『匂架』

俺の名は、命を絶つのにいい感じの高さの橋。

ネットでも有名な場所だ。嬉しいわけがない。

来る者はみな、確実に落ちて、それっきり。

「この橋からの眺めは、とても最高なのに、
 
 何で命を絶つ場所にしちゃうかねぇ。
 
 どうしたら人が来なくなるかしら。あっ」

地元のお婆ちゃん。良い方法があるのかい?

一旦立ち去り、何かを抱えて、帰ってきた。

ん?何だこれ?非常に臭い。これは、くさや!

発想はいい。誰も来ない。だけど臭いんだよ!


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