芦田ガマ
東宝三大怪獣が実在する世界。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語
シリーズ第一作目の『ゴジラ』(1954)の公開から70周年の節目となる今年、同作を含む歴代の過去作品をスクリーンで観られるリバイバル上映企画「ゴジラ・シアター」がTO…
祝『ゴジラ-1.0』オスカー受賞歴史的な瞬間だった。 米国時間2024年3月10日、かねてよりアカデミー賞・視覚効果賞にノミネートされていたわれらの『ゴジラ-1.0』が、第96…
国会図書館で1956年公開当時の文献を調べてきたので紹介したいnote。最初は4Kデジタルリマスター版『空の大怪獣ラドン』の個人的レビューや国会図書館の説明が続くので、興…
ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語 最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓ エピローグ:…
ラドン飛翔災害を目の当たりにした怪獣専門誌の編集部は矜持の炎を静かに燃やす。 ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によ…
ラドン残したソニックブームの爪痕を前に、怪獣専門誌の編集部が為せることは……? ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部に…
阿蘇の空をラドンが飛ぶ。怪獣専門誌編集部はソニックブームの脅威を目の当たりにする。 ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集…
阿蘇の民家でラドンからの避難用シェルターを取材する編集部に、阿蘇山に向かったラドンライターから緊急のメッセージが届く…! ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライ…
阿蘇山での取材へ経費削減のため長距離バスで向かうことにした窓際編集長・飛倉。バスで出会った親子との交流を経て飛倉が得たものとは? ラドンを追うことに情熱を燃やす…
阿蘇山の異変を受けて『怪獣公論』次号の特集がラドンに決定! 広告クライアントも見つかるが……。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣…
『怪獣公論』編集部の企画会議編!ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語 最初(プロローグ)から読…
先日、調布シネマフェスティバルの『空の大怪獣ラドン<4Kデジタルリマスター版>』上映イベントに行ってきました。 上映後にトークイベントがあり三池敏夫さんと清水俊…
東宝三大怪獣が実在する世界。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語 最初(プロローグ)から読みた…
東宝三大怪獣が実在する世界。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語 プロローグ その夜、千代田区…
2024年7月16日 22:47
シリーズ第一作目の『ゴジラ』(1954)の公開から70周年の節目となる今年、同作を含む歴代の過去作品をスクリーンで観られるリバイバル上映企画「ゴジラ・シアター」がTOHOシネマズ日比谷ほか全国5か所の劇場で展開されている。 我々ゴジラファンにとっては単にシリーズ第一作目というだけでなく、すべてがここから始まった聖典といってよい作品。これをスクリーンで観られるまたとない機会だ。 私も7月の
2024年3月11日 21:15
祝『ゴジラ-1.0』オスカー受賞歴史的な瞬間だった。米国時間2024年3月10日、かねてよりアカデミー賞・視覚効果賞にノミネートされていたわれらの『ゴジラ-1.0』が、第96回アカデミー賞授賞式にて同賞を受賞。プレゼンターのアーノルド・シュワルツェネッガー氏とダニー・デヴィート氏がゴジラのタイトルを読み上げ、登壇した山崎貴監督、VFXプロデューサーの渋谷紀世子氏、高橋正紀氏、野島達司氏がオスカ
2024年2月25日 08:59
国会図書館で1956年公開当時の文献を調べてきたので紹介したいnote。最初は4Kデジタルリマスター版『空の大怪獣ラドン』の個人的レビューや国会図書館の説明が続くので、興味ない人は飛ばして読んでね。本稿で取り上げる文献・『週刊東京』1956年11月3日出版号・月刊『電波科学』1956年11月出版号・『キネマ旬報』1956年12月下旬出版号・月刊『東宝』1956年12月出版号・『週刊サ
2024年2月24日 22:17
ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓エピローグ:ここに残ったもの『怪獣公論』が社の期待ほど売れていない。 それに加え、無理のある取材経費の申請も付け入る隙を与えた。 さらに不味いことも起きた。怪獣シェルター紹介記事のなかで、間接的とは言えラドンによる経済効果にも言及していた。
