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老人は全員情報弱者

若い子たちの事も多少知っていますが、老人の事も多少知っているので書かせて頂きます。

全員は大袈裟にしろ、ほぼほぼお年寄りは
情報弱者(情報格差)です。

情報格差(じょうほうかくさ)またはデジタル・ディバイド(英: digital divide)とは、インターネット等の情報通信技術(ICT)を利用できる者と利用できない者との間にもたらされる格差のこと。

タッチパネル

昨今、病院へ行くと受付票を貰うのにもタッチパネルが用意されています。JRの券売機も銀行ATMも牛丼屋やラーメン屋の券売機も全てタッチパネルです。医療事務員や銀行員の案内係が操作出来なかったり、おぼつかないお年寄りに使い方を教えたり、指導してたりします。

自分も乾燥肌なので上手くタッチパネルが反応してくれないので時に(#゜Д゜)y-~~イライラしますw
なんで?不親切にもボタンではなくタッチパネルなんでしょうね?お年寄りに対しての嫌がらせにしか思えないのは自分だけでしょうか?

牛丼屋でじじぃが叫びます。
「券もなんにも出てこないぞ!ヽ(`Д´)ノ」
「じぃさん、下のお釣りボタン押して!」と俺w

最近は契約署名なんかもタブレットにタッチペンでしたりしますよね。全てオンラインで便宜上スムーズのように思えますけど、それを扱わされるお年寄りには凄い抵抗感だと思います。

「そんなもんでしょ?」
「なんで?知らないの?」
「覚えようとしない年寄りが悪い」
といろんなご意見があるでしょうけど...

後々に結論に絡ませてお話しします。

お年寄りにとっては全て機械

お年寄りにとってはパソコンもスマホも全て機械という名で一括りにして拒否ります。拒否るとは外国人にいきなり話し掛けられるが如くの拒絶反応です。外国人の英語の質問も聞かないうちに手を振って拒否るが如く、パソコンもスマホも...

「機械はわからん!」
と説明しようとしても一蹴です。(笑)

2013年頃、高齢のじぃさんに自分は話し掛けられました。自分がスマホを弄ってる時です。

「その機械、俺知ってるよ、スマホって言うんだろ?」

「ええ...(汗)」

「それがあれば世界中の人と友達になれるんだろ?」

「いや、友達になれるか?どうか?は本人次第ですけど(笑)」

「でも、それって危ないんだよな!遠隔操作されちまう!」

(´・Д・)」あぁ!湘南工科大学の臨時講師が起こした不正プログラムの遠隔操作事件(江の島の猫)をテレビか新聞で知ったのね?www

「大丈夫ですよ!何もしなければ何も起きませんから...(汗)」

「知ってるよ!防ぎ方くらい!」

「え?防ぎ方?(。´・ω・)ん???」

「数字の1と8と4を打つんだろ!」

「1と8と4?Σ(゚□゚)あっ!!184(イヤヨ)?」

それって着信拒否ですからーーっ!残念!
(心の声→笑笑)

とまぁ、お年寄りの認識ってこんなもんです。お年寄りにアプリを説明するのも大変なんですから。家の高齢な母親にもメール届いたんだけど、開いてちょうだい!と頼まれても。渡されるのはガラパゴス携帯w自分も操作忘れちまったよ〜!( ˊᵕˋ ;)www

さてさて、このおじぃさんとのやり取りは笑い話のようですが、いろんな面が見れますよね。間違った認識は勿論なんですが、偏見の中に不安と恐怖。それと同時にスマホを使ってみたい!インターネットをやってみたい!という願望も。若者のみならず、世間一般に使われてるスマホを使いたい!でも覚えられない。振り込み詐欺じゃないけど、使って犯罪に巻き込まれたらどうしようという不安と恐怖.,.
そして、誰も教えてくれない孤独感...

勉強したい!

