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さまよいハノイ旅 旅の出発編

新型コロナウイルスのため、3年間渡航を自粛した。やっと、出入国制限が緩和されて幸いにもワクチン3回接種を終えていたので出入国制限も満たしていたのでハノイに旅行した時の記録。


1、日本からハノイへ

・ハノイという都市

そもそも3年ぶりの渡航で、まずベトナム(ハノイ)に行こう!とは余程の東南アジア好きでない限りならないはずである。それなのにベトナム(ハノイ)を選んだのは、我々は一度、ベトナム南の都市であるホーチミンを旅行したことがあり、たった1回の訪問ですっかりベトナムという国の雰囲気に魅了されていた。自粛中、あの雰囲気が懐かしく思えて仕方がなかった。少なくとも20回以上は写真を見返し、今どうなっているのかなと思いを馳せまくった。ベトナムの空気に飢え、そろそろ吸わないと危険な状態であったので、今度はホーチミンではなく首都であるハノイを選んだ。今回の旅行構成員は4人。主催者(老爺)と父・母、そして私である。

・空港について満足してしまった

私たちは、長野県に住んでおり周辺に国際空港がない。したがって、成田空港まで移動しなければならなかった。コロナが流行し始めてから、県外にほぼ出なかったので新幹線に乗るのも新鮮で成田空港に着く頃には既にここまでたどり着き、十分満足していた。

久々の成田
やっぱり出発は成田でしょ。遠いけど…

・JAL751便搭乗記録

3年ぶりのJAL。待ちわびすぎていたので搭乗の瞬間はうれしかった。

B789

30分くらい遅れて出発した。この時間は、道路も電車もそして滑走路も混雑する時間帯。しばらく待たされてから離陸。久しぶりの離陸でなぜか汗だくになった。気流でずっと揺れ、鹿児島付近でやっと夜ご飯。

JAL機内食。お味は、昨今の物価高仕様になっていました…

久しぶりのフライト。寝たり起きたりをしているうちに窓の外が明るくなっていることに気が付いた。機内モニターの地図で確認するとそこは中国の広州市であった。少し霞み、明るい異国の夜景。ヘッドホンからは松任谷由実「私を忘れる頃」と松田聖子「一千一秒物語」が流れてくる。詩の情景と自分が見ている景色が何とも似ているところがあり、このときから大好きな曲となった。

ノイバイ国際空港に着陸。

前に座っている人がイヤホンの片方をなくしたようでずっと探していた。揺れている中探したからか着陸前だいぶ酔って辛そうな様子であった。

・ホテルのお迎えの人と喜び合った

ハノイは空港と市街地が離れているため今回、ホテルの送迎サービスを利用した。飛行機は結局40分くらい遅れて着陸した。この時点で既に約束の時間を40分も超えてしまっている。急いで諸々の手続きを終え、空港を出る。空港を出ると、外にはものすごい人。芸能人が来るのか?というくらいの人である。後で調べてみたら、里帰りする人を迎えに来たりしているらしいのだ。そういえば、このような光景は、ホーチミンでも見た。
さて、たくさんの人々の中からホテルのお迎えの人を探さなくてはならない。我々が今回宿泊するのは一泊3000円の3流ホテルである。そのため、立派な車など持っていないことは容易に想像できたのだが、見当たらない。我々の宿泊する「サンラインホテル」はどこにあるだろう。事前にメールで伝えられた場所の周辺を片っ端から探す。東南アジア独特の湿気で、少し汗ばみながらしばらく探しまわったとき一人空港の到着案内表示版を見て困った顔をしている人を見つけた。その人に、サンラインホテルの人か?と聞くと、そうだ、という。このホテルに泊まる者だ、と伝えると、相手の顔も笑みに代わり互いに手を取り合って喜びあってしまった。相手も我々が見つからず困っていたらしい。事情を必死に伝えてくれた。ベトナム語で話されたのでよくわからなかったが、飛行機の到着が遅れ出入口が変わり、場所を間違えてしまっていて申し訳ない。というようなことを言っていた。身振りと顔の表情からそんな感じだった。とにかくお迎えの人の、あの時のホッとしたような嬉しい表情と自分もホッとした気持ちはいまだに忘れることができない。
携帯電話の登場により、待ち合わせにも不便のない昨今。待ち合わせで出会えたことだけでこんなに喜べたのは初めてかもしれない。

・夜のハノイは素晴らしかった

ちょっと古い乗用車に乗せられ夜のハノイを走る。周りは全くわからない言葉の店が広がる。日本時間では既に2時を超えているため、相当に眠たいが、その訳の分からぬ文字の連なりと夜でも目立つド派手な看板を見て、瞳孔が開いた。ついに異国に来たことを大きく感じさせられたのである。派手な装飾も広がっていたり大きな電照菊園も広がっていたり。翻訳アプリで話しかけてくる運転手さん。楽しみながらホテルへ向かった。途中大きな橋(ニャッタン橋)を通る。日本が建設に携わったそう。カラフルな電飾が美しかった。
それから、ホテルにつきチェックイン。ひとまず眠りにつく。夜間のため写真少なめでした。


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