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これからも、ずっと。
大学生の時は幸せだったな。
ほぼ毎日、大好きな大好きな恋人と一緒にいれて。
いつからだろう。
仕事が忙しくなったのは。
いつからだろう。
家に帰る日が減ったのは。
いつからだろう。
恋人の存在が鬱陶しく感じ始めてしまったのは。
記憶 another
病院で目を覚ましたとき、来てくれたあの人は誰だったんだろう。
なんであんなに皆びっくりしていたんだろう。
あの人は俺の知り合いだったのかな。
なんで俺はあの人のことを忘れてるんだろう。
湊さんの異変 最終話
「………シンごめん。足動きづらくなってきた」
「っすみません、少し早く歩いてました………息切れもしてる………気付けなくてすみません」
そう言い、俺の前でしゃがみ込む。
「……んぇ?」
「乗ってください、湊さん。俺おんぶします」
「え、いいよ!アラサーのおっさんが10代の大学生に背負われるなんて…」
「でも歩くのしんどいでしょ?」
いや……まぁ……
歯切れ悪く答えてると、痺れを切らし