家の高齢の母もよく自分に言う
「インターネットやスマホを勉強したい!」と。
パソコンやスマホを機械と呼ぶのと同様な高齢者の方々の表現が「勉強したい!」です。

自分の感覚としては電子レンジやテレビを「使う」と同じでパソコンやスマホも「使う」であって最初やり始めた時も「勉強」ではなかった。では、なんで勉強したい!という表現なのか?それは難しいからです。何故?難しいのか?

人生の大半で無かったものだからです。
人生に於いて高齢者の方々は必要な物ではなかったからなのです。

覚えられないんじゃなく
最初っから覚えようとしていないのです。

生身の人、家族や子供から気持ちは
優しく教えてもらいたいのです。

それは寂しさの現れなのです。

ここで逆に若い子たちの話をしましょう。

マッチを擦れない子供たち

最近では理科の実験でアルコールランプに安全の為にライターやチャッカマンを使ってると知った。だからマッチを今の子たちに渡しても、これが何をする道具なのか?さえ知らない子たちも多いと思う。自分の頃には鉛筆削りは既にあった。でも、当時「今の子たちは鉛筆をナイフで削れない!」と言う大人達がいた。今はもう既に便利で安全な道具があるんだから必要無いし、それらが出来なくっても自然な考え方だとは思うけど。

ハタキってご存知ですか?今はなかなか売っていません。ホコリを祓う掃除道具です。クイックルワイパーとかモップって言い方になってて今の子たちは知らないそうです。

もうひとつ、こんな話を聞きました。高学歴な高校の若い教師が他の年配の教師にこんな苦情を言いました。

「掃除の仕方のマニュアルがないから生徒たちに教えられない!」

自分が学生時代に掃除をしなかったのか?学校でも教わらなかったのか?家でも掃除をした事ないのか?滑稽そうに見えますが、この若い教師は至って真面目な苦情だそうです。(汗)

人生で必要じゃないものは覚えない。よっぽど興味のないものは覚える必要もない。

そう言えば、若い地下アイドルさんのほとんどが漢字を読む事が出来ません。ほとんどの若い子が読めないのかも知れません。教育云々の話ではなく、スマホが勝手に変換してくれるので字を書く字を読む習慣が無いと覚えないのかも知れません。実際、自分も簡単な漢字が出てこない時があります。

英会話なんて必要ないんだ!

自分はいい歳になってから急に英語が喋りたくなりました。喋れるようになりたかったのです。だから2年間ほど、時間を作り英会話教室に通いました。自分が英会話に通ってる話を聞いた若い女性が大変失礼な事を言いました。「必要も無いのに何故覚えるのか?わからないけど。」(この子は自分の失言を途中で気づき、その後口の中でゴニョゴニョ言い、誤魔化しました)この若い女性の言いたい事と差別はわかりました。

貴方のような職業で将来も無い貴方のような年齢が今から英語を覚えて英会話が出来る事に何の意味があるの?
です。つまり、若いうちのスキルアップや仕事上の習得は意味があるけど趣味で覚える事には意味が無いと言ってるようなものなのです。確かに冷めた感覚で日本という狭苦しい社会構造の実社会や現実社会ではそうですが、自分の中で英会話は楽しむものという感覚なので、そういうつまらない発想の現代っぽい感覚が逆に醜く思えるし、こういう小さな考えの人が多いのも承知しています。実際は英会話が出来るようになって、お喋り好きな自分は沢山の外国人と話せるようになったし、外国人の考えや思いや疑問も知る事が出来たし、一緒に懐かしい歌を歌えて楽しかったので自分の中では覚えて良かった、覚えたくって習得した事が活かされて良かったと思っています。

日本人はいろんな意味で恵まれています。日本国内で生活している以上、英会話が出来なくっても生きていけますし、逆に英会話を覚えようと思えば覚えられます。貧しい国の人たちは母国語だけでは、生活出来ない環境にあったりします。英語(もしくは先進国の言語)が出来ないと収入を得られない、食べていけない、生きていけない国もあるのです。だから嫌でも覚えざるえないのです。

サバイバルで生きていけるのか?

