マガジンのカバー画像

📚2024 読書記録

43
2024年の読書記録を、一冊ずつ140文字以内でまとめています。
運営しているクリエイター

#読書感想文

42冊目「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」ファン・ボルム📖韓国の文学文章を読むと内省的になる態度を美徳とするようなどことなくの静けさが漂いそれと同時に距離感をたもった他者との間の情を感じる。仕事やこれからの生き方やに悩む人へひとときの休息にもなる物語。今年読んだ本で最もお気に入りに!

40冊目「わたしの兄の本」モーリス・センダック📖センダックさんがゲイであったと最近知り関心を持って手に取った本。死去する数日前まで病床で校正紙を何度も推敲したというセンダックさんの遺作。自身の死を直前にして描いた生と死の物語。この読書体験を機に死を描いた絵本を読んでいきたい。

39冊目「おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門 暮らしとメディアのモヤモヤ「言語化」通信」清田隆之📖社会の上でふと感じるモヤモヤは地続きに繋がっていてこのモヤモヤに無関係な問題なんてないのかもしれない。清田さん自身のエピソードを打ち明けてくれた語りに好感と共感を持ちました!

35冊目「365日のほん」辻山良雄📖本を選ぶ時「装丁と表紙(本が持っている雰囲気)」「タイトルと作者」が情報としてまずある。次第に「本棚で光っている本」がパッと目に入る。このブックガイドには表紙の記載がないことがすごくいい。辻山さんの本の中にキラキラと光る本が幾つも見つけられた。

34冊目「低コスト生活 がんばって働いている訳じゃないのに、なぜか余裕ある人がやっていること。 」かぜのたみ📖電子書籍で読んだけど紙の本で手元に置きたい…生活や幸せやお金やちょうどよい自分への捉えが少し軽くなり日常か楽しくなる知恵が満載!「心地よさの研究」にもかなり役立ちました。

33冊目「本とはたらく」矢萩多聞📖すごく面白かった〜!「本」「人」「はたらく」こと。不登校だった話、インド・タラブックスの話、子どもたちの絵の話、厚い背表紙のドーンとした感じも好き。多聞さんの分厚い日々。「この本も多聞さんの装丁だったんだ!」と新たな本との出会いもあり嬉しいなぁ!

32冊目「大丈夫、働けます。」成澤俊輔📖就労について考えるために手に取った本。成澤さんの明るく前向きな人柄が何人もの働くことに不安のある人を勇気づけてきたんだろうなぁ。この本を読んで私もその内のひとりとなりました。主治医の先生と就労についてもっと話そうと、きっかけにもなりました。

29冊目「私の生活改善運動」安達茉莉子📖久しぶりに読み返した本。安達茉莉子さんは暮らしLIFEをまるごと根っこから味わって感じて自分の生活LIFEそのものに心と体でもって刻み進めてゆくその日々を丁寧に記録してくれました。その記録がまた日々LIFEを送る読者に新発見を与えてくれる。

28冊目「コーヒーのあわからうまれたこねこ」📖猫本を色々読んでいます。全編刺繍で刺した絵本。コーヒーのあわからうまれたこねこ、さすらい、自分なりのしあわせを探しにゆく。猫たちのしあわせはなんだかんだで人間の膝の上!?コーヒーを放っておいたらこねこが産まれていたらたしかに楽しい!

26冊目「太陽をかこう」ブルーノ・ムナーリ📖「木をかこう」の次は、太陽をかこう!木は数えきれないほどあるけど太陽はたったひとつ。東京・京都・NYどこにいても同じ太陽を見ている。ひとつだけの太陽を色々な場所から見て人々は色々な姿の太陽を描いてきた。あなたにとっての太陽は何色だろう。

22冊目「ペンギンと暮らす」小川糸📖作家さんの日常ということもあって庶民的ではないかも?だけどエッセイに添えられた優しいイラストも相まってLIFE全体を楽しむ感受性の豊かさとライフスタイルセンスが素敵!ひたむきに、五感豊かにふくふくと我が家らしい暮らしを楽しめる大人になりたいな!

20冊目「空飛び猫」アーシュラ・K・ル=グウィン 村上春樹訳📖ふさふさの翼の生えた猫4兄妹。きっと都会でも田舎でもマイノリティなのかもしれないと思いながら時々笑ってしまう所もあって楽しい絵本として読めた!猫らしさが表れていて他の動物たちも個性があり社会があり大人も楽しめる猫絵本。

19冊目「亀時間 鎌倉の宿から生まれるつながりの環」櫻井雅之📖宿からはじまる旅も楽しい。旅を続けながら、亀の歩みような時間感覚を、泊まり木の鎌倉ゲストハウスで取りもどそう。働き方、人との関わり、街や地球に対して。エシカルタウンの実践書としても楽しい!次の旅の宿はぜひとも亀時間で!

18冊目「パラレルキャリア 新しい働き方を考えるヒント100」ナカムラクニオ📖2016年の本がafterコロナの空気をすでに読んでいた。アイデアを具現化したナカムラさん自身のイラストも楽しい。具体的なヒントが満載で身につけた知恵を惜しまず与えてくれる姿勢が今の時代にふさわしい。