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「国民性」と「〜主義」
国民性というものは、土地土地に応じた暮らし方の中から生まれてきていると考えている。単純に、その土地の気候風土、自然環境とそこから成立してきた文化、立地からくる他文化の影響などの歴史的背景、そういったものを見ていけば、例えばなぜ日本人が、集団的、没個性、空気を読む、などの特徴を持っているのか、その基盤となっているものが何かの説明はおのずとついてくると思っている。ヒトの強みは適応する能力と捉えているの
もっとみる21. 「産業革命」の地域性
今日、全ての考え方の前提に、「初期採集・狩猟経済から次段階へ、それからまた次の段階へと『発展』して、現在の自由経済に至る」という概念があるが、この「発展」という捉え方には懐疑的である。
昔と今の経済のあり方が異なるのは、「人類共通の進化発展の過程」なのではなくて、生活の形態が自然や社会の移り変わりにより変化し、集団が社会生活を営んでいく上での「必要性」が、それに応じて「変化」を遂げる、という行為