話を元に戻し結論を言うと必要無ければ覚えられないです。必然に迫られないと覚えられないです。自分は人生の途中からインターネットやスマホが現れました。若い子たちは生まれてすぐにそれらを知ってます。お年寄りたちは自分たちの脳や感覚が覚えられない状態の時に現れ始めたのです。

マッチを擦れない子供たちは普通に生活しててマッチが擦れない事で困る事はない。でも、どうでしょう?東北震災の不幸もまだ記憶に新しい方だと思います。停電になったら?家を無くし荒地で寒い夜を一晩過ごさなくってはならなくなったら?暖を取る術が無かったら?火の起こし方も焚き火の仕方もわからなかったら?寒さに凍え、ただ死を待つだけなのでしょうか?無人島に流れ着いたり、山で遭難したりサバイバルな状態が人生の中で絶対に無いと言い切れるのでしょうか?危機的状況の中、通りかかって助けてくれそうな外国人に英語で「Help」すら叫べなかったら?スキルアップしても仕方ない必要じゃない事と死んだ後に後悔するのでしょうか?

皮肉と嫌味たっぷりな事を
言います

日本に於いて少しづつですがIT化は進んでいます。レジスターも自動化されパートという人件費も削減されていきます。AI(人口知能)のお陰で工場生産ラインも保管だけの人がいれば良いので、労働者は要らなくなります。東京のコンビニエンスストアの店員は労働力不足で(英語や中国語やポルトガル語などは出来る)外国人労働者ばかりです。コロナの給付金も行政のオンライン化が遅れている為、先進国であるはずなのに郵送の方が早いという皮肉めいた事態となっています。カタカナ横文字を使う(同枠記事参照「カタカナ横文字やめね?」「うざいカタカナ横文字の翻訳」)気取った人たちはそういう現実や社会問題を正視せずに、ここ(note)のおすすめに登場して独りよがりな健全且つ安穏な事ばかり宣っています。

多分にそのような方々(実利主義)は見たくないものは見なきゃ良いという気持ちの都合で当方の記事をシャットダウンするだろうし、必要じゃないものは見ない、無いものとする事でしょう。(笑)

全員絶対老人になるし全員孤独死

当方の記事
なぜ今の子は病むのだろうか?
で少し触れていますが、現代社会は世代関係なく孤立していますし、更に加速して孤独感を味わう事でしょう。家族は崩壊、夫婦は心通わなく仮面夫婦で不倫を繰り返し、子供が親を殺し親が子供も殺す、面倒見る人も嫌がり面倒見られる人も嫌がり止めどもなく個人だけの社会になっていくと思います。文字会話に慣れている若い子供たちや社会の中心を回しているであろう30代や40代はスマホやタブレットで文字会話で偽りの人間関係で少しは孤独感を紛らわす事が出来るでしょう。

ところが文字会話ではなく、生身の近所づきあいや義理人情で生きてきた今の高齢者は、社会がまだ上向きで家族や夫婦や親子の絆が強かった社会環境で歳を重ねた高齢者は、若い子たちより社会の中心を動かしているであろう30代40代や自分らの世代より手のひら返されたような孤独感を味わいながら人生の終焉を迎えると思うのです。

情報弱者と差別化するより、老若男女問わず必要のないものは覚えない、切り捨てるのでなく、今一度コミュニケーションの在り方を人の心の社会の在り方を見直すしか、この孤独感からは誰もが逃れる事は出来ないでしょう。

自分?自分はアナログもデジタルも
両方イケてるしダイヤモンドなみの
強い心の持ち主だから

さいつよ!よ!w

寂しさと孤独死からは
逃れられないけどネ
大海は知ったよw

おしまい

((。´・ω・)。´_ _))ペコリン

クリエイターと名乗る程でもありませんが、気に入って応援して頂ければきっと「書いていこう!」という励みになります。ヨロ(`・ω・´)スク!