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夢の話

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夢を見た時の記録と考察
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#ヌーソロジー

垂直性を希求する蛇

垂直性を希求する蛇

昨日の原初舞踏の稽古の後、あまりにも眠くて不思議なくらいだった。それで、途中の道の駅に車を止めて、そこで仮眠することにしたのだけれど、思いの外よく眠ってしまったようで、目が覚めた時には東の空が白み始めていた。朝靄のかかった田園地帯の夜明けの風景はとてもきれいだった。

明るくなってから周囲を見渡してみて思ったのは、このあたりは昔は湿地帯だったんだろうということ。昨日の稽古のテーマが「蛇」だったので

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包みつつ包まれ、包まれつつ包む

包みつつ包まれ、包まれつつ包む

昨日の原初舞踏の稽古で、お茶碗と共に過ごした時間は一生忘れられない体験となりました。

物との、包みつつ包まれ、包まれつつ包むの相互包摂の関係はまさに「ふれる」の本質であり、至福以外の何物でもなかったと言えるでしょう。それはずっと求めて、ずっと得られなかったものが、こんなに近くにいつもあったということの驚きでもありました。

あるポイントを超えたら、身体が勝手に動き出して驚きました。最も収まりのい

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仮面を回転させることとスローの稽古で起こったこと

仮面を回転させることとスローの稽古で起こったこと

5月の終わり、東京巡礼の撮影の一環として、上野公園で仮面をつけて踊り、とても濃厚な時間を過ごしました。帰りには足がガクガクで身体もヘロヘロになるくらいに集中した感じで、最高に充実してましたし、面白かったです。

仮面の深みを経験しているというか、咒具としての仮面の可能性が開かれようとしているというか、まさにそのような実験的な現場にいたと言えるのかもしれません。

上野の森にはとてもよい場所がありま

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荒ぶるエネルギー

荒ぶるエネルギー

Xのポストを見ていたら、最上さんが昨日体調悪くて動けなかったと書かれていました。そして新年会の踊りでの荒ぶるエネルギーを下ろしたことと関係しているのではないかと考察されていました。

実は、昨日は僕も動けなくて一日中横になって過ごしました。7日の本番と、そこから続くエネルギーが、14日の稽古の中で答え合わせされて、必要なプロセスを一気に進めたという感じがしていて、大きなエネルギーが動いたという実感

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ただいま発酵中!

ただいま発酵中!

今朝も3時過ぎに目覚めました。昨日は2024年最初の原初舞踏の定例稽古ということで、考えてみれば、昨年最後の稽古が12月24日、リハーサルが12月29日、新年会本番が1月7日、そして昨日の稽古が1月14日ということで、この3週間の間に、とてつもなく濃密な時間を過ごしたということと、それらの結果、自分にとって大きな変化があったということを実感することになった、昨日の稽古でした。

身体の中で何か発酵

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背後

背後

昨年最後の原初舞踏の稽古で、後ろを向いて「背後で踊る」ということをしたんだけれど、今になってじわじわと響いてきてる感じがする。

背後を意識してしばらく踊った後、ゆっくりと振り返る。物理的には振り返っても背後は常に背後で、前は常に前なのだけれど、スローで動きながら、空間に対する意識が変わった状態で振り返ると、そこにはたしかに大きな真っ暗な海があったりして、明らかに何かが起こっていると思うわけだ。

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縮むことと膨らむこと

縮むことと膨らむこと

目覚めた時にまるで夢の続きであるかのように踊りの中にいた。ずっと昨日からの踊りが続いていたような気さえする。

昨日の原初舞踏の稽古の中での新しいチャレンジが今もまだ身体の中で動いていて、空間をどんどん広げている感じがする。

とにかく楽しかった。ついに正しい方向を見つけてしまったという感覚。

今まで雑巾を絞るように身体を絞ることで様々な小爆発を経験してきた。バリの踊りを長くやっていたので、特に

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対称性の自由度を高めていくこと

対称性の自由度を高めていくこと

Xで流れてきた半田さんのツイートから辿ってこちらのブログを読みました。

対称性の自由度を高めていくことが、成長であり、成熟であり、この世界の秘密を解いていく方向を示しているということなのだと思います。

ゲージ対称性という物理学の考え方は、そういうことを踏まえて見ていくと本当に興味深いです。

自分だけだったところから、他者に出会い、他者との交流を通して人は感性を豊かに育んでいきます。

その空

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ライトボディーとチャクラと夢と舞踏

ライトボディーとチャクラと夢と舞踏

ライトボディで扱うセンターの中で、フローニアというのは、どんどん小さくなっていくイメージを重ねていきながら、やがて爆発して、空間そのものが変わってしまうという流れがあります。

この感覚は、ミクロの方向に縮んでいくことで、やがて圧縮されて爆発が起こり、反転した空間に出るという感じで、そこはとても静かな異空間なんですね。

時間のないところに出る感じでもあり、それまでとは明らかに違うところに出たと感

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踊るということは「花を咲かせる」ということ

踊るということは「花を咲かせる」ということ

原初舞踏の定例稽古がありました。このところ、毎回毎回、大きな発見があってぐんぐんと深まってるのですが、先日の稽古でも、大きな気づきがあり、忘れられない経験になりました。

ベースとしては、前々回の稽古での「さわる」と「触れる」の違いということに通じる話なのですが、今回は、そこからさらに発展していった感じです。

特に僕にとって大きな経験となったのは、手のひらを上に向けて、空気を感じながら、空気に触

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ヘミシンクと変性意識と夢

ヘミシンクと変性意識と夢

最近になって、またヘミシンクの「ゲートウェイ•エクスペリエンス」を聞いてみています。変性意識という点では、舞踏の世界ととてもよく似ている所がありますね。

フォーカス15あたりになると時間のない世界ということですし、フォーカス21あたりからは完全に無限遠点に出る感じなのかもしれないなとか思いながら、割と自由に空間で遊べる感じが楽しいです。

ただヘミシンクではマクロ方向への誘導はありますが、ミクロ

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人間型ゲシュタルトから変換人型ゲシュタルトへ

人間型ゲシュタルトから変換人型ゲシュタルトへ

今日は1月の関西ヌーソロジー研究会のレクチャーからの切り抜き動画が配信されていました。世の中はいろいろ不穏な情報で溢れていますが、この川瀬統心さんの話しぶりを聴いていると、ヌーソロジー的な世界観が見えてくることで、人間がどのように変化していくのかということがわかる感じがします。

ことわりが見えることで、今の位置がわかることで、人間は不安や恐れから解放されるのだと思うのです。むしろ、これから起こる

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指が揺れるとき

指が揺れるとき

昨日の稽古の中で、スローは少し変わったシチュエーションを取り入れて行われた。いつものようにお茶碗に向き合って座る人の後ろに、その人を見守るように一人が座る。

ともに舞台上手から歩いてきて、自分の場所に座り、見守り手はその後ろに座る。

そして前の人はいつものようにお茶碗に向き合い、ゆっくりとお茶碗に触れ、それを口元に運び、唇を触れ、水を飲む。

そのプロセスの中で、後ろの人がいることで何が変わる

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木星と土星の狭間

木星と土星の狭間

今日、家人とあれやこれやと話していたときに、僕はどちらかというと脳天気で、やりたいと思ったことを直観的にああだこうだと話すことが多いのですが、家人はそのためにはこうでないといけないという具合に、現実的な視点から物事を見るので、楽観的に思いつきを話している僕としては、ときに冷や水をかけられるような気持ちになることがあります。

今日もそんな感じの流れになったときに、ふっと思いついたのが、僕のこの発想

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