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繊細さんならではの発信と幸福論 -2-

昔に購入した本を改めて読み直しています。そのうちの一冊です。繊細さんの幸せリスト。この本を読むことで救われる人も多いだろうと思います。

今回はこの本から目に止まった部分を取り上げて、自分ごととして考えてみることにしました。題して「繊細さんならではの発信と幸福論」です。前回は文章で発信することについて、自分なりに考えてみました。

今回は別の切り口として「深く考える幸せ」のページから、自分の思い描く幸福とは何かを見ていきます。

同じ「繊細さん」の人におかれましては、この記事を完全なる自分ごととして捉え直してみることをオススメします!


深く考えることの意味

ここで書いている「繊細さん」とは、文字通り繊細な感覚・思考を持つ人のことを指しますが、その気質のひとつに「深く考えて処理する」があります。表面的なこ徒よりも本質的なことに目を向ける傾向のことです。

人生や生き方、心や死などに想いを巡らせて哲学的な思想に耽る。こういう思考をごく自然と持ち込むこと。これは「繊細さん」の特異な武器だと思います。

哲学的な思考は人生を豊かにする「素」ですから。

繊細さんの「深く考える」という行為には2種類の視点があります。瞬時に思い浮かべること。本質的なことを考えること。この2種類です。

瞬時に様々なことを思い浮かべる。通常はなかなか及ばない視点まで想いを巡らせるので、些細なことでも味わい深いものにできるのです。

本質的なことを考える。これはまさに深く掘り下げるという「繊細さん」ならではの思考です。ここはもう少し考えを深めてみます。

自己と世界の探求

掘り下げることは、言わば「探求」ということです。世界の探求、自己の探求などやり方は様々です。

探求と言うとエジソンなどの発明家や学者の類を考えがちですが、探求は誰しもが持ち得る好奇心に端を発していると本では書いています。

時間をかけてひとつの事柄に没頭する。私もこの時はまるで時間が止まるかのような感覚を覚えます。この感覚には私も共感できるのです。

没頭するということは「ひとりでいること」「対象と繋がること」のふたつが成立します。ひとりでありながら、自分のペースで世界や人類と繋がる時間を持つということです。

私もひとりでいる時間が定期的に必要なタイプです。思考のデトックスにもなるので、非常に効果的なことだと思います。

直感と思考のアウトプット

直感は「ホモ・サピエンス」の時代から積み重ねてきた叡智を拝借することだと言います。直感と理屈のハイブリッドこそ最強だと、個人的には考えています。

同時に、この直感と理屈のハイブリッドからのアウトプットは時間を要する作業でもあります。直感を土台に理屈を丁寧に積み上げる訳ですから。

それでも、私はこの文章のインパクトを肌で感じているので、これからも大切にしていきたいです。成果主義の話に触れますが、客観の先に幸福がある保証など、何処にもないのです。

書くことは、自分の気持ちや存在を自主的に認める行為です。自分と深く繋がるための最適な手段と言えるかもしれません。

おわりに

今回は「繊細さんの幸せリスト」を題材に、深く考えること(探求)の意義について考えてみました。

世間ではアウトプットをビジネスライクに捉える側面が強いと感じるのですが、本当の意味でのアウトプットは個人の幸福の追求に通じるように思います。

本質を考えることは、おそらく得意・不得意が分かれそうです。全員に通じるとは思いませんが、特に「繊細さん」には特別な価値のあること。

同じ「繊細さん」として、私はそう認識しています。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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