[徒然]僕は小説を書き切った。
僕は僕が嫌いだった。
何をやっても中途半端で、「新しいことに挑戦したい」なんて自分に言い訳をして、コツコツ継続することを諦めてきた。
そんな自分が大嫌いだった。
だけどもう、そんな自分を変えたいと思ったんだ。
そして僕は、連載小説『マッチングアプリ放浪記』を完結させた。
『マッチングアプリ放浪記』とは、僕の実体験に基づいて書かれた「性愛小説」みたいなものだ。
コミュ障で異性に対して奥手な男子大学生が、マッチングアプリで自分を変える物語だ。ギャグ要素もあるし、ちょっとエモいシーンもあったりする。
全14話から成っていて、1話1話は短いのでスマホでもサクッと読みやすい。
まだまだ推敲の余地はあるが、時間に余裕のある方は是非読んでほしい。そして出来ることなら、ダメ出しや感想をコメント欄やインスタのDMで送ってくれたらとてもありがたい。
noteをやっていて思うのが、フィードバックをもらえる機会が少ないことだ。どんなにコツコツと頑張っていても、他者からのフィードバックがない限り、何事も上達しないものだ。
だから是非、フィードバックフレンドになってくれる人がいたら、コメントをしてほしい。フィフレになろう。お互いの作品に真剣にフィードバックをする仲間を求めている。
では、そもそも何故、僕は『マッチングアプリ放浪記』を書いたのか。
恥の塊のような黒歴史を仔細に記述するような物語を。
それはただ、純粋に読者に楽しんでもらいたかったからだ。
人の恥ずかしい話やセンセーショナルな話というのは、興味を唆られるものだろう。
ゴシップや低俗で下世話な話は、やっぱり面白い。
実際に本編では、僕がアプリであった初対面の女の子をホテルに誘うも無惨にフラれるシーンもあれば、逆に頑張って、女の子とセックスに勤しむシーンもある。
でもそれだけでは、物語としての体裁をなさないと思ったから、起承転結をつけて、一応小説のようなプロットに落とし込んだつもりである。
でもこの小説をコツコツと書いている間にも、やっぱり途中でやめたいと思うこともあった。
すごく自信のある記事を書き上げたのに、スキの数が芳しくなかったりすると、僕は一喜一憂してしまう。自分に自信がなくなってしまうんだ。本当に脆い人間だ。
最初は書くのが面白くてハイスピードで書いていたけれど、途中で書くのに飽きてきたりもした。
でも、僕は決めていたんだ。
書き切るって。
物語を完結させると決めたのであれば、途中辛くなっても、怠くなっても、書かなければならないと思った。
それは誰のためでもなく、全ては自分をこれ以上嫌いにならないためであった。
そして、2021年12月31日。僕は物語を完結させた。
何かをやり切る。ということ自体が初めての経験だった。
本当に小さいことだし、誰にでも出来ることかもしれないけど、
僕はこの小さな「やり切った経験」を大切にしようと思う。
次の大きな目標。note365日投稿。これを達成するまで、気は抜けない。
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