ◇枸杞子 肝

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