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私のいろんな考察

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私の考察をまとめた作品集です
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#言葉

神の発明

神の発明

高次対称性を持つスピリット同名の中沢新一(著)の本で述べられています
いわゆる、唯一神型の高神とアニミズム型の来訪神が
どのように生まれ、そして現在の私達の精神に
どのように関係しているかを、簡単にまとめます。
(※詳しく知りたい方は、
「カイエ・ソバージュⅣ 神の発明」を読んでみてください。)

さて、
まず一番初めの「神」なる概念の感覚をなるたけ
分かりやすく説明するなら、生まれたての、もしく

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唯一神の名が呼べないわけ

唯一神の名が呼べないわけ

今回は唯一神型の宗教において
神の名前を人が呼ぶことができない事について
簡単にまとめます

まず大前提として人(唯一神の世界感では)は
言語体系でモノをとらえます。

何かを考えることに人は言語を使用します。
仮に考える何かに対し直接言語を使用しなくとも
概念的にそれを思考する場(トポス)を必要とするので
その場を作るためにも言語を使用しています。

ですので人は言語から逃れて思考できません。

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多次元入門

多次元入門

一人きり
静かな場所で
心地よく
何が聞こえる?
何を感じる?

無理しない
あなた自身を
そのままを
ただ受け止めて
存在とする

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絵を描くという事

絵を描くという事

「自分の中にある見たくもないものや
 知りたくもないものを、
 それも自分なのだと愛するために、
 絵は必要だと思う。
 言葉では歯が立たない時がある。」

”自分のすべてを否定しない”
と心に決めると、なんともまあ見事に腐った
自分が現れる事があります。

だけれど、それを笑って
「これも自分さ」
なんて言えるほど、私のプライドは低くない。

そんな時、
さてこのどうしようもない感覚。
「自分で

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アイデンティティーの方向性

アイデンティティーの方向性

アイデンティティは、”個性”とか訳されて、
今では日本語でも普通に使える言葉ですが、

元々は、エリクソンさんが提唱した心理学用語にです。

なのですが、エリクソンさん自身も
「アイデンティティとは、なんなのかはっきりとは分からないんだよね」
と自ら言うほど、かなり曖昧というか、汎用性の高い用語です。

ですので、私のなかでもイマイチふわふわしていたのですが、

先日、改めて河合さんの著書「生と死

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