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福岡ぶらり④|洞窟や丘を歩くような冒険心をくすぐる建築

9/30、10/1で行った福岡ぶらり旅
前記事から間空きましたが続きです🤗

今回は九州訪問が3年ぶりで
メインの目的は毎年恒例の夕日待ち
関西からの主要交通手段は
新幹線ですが船に乗りたかったので
新門司港まで夜行フェリーを利用🚢

門司モーニングからの門司港観光
移動して玄界灘で夕日待ち…なはずが
曇天によりただただ宿を楽しみ
朝日でリベンジ達成🙌

ってとこまで書きました✏️
記事貼り付けたので興味あれば…
今回は2日目の散策について🌱

予定が未定だった2日目

現地への交通手段と宿、初日の計画は
綿密にするものの翌日は未定…
いつもの一人旅の癖が出でしまった💦


どこへ行こうか…🤔

いくつか候補はあったものの
前日夜の時点では海の中道マリンワールドへ
ラッコを見に行こうと落ち着いた🤣

インスタで頻繁に見かけるラッコが
鳥羽と海の中道だと知り気になってた

がしかし…結果的には行けず😖
理由はアクセスの問題🚃

紫:バス|赤線:鉄道

ホテル、水族館ともに
行きにくい末端部だったので
公共交通機関利用だと時間がかかる💦

朝食時間などを加味すると
宿出発は10時過ぎのバスになり
うまく乗継ぎできたとしても
水族館到着が12時半になることが判明😓

さらに帰りの時間を考えると
遅くても15時半には出発する必要があり
昼食の時間を無視したとしても
滞在時間は2時間ほどになってしまう…😨

入館料2500円もするのに
それではもったいないなと今回はやめました
福岡市内泊の時にリベンジしよ♪

独断で決めてしまったが
この内容は友人にも共有して納得もらい
とりあえず博多方面へ移動することに🚃
(この時点ではまだ行先未定)

博多方面の電車に乗り込み
地図を見ながら検索してた時に
そういえば…と候補が思いつき
博多の手前、千早駅で途中下車

思いつき候補になったのは
前日か当日に友人が気になってると
話をしてたとある建築物🌱
僕自身は10年以上前に訪問してたけど
行先が未定なら再訪もありやなと思い
行ってみることにしたのが今回の経緯✨

アイランドシティ中央公園

目的の建物は千早駅から3kmほど

駅前からバスで

距離的には歩けそうやったけど
市街地で面白みなさそうやし
本数も多いのでバスで移動🚌💨

アイランドシティ中央公園は博多湾の人口島福岡アイランドシティのまちづくりエリアに位置し、自然環境との共生や美しい街並み形成などを目標に2005年に整備された。広さはおよそ10ha(10万㎡)

Wikipedia

池越しに建物の全景を見るため
あえて目的地から遠いバス停で下車🤣

再訪の僕は認識できたけど
初見やとどれがそうなのかが
はっきり分からないと思う🤣

池と高層建築の間にある
丘のようなのが目的の建物🌱
その名もぐりんぐりん
設計したのは建築家の伊東豊雄

2011年訪問時

以前訪問時の写真やと
池と丘のような建物が強調され
人口島とは思えない景色になる😆

池の周りにはナギサという名の
伊東豊雄氏デザインのベンチも

織物のフォリー

このフォリー(東屋)は、福岡とタイの若手建築家二人と福岡で建築を学ぶ学生とのワークショップを経て、そこで選ばれたWEAVE(織物)をコンセプトとする案をもとにデザインしました。

現地の看板
このトイレも伊東豊雄氏のデザイン

池を回り込み建物へ向かう道中も
デザインされた魅力的なものが
点在しててなかなかたどり着けず💦

好きな建築家

ぐりんぐりんを設計した伊東豊雄
実は僕が一番好きな建築家なんです😁

初めて知ったのは建築学び始めた後
それまでは安藤忠雄氏くらいしか
建築家の名前知らなかった💦

山登りしない人の日本一は富士山
山登りする人の一番は槍ヶ岳
みたいな例えをすることがあるけど

安藤忠雄は富士山みたいな存在で
建築学んでなくても広く公に知られた人
逆に伊東豊雄って少し深入りしないと
知り得なかった方なのかなと感じます

せんだいメディアテーク

伊東豊雄氏を知るきっかけは
せんだいメディアテークで
この建物を見る目的で仙台への
旅行を計画するほど虜になった😆

と、語りだすと長くなるので
またの機会にしますが…

以前ぐりんぐりんを訪れたのも
仙台と同じく建物が目的の旅中🚃

そんな想い入れの強い建物へ
再訪することができるとは…
内心舞い上がっておりました🙌

絵に描いたような建物

話をぐりんぐりんに戻します

人口島という平坦でないにもない場所に人々の活動を喚起するような建築とは…。という疑問に丘のような起伏のある建築を作ることで様々なアクティビティを喚起できないか。と伊東氏は考えたそうで、建築というよりはランドスケープ一体となった空間。

平面図(左が北)

建物内に展示されていた図面
平面上では3つの空間がある

北(左)はフリースペース
中央は亜熱帯、熱帯学習コーナー
南は草花、熱帯魚水槽が展示され
中央と南は入館料100円が必要になる

立面図と断面図

立面図は池越しに見た感じで
断面図は建物というよりは洞窟…
図面というよりは絵みたいな…🙄

断面詳細図
建物の模型

奇抜な建物ほど図面ではなく
模型の方が分かりやすい♪

ただ模型を見ても非現実感が凄い
こんな建築が可能なのか?と
初訪問前にはワクワクした記憶がある

丘のように隆起する躯体はスパイラルを描きシームレス(継ぎ目なく)連続している。建築内に納めたかった洞窟のような空間丘の上明るい温室という3つの要素を合理的に収めることができるため、スパイラルという形態を採用したそうです。

建設当時の写真(展示)

型枠となる板が緻密に配置され
洞窟や丘のような空間を構築したんやと
知ることができる写真でした

さらにシンプルな模型

曲面シェル構造が採用され
一般的な建物にある
柱、壁、天井が明確ではなく
連続的に繋がる一枚の布みたい…


シンプルな模型を見てて
この形状どこかで見たような…
そう香川県の豊島にある美術館

豊島美術館

初見は驚いたこちらの建物
設計は西沢立衛氏で2010年完成
(ぐりんぐりんの完成は2005年)

西沢氏は大学院時代に伊東豊雄氏の事務所でアルバイトをしていて、伊東氏の事務所出身の妹島和世氏と建築ユニットSANAAを設立している方。

なので、偶然ではないんやろな🤣
そして豊島美術館も好きな建築

洞窟を抜け丘を歩く

またまた横道に逸れたので
話をぐりんぐりんに戻します🌱

先述した豊島美術館とぐりんぐりん
似てるのは装飾を省いたシンプル模型
実際のぐりんぐりんの屋根は緑化され
丘を歩くように散策ができる😆

豊島美術館は真っ白な外観で
屋根部分に登ることはできない✋

ここからは散策するように
写真交えて紹介してみます

北ブロックのフリースペース
北ブロックの天窓

北ブロックと中央ブロックの間
シェルがねじれた場所の下

中央ブロックから先は有料エリア
とはいえ100円で全て見学できるの🙌

オオゴマダラ

中央ブロックは熱帯亜熱帯の
植物や生き物が観察できる場所で
何気なく撮った蝶々は
東南アジアなど熱帯に生息するそう

左のスロープで丘へ

植物観察もしたいところですが
今回は建築目当ての訪問だったので
丘へ続くスロープへ向かいます

スロープから温室を見下ろす

中央から外へ出て南の丘へ…
天井のように覆うのは中央の屋根

中央屋根下の通路から出てきて
南の丘へ来て振り返った景色

南の丘からの景色

温室天窓横の緑地はぐりんぐりん
それより左側は公園の緑地ですが
境目が分からない一体感🤣

彼岸花が咲いてました

南の丘から中央、北の丘を望む
ポコポコと連なる山脈のよう…
ぐりんぐりん縦走は楽勝やな🤣

2011年撮影

ここで再び12年前の訪問時
低層なのに見晴しが良かった♪

ねじれ下、正面が南の丘
右が中央の丘

南の丘からは一旦地上に降りて
南と中央の間にあるねじれ下から
中央の丘へと登る

スロープで登るルートと
一気に階段で登るルートがある
建物の屋根ということを忘れる
ハイキングコースな感じ

中央から南の丘を望む
中央から北の丘を望む

北の丘は歩くことができないが
緑化はされてるので見た目は丘🌱

中央の丘は登り口が1つなので
再びねじれ下に戻ってきて
最後に南ブロックの室内へ

草花、熱帯水槽

温室、植物園の要素と
少しだけ水族館の要素もあり
丘をハイキングしながら
建築物に触れ楽しむことができる

伊東氏がコンセプトといしていた
様々なアクティビティを呼び起こす場所
まさにそれを体現できる場所でした

南ブロックから出てきて振り返ると
公園の緑地と一体化した建物が…

建物内を巡った経路

黄色:地上|緑色:屋根上|点線:室内

①北ブロック室内はフリースペースで
出入り自由な場所でした
有料入口は②中央ブロック室内にあり
室内スロープから③南ブロックの屋根へ
下山したのち④中央ブロックの屋根に登り
出口にある⑤南ブロック室内へという経路

散策経路の指定はないけど
出入り口の場所と通路により
自然と促された順路やったんかな😆


ぐりんぐりんの見学後は
アイランドシティから直行バスで
博多の中心天神へと向かいます🚌
続きはこちら


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かぼちゃかべ
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