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自傷を「置き換える」考え方

以前軽く記述しましたが、自傷する理由の一つとして、「心の痛みを身体的な痛みに置き換えている」というのがあります。

自傷を辞める方法としてよく提案されるものが、夢中になれる趣味を見つける、運動をしてストレスを発散する、などなど。
有り難いお言葉ではありますが、当事者からするとそういうことではないのです。自傷しなければならない程苦しい精神状態を打破するために、縋る思いでいるわけです。
そこで簡単に自傷を否定されたり、趣味などを提案されるのはお門違いでは…と思ってしまいます。


自傷を置き換える方法

では、私が自傷をなにに置き換えたのか。
それは、「恐怖」です。(笑)
一見なに言ってるの?って感じですが、辛さを緩和するものが痛みなら、恐怖でも緩和出来るのでは?と考えたのです。

元々ホラーは苦手でしたが、落ち込んだ時にはホラーゲーム実況や心霊スポットの動画、怖い小説や漫画などを見るようにしています。
例えば、失恋して落ち込んでいます。すると突然目の前に幽霊が現れました。この時、悲しみと恐怖どちらが勝ちますか?

私は試していないですが、思い付いたものとしては、「辛味」も置き換えに適しているのでないかと考えています。
試験に落ちてしまいました。その日の夕飯には、ハバネロが入っていました。この瞬間、意識は悲しみから辛味にシフトするのではないでしょうか?

ここで、ホラー・辛い物が苦手、というお声もあると思いますが、それでいいんです!苦手な人こそ合ってると思います。
意識をシフトするには、「自傷する程苦しい気持ち」を上回る衝撃じゃないと意味がないからです。

上記以外にもご自身の苦手なもの、虫や雷などもありかもしれませんね。


これはあくまで、自身が自傷から距離を置くことが出来た方法であり、万人に当てはまるとは思っていません。
しかし、自傷を辞めたいけど辞められない・・・と悩んでいる方の一つの置き換え方法としてご提案させていただきました。


これまでの傷はあなたが苦しみを乗り越えてきた勲章です。
そしてこの記事が、今日も一生懸命に生きているあなたへの少しもの支えになれば幸いです。

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