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35歳独身女のままならない日常
21歳のとき、「30歳くらいには結婚したいかな」と周囲に余裕の笑顔で話していた。当時、35歳の既婚者であった職場の先輩(男)に「そういうこと言ってるやつは30歳になっても結婚できてないよ」と言われたことを覚えている。21歳から30歳までは9年もあったし、「意地悪言わないでくださいよ~笑」ってくらいのもんだった。2020年、私は今年、36歳になる。あれから15年。恐ろしい予言を的中させたあの先輩の年
もっとみる花束みたいな恋より、すばらしき世界のが100倍ひびいた話
先月、立て続けにレディースデイを狙って「花束みたいな恋をした」と、「すばらしき世界」を観た。
「花束みたいな恋をした」は、キャスティングやテレビで流れてくる宣伝を観て、映画館に足を運ぶ必要はないと思っていた。
どうせ、薄っぺらくくだらない10代から20代のSNSに人生乗っ取られちゃってる系の若者たちに刺さるように作られた商業映画でしかないだろうと。
だけど、ちらちらと目に入ってくる評判の中に、C
食べて食べて、また食べて
食欲が暴走している。
生理10日前頃からこの現象は始まる。
とにかく食べたくて仕方なくなる。
ただでさえ平均的な女子よりよく食べる方なのに、ギャル曽根にも勝てるんじゃないかと錯覚するほどの食欲が湧き上がるから怖い。
私は自他ともに認めるデブであり、口癖は「痩せる」である。しかし口癖を発した次の瞬間には物を口に入れ始めているのだからほとんどビョーキだ。
なぜ、こんなにも食欲を制御することができない
半径5メートルの世界
例えば誰とも比較せずに生きることが出来たなら、今よりずっと楽に生きられるんじゃないかって気がしたりする。自分にしか自分の人生のハンドルは握れないし握らせたくもないが、誰のことも傷つけず誰にも傷つけられずに生きるということは他者との関係を無にする以外に方法はない。だけど誰とも関わらずにこの世界を生きていくことは不可能だ。チームではなく個人でやる仕事であっても、必ずそこに関わる人というのが存在する。最
もっとみるあかいイチゴ、みどりのカエル
生き物を、たくさん飼う家で育った。
それが両親の情操教育であったことは、大人になって理解したけれど、小さな頃は当たり前のように生活の中にいる生き物たちと、ただ共に暮らした。
金魚、インコ、ザリガニ、亀、メダカ、おたまじゃくし・・・。わかりやすく犬や猫を飼わなかったのは、なぜなのかはわからない。同じ社宅に住む人たちの中には、犬や猫を飼っているお宅も少なくなかった。
社宅の狭いベランダにはイチゴの苗や