2024年2月24日 22:04
ラドン飛翔災害を目の当たりにした怪獣専門誌の編集部は矜持の炎を静かに燃やす。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓営利と矜持の狭間 後の政府発表によれば、このラドン飛翔災害による被害は、家屋・建造物の全壊が四五三軒、半壊三四〇〇軒余。 被害の大半はラドンが東シナ海へ抜けるまでの
2024年2月23日 13:23
ラドン残したソニックブームの爪痕を前に、怪獣専門誌の編集部が為せることは……?ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語注意⚠️ここから災害被災地の描写が始まります最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓注意⚠️この回は災害被災地の描写がありますソニックブームの爪痕 日が暮れてからしばらく時間が経つと、警戒警報が解除
2024年2月23日 07:04
阿蘇の空をラドンが飛ぶ。怪獣専門誌編集部はソニックブームの脅威を目の当たりにする。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓ラドン飛翔災害 時間にすると十秒にも満たない一瞬の出来事だったが、外がどんな被害を受けているか想像がつかなかった。 破壊音はしなくなったものの、何かが地面に叩
2024年2月21日 00:39
阿蘇の民家でラドンからの避難用シェルターを取材する編集部に、阿蘇山に向かったラドンライターから緊急のメッセージが届く…!ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓阿蘇にて 熊本駅東口のほど近くにある大型商業施設・アマプラザくまもとの一階に、創業七〇年を超える喫茶店「岡本コーヒー」のサ
2024年2月21日 00:10
阿蘇山での取材へ経費削減のため長距離バスで向かうことにした窓際編集長・飛倉。バスで出会った親子との交流を経て飛倉が得たものとは? ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓東京駅20:30発、博多行き高速バス ともあれ、取り掛かった仕事は進めなければならない。 帝洋丸友不動産の広報
2024年2月17日 12:57
阿蘇山の異変を受けて『怪獣公論』次号の特集がラドンに決定! 広告クライアントも見つかるが……。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓阿蘇の異変と『怪獣公論』ラドン特集号 次の企画会議でも特集は決まらなかった。それどころかさらに二週間が過ぎても企画案は二転三転。たまに妙案が出されても
2024年2月15日 02:20
『怪獣公論』編集部の企画会議編!ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓怪獣専門誌『怪獣公論』編集企画会議 別フロアの会議室で、三ヶ月後に発売が決まった次号『怪獣公論』の編集企画会議が始まった。とは言っても参加者は四名だけ。飛倉、千若に、例外的ではあるが外部ライターの●●、そして営業
2024年2月15日 01:46
先日、調布シネマフェスティバルの『空の大怪獣ラドン<4Kデジタルリマスター版>』上映イベントに行ってきました。上映後にトークイベントがあり三池敏夫さんと清水俊文さんが登壇。惜しまれながら閉所となった東京現像所が手掛けた4Kデジタルリマスターにまつわる貴重なお話を聞くことができました。現存するRGBフィルムを参照して行われたリマスター作業について、それを手掛けたご本人から解説いただけるという
2024年2月11日 12:54
東宝三大怪獣が実在する世界。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓大東公出版・怪獣専門誌担当・書籍第二部② そのころ、パーテーションで区切られた書籍第二部の編集フロアでは、企画会議の準備を終えた千若と、スーパー銭湯から帰ってきた●●が会議が始まる時間を待っていた。「そう言えば、
2024年2月8日 23:10
東宝三大怪獣が実在する世界。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語最初(プロローグ)から読みたい人はこちら↓大東公出版・怪獣専門誌担当・書籍第二部① 次の日の朝九時三〇分を回ったころ、印刷所へ下版データの納品を終えたラドン先生こと●●が、色校サンプルを抱えて編集部に帰ってきた。 飛倉も千若も、自分の椅子の背もたれに深く
2024年2月4日 01:50
東宝三大怪獣が実在する世界。ラドンを追うことに情熱を燃やす女性ライターと、出版社のお荷物・怪獣専門誌編集部によるドタバタお仕事物語プロローグ その夜、千代田区に社を構える大東公出版三階の書籍第二部は、六日後に発売となる単発旅行ムック本の校正作業の真っ只中にあった。 デザイナーから上がってきた初校データに、編集チームで目を通し、誤字脱字を潰していく。修正箇所には朱書きで指示を入れ、再校を作っ