「デッドエンドの思い出」‐よしもとばななさん

*3冊目* 文春文庫

よしもとばななさんの作品
「デッドエンドの思い出」

よしもとばななさん初めましてでした…!

短編集で読みやすくてどのお話も切ない。
でもどのお話も悲しい切なさじゃなくて
胸がぎゅーって締め付けられるけど
どこか温かさとか温もりも
残してくれるような
今まで感じた事のない気持ちになった小説。

表題作のデットエンドの思い出も
すごく良かったけれど
幽霊の家も良かったし
おかあさーん!も良かった。

この本の中に出てくる人は
特別、美人とか特別に頭が良いとか
そういう訳では無いけれど
自然体でありのままを
受け止めて生きていく姿って
すごく清々しくて 少し羨ましくて。

どんなに苦しい事があっても
立ち止まっても
いつかは歩いていける。

再生する力を贈って貰えた気がします。

それにしても、よしもとばななさんの作品
少し物足りなさを感じてしまいました。

世界観が苦手な訳では無さそう。

その世界観に浸かる前に
物語が終わっちゃう事に
物足りなさを感じたのかも。

今度は短編集じゃない小説も
読んでみよう なんて思いました。

ブログに詳しく感想書いてます☻
https://book-diary.hatenablog.jp/

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