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太郎
2022年1月11日 16:34
煙草を吸ったことはない。でもきっと煙草の気持ちよさとは、こういうものなのだろう。上質なジャズを聞いたとき、不思議な恍惚感に見舞われる。丁寧に呼吸をし、天井を見上げると、とても気持ちよくなるのだ。僕の口角は優しくあがったまま、しばらく降りてこない。そして頭はぽわっとなる。まるで美容室でヘッドスパをやってもらったときみたいに。もともとは、ジャズなんて興味なかった。カフェで流れていて、なんとなく
2022年1月2日 16:19
僕は僕が嫌いだった。何をやっても中途半端で、「新しいことに挑戦したい」なんて自分に言い訳をして、コツコツ継続することを諦めてきた。そんな自分が大嫌いだった。だけどもう、そんな自分を変えたいと思ったんだ。そして僕は、連載小説『マッチングアプリ放浪記』を完結させた。『マッチングアプリ放浪記』とは、僕の実体験に基づいて書かれた「性愛小説」みたいなものだ。コミュ障で異性に対して奥手
2021年11月6日 23:43
「恥を晒さずして何を晒すのか」僕は最近、この精神を大事にしている。大事にしている手前、恥を少しでも感じたら晒すことにしている。晒すと言っても、限られたフォロワーさんのみが見てくれているこのnoteでだ。最近、好きな子ができた。彼女ではない。おそらく僕の片想いだ。そんな気がしてる。その子はLINEの文がちょっと変だ。予想の斜め上をいくような返信をしてくる。スタンプも変だ。全然可愛げのないスタ
2021年3月28日 01:04
夜の街を歩いてみれば、過ぎゆく人たちの輪郭はぼやけている。孤独を紛らわすかのように身体を寄せ合う。そう。いつだって曖昧な輪郭を補い合うように。溶け合うように。孤独や不安、焦燥感のなかで、僕らは自己存在の不確かさを感じずにはいられない。複雑な因子が雑然と絡み合うこの世界で、もはや僕らは内と外の区別すらつかない。芸術家イケムラレイコの言葉を借りるとするならば、「少女性」とでも言えよ