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#コンテンツ会議

アイの歌声を聴かせてはお前をメキシコの荒野からすくいだす

 11月3日、おれは所用で土日映画館にいけなかったので祝日の水曜日に行った。そこで前から気にかけていた「アイの歌声を聴かせて」を見にいったのだ。

 この映画はミュージカル映画だと聞いていた。気にはしていたが、ミュージカルとかしゃらくさそう、俺はそう思っていた。だが上映が始まり10分か15分したところで俺の斜めに構えた姿勢はピンと背筋が伸び、AIロボ詩音が起こすトラブルに、歌に、踊りに、笑いに、全

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俺は映画「カルト」を笑うべきなのか、怖がるべきなのか考えなければならない

俺は映画「カルト」を笑うべきなのか、怖がるべきなのか考えなければならない

 ある映画を見てから「セイッ!」という言葉が頭から離れなくなり、あの映画はホラーの皮を被ったコメディ映画だったのか、そう見せかけた真剣な映画だったのか……俺は悩みとりあえず感じたことを言葉にすることにした。核心までには触れないものの前半から後半近くの内容については触れていく。要注意

 本作は最初ちょっと演技の安定性の欠ける三人の女優がやけに顔の濃い除霊師と共に怪異の起きた家に除霊にいく話から始ま

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「きみと、波にのれたら」の主題歌を何故口ずさみたくなったのか

「きみと、波にのれたら」の主題歌を何故口ずさみたくなったのか

水と歌、それは湯浅政明監督の作品「夜明けを告げるルーの唄」でも描かれ、彼の好きなモチーフのひとつなのかもしれない。ルーにおいては画のパワーが強い一方、ストーリー展開をとっつきにくいと感じていた。その点本作「きみと、波にのれたら」は頑丈なストーリーの上で、生き生きとした水が描かれるため、かなり触れやすいだろう。

あらすじ消防士の港と大学生のひな子は、ひな子の住んでいるマンションが火事になったのをキ

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「君は月夜に光り輝く」は次々イベントが起こるアクアマン系余命映画

「君は月夜に光り輝く」は次々イベントが起こるアクアマン系余命映画

みんなぁ!ごきげんよぉ!ゆとり世代(よよ)だよ!よよはねぇ、はじめて余命系映画を見たの。アタシJOだからね。こういうの見なきゃって思って。でもね、こういう映画初めてだからアタシの知らない世界が広がっていたの。後この映画はラノベ原作の実写映画だよ。サムネでアニメ映画って思った人ごめんね~。ちなみに原作は未見だよ。

あらすじ発光病という不治の病に冒されたヒロイン「渡良瀬まみず」に寄せ書きを病室に届け

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映画「ファイトクラブ」は俺を最高に熱くさせ、突き放した

映画「ファイトクラブ」は俺を最高に熱くさせ、突き放した

俺はグイグイ物語に引き込まれていた。だがある一点を越えてから俺は物語から離れ、どこか遠くから見ていたような気がする。このモヤモヤする気持ちを言葉にするべきだと思った。これは独り言のようなものだ。だがせっかくだから聞いていけ。「ファイトクラブ」について教えてやる。

あらすじ日々に消耗し続けるサラリーマンの主人公。ある日彼の全てといえる部屋が爆発し吹き飛ぶ。帰る家がない中、飛行機で同席し魅力的だった

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俺は映画「ファーストマン」で美しい光景を見た

俺は映画「ファーストマン」で美しい光景を見た

俺は美しい光景を見た。集中力を欠いて見ていたはずなのに、ある一点から目が離せなくなり、その世界に取り込まれていたのだ。なぜおれは取り込まれたのか。それについて話す。これは独り言のようなものだ。だがせっかくだから聞いていけ。「ファーストマン」について教えてやる。

「ファーストマン」は月へ初めて降り立った宇宙船アポロ11号の乗組員ニール・アームストロングの話だ。たぶん教科書で一度は目にしたことがある

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俺はウルトラマンマックス「星座泥棒」が好きだ

俺はウルトラマンマックス「星座泥棒」が好きだ

俺はウルトラマンマックス第37話「星座泥棒」について話す。これは独り言のようなものだ。だが来たのなら聞いていけ。まずマックスについて教えてやる。 

ウルトラマンマックスは、対怪獣防衛チーム「DASH」が様々な怪獣や侵略者と戦う。基本的に一話完結でどこからでも楽しめる。俺の話を本当か疑ったやつはコレを見ろ。

第16話「わたしはだあれ」は怪獣の能力よりみんな記憶喪失になり、怪獣が暴れていてヤバイ状

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ブラッドボーンで狩りに行く

ブラッドボーンで狩りに行く

古都ヤーナム
遥か東、人里離れた山間にある忘れられたこの街は、呪われた街として知られ古くから、奇妙な風土病「獣の病」が蔓延っている。
「獣の病」の罹患者は、その名の通り獣憑きとなり、人としての理性を失い夜な夜な「狩人」たちが、そうした、もはや人でない獣を狩っているのだと言う。
だが、呪われた街はまた、古い医療の街でもある。数多くの、救われぬ病み人たちが、この怪しげな医療行為を求め、長旅の末にヤーナ

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お前もALTEREGOをプレイし探求の旅へ出ろ

お前もALTEREGOをプレイし探求の旅へ出ろ

始まり真っ黒な通路を歩き続けていると、突如エゴ王と名乗る巨大な扉から「私とはなにかを見つけるのはお前自身だ」といわれる。

そして「EGO」というものを集めることになる。EGOを一定数集めるとエスに会いに行けと指示される。本を読み続ける女性エス、そこにある「自分探しの幕開け」をタップし物語の幕が上がる。

どういうゲームかタップしたり、放置したり、宣伝を見たりしてEGOを溜めて話を開放していくこと

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塊魂アンコールが面白い

やたら態度のデカい王様に、動く寿司、地面に刺さる力士などの珍妙な世界観、そんな世界を支えるボーカル曲多めなノレるBGMたち。だが何より面白いのが塊を大きくすること!

ステージによるが最初の塊はめちゃくちゃ小さい、消しゴム並みに小さい。小さい状態じゃ、あらゆるものが障害物になる。缶に道を阻まれ、ねずみにつつかれ飛ばされる。

だが将棋の駒や画鋲やらを集めていくうちに大きくなり、ねずみも缶も巻き込め

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ブロリーが面白い(シンプル)

ブロリーが面白い(シンプル)

前書いたのが、生のまま過ぎたので調理。ただ結末について触れてる点や、ネタバレが含まれている点は変わらない。
当方ドラゴンボールの漫画は穴あきで立ち読み、ドラゴンボール超については「神と神」ぐらいしか見てないが楽しめた。
既存の出てくるキャラはかなり少ないし、ウィキか何かでフリーザ復活についてと、破壊神とウィスについて知識を入れれば迷うことはないので、ドラゴンボールをあまり見てないと躊躇せずに見てほ

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女犯坊(漫画サンデー版)が圧倒的パワー

女犯坊(漫画サンデー版)が圧倒的パワー

私はここのサイトの「聖マッスル」の紹介で大いに笑った。同じ作者だし安く売ってるし、ネタとして「女犯坊」を買った。だが読んだところ圧倒的な表現力にねじ伏せられ寝るのを忘れて読んだのだ。その圧倒的力を俺は言葉にしたい
(サムネは作者ふくしま政美さんのツイッターから)

恨み辛みを持った百八つの女達の煩悩によって、この世に黄泉帰(よみがえ)った怪僧・竜水(りゅうすい)。濃厚にして妖艶な筆致で贈る奇想天外

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映画「サーチ」面白かった

映画「サーチ」面白かった

PC画面のみで展開されるミステリー映画「サーチ」見てきた。最初の事件が、はじまる前から物語へと引き込まれるので、没入感がすごくて面白かった。

忽然と姿を消した16歳の女子高生マーゴット。行方不明事件として捜査が始まる。
家出なのか、誘拐なのかわからないまま37時間が経過。
娘の無事を信じる父デビッドは、彼女のPCにログインしてSNSにアクセスを試みる。
インスタグラム、フェイスブック、ツイッター

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