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「君」と呼ぶ〈短歌〉
短歌ではどうしても、好きな人を「君」って呼んでしまう。国歌みたいな事かな(?)
ソウル・ミュージックの俯瞰と時代ごとの軌跡、その意義
「ソウル・ミュージック」という言葉が意味する音楽ジャンルについて考える時、私たちはそのルーツや内実の複雑さに困惑する。成立過程や代表されるアーティストについて共通した知識を持ち得たとしても、その認識には微妙な差異が生まれざるを得ないのではないだろうか。本稿冒頭では、「ソウル・ミュージック」の辞書的な意味を紐解き、サム・クック、レイ・チャールズ、ニーナ・シモン、アレサ・フランクリンの音楽をなぞりなが
もっとみる夜の川、向こうとこっち〈詩〉
夜の川、向こうとこっち
真っ暗で、何も見えない
月さえも雲に隠れて
線路には 黄色の車が
ゆっくりと走ってゆく
調べようと スマホを出したら
眩しくて 思わず瞑る
コンタクト 乾いてる
「保線車両」って言うらしい
手を振ってみる 気づくかな
夜の川、流れが早い
河川敷、ここまで来ても
どうしてまだ 君を想うんだろうか
川に流れてしまうのに
理由なんか、別にない
ただここに来ると今までも