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目次 - 作曲家を目指す人のための音楽理論
※随時更新予定※
0.はじめに0.1. 作曲の方法
0.2. なぜコードや理論を学ぶ必要があるのか
1.基礎知識1.1. インターバル(音程)
1.2キーとサークルオブフィフス(5度圏)
1.3. メジャースケールと3種のマイナースケール
1.4. 練習方法
2. コード - トライアド2.1. メジャー・マイナー
2.2. m(♭5)(マイナーフラットファイブ)
2.3. su
12キーとサークルオブフィフス(五度圏)
どうも、作曲家のカスガです。
音楽理論を学ぶ前に、まずはキー(調性)について知っておく必要があります。
12キーとサークルオブフィフス(五度圏)キー(調性)は全部で12種類あります。
これは1オクターブが12音で構成されているためです。
サークルオブフィフス(五度圏)と呼ばれる図があるので、これを見ると分かりやすいですね。
ピアノの鍵盤の数を数えると分かりますが、例えばドから1音(半音)ず
アッパーストラクチャーという概念
どうも、作曲家のカスガです。
今回は、アッパーストラクチャーという概念について説明したいと思います。
コードを上下に分割するアッパーストラクチャーとは、簡単に言えば「何かのコードの上の部分」です。
例えば、以下の様な例があります。
このように、1つのコードをルートとそれ以外に分ける事で、構成音の多いコードを簡単に理解する事が出来ます。
またシチュエーションにもよりますが、コードの全ての音
なぜコードや理論を学ぶ必要があるのか
どうも、作曲家のカスガです。
唐突ですが、音楽を趣味や将来の目標にする方の中には、こういうことを言う人が一定数います。
「難しいコードなんか使わなくても作曲できる!」
「理論の勉強なんか不要!感性が大事!」
「理論を覚えると感性が失われる!」
これは半分正解ですが、半分間違いです。
「難しいコードなんか使わなくても作曲できる!」
難しいコードを使わなくても作曲できますが、色々なコードを使
ハーモニックマイナー・パーフェクト5thビロウ
どうも、作曲家のカスガです。
ハーモニックマイナー・パーフェクト5thビロウ
(Harmonic Minor Perfect 5th Below)
を紹介します。
何とも言いにくい長い名前のスケールですね。
このスケールはハーモニックマイナー・キーに属する第5スケールで、7(♭9)上で演奏されます。
つまり、完全5度下のハーモニックマイナーと同じ構成音という意味です。
マイナーキーのⅤは7
ダイアトニックスケール / モード
どうも、作曲家のカスガです。
ダイアトニックコードは既に紹介しましたが、それぞれのコードに対応した「ダイアトニックスケール」も存在します。
ダイアトニックコードのトニックから始まる7つのスケールです。
Ⅰ →イオニアン(Ionian)
Ⅱ →ドリアン(Dorian)
Ⅲ →フリジアン(Phrygian)
Ⅳ →リディアン(Lydian)
Ⅴ →ミクソリディアン(Mixolydian)
Ⅵ →
スラッシュコード・オンコード
どうも、作曲家のカスガです。
今回はスラッシュコード・オンコードを紹介します。
スラッシュコードとオンコードは基本的に同じものですが、表記の仕方が変わります。
どちらを使うかは好みや意図によって変わりますが、視覚的に理解しやすくコードが密集しても比較的に見やすいことから、僕はオンコードを使用することが多いです。
非常に便利なコードなのですが、最初は使い方が難しいかもしれません。
以下に使い
四和音 特殊な四和音
どうも、作曲家のカスガです。
今回は、今までに紹介していない、使用頻度の比較的少ないものを紹介していきます。
M7(#5)aug.M7と表記される場合もあります。
7(b5)7(#11)と同じ扱いをしがちですが、特にホールトーンスケールを示唆する目的で使うこともあります。
7(#5)aug7と表記される場合があります。
こちらも7(b13)として扱いがちですが、特にハーモニックマイナーの第
四和音 | シックスコード
どうも、作曲家のカスガです。
今回はコード四和音のシックスコード、6/m6のふたつを紹介します。
6はメジャーコードに長6度を、m6はマイナーコードに長6度を加えたものです。
信じられない話ですが、古いジャズではM7は不協和音と考えられていて、ⅠM7やⅣM7ではなく6コードが主流だったそうです。
m6コードは、トニックマイナーやモーダルインターチェンジのサブドミナントマイナーとして使われる
四和音 | 7sus4(セブンスサスフォー)
どうも、作曲家のカスガです。
トライアドにsus4がありましたが、四和音でも sus4が使えます。
7sus4の構成音このコードはsus4に短7度を加えたもので、ルート、完全4度、完全5度、短7度で構成されています。
C7sus4の場合、ルートからC, F, G, Bbです。
C7sus4の使い方C7 sus4には様々な使い方がありますが、Ⅴ7に内声が解決するドミナントとして使うのが最も代
四和音 | dim(ディミニッシュ)
どうも、作曲家のカスガです。
三和音のディミニッシュトライアドというコードがありますが、本来のディミニッシュコードは四和音です。
ディミニッシュコードの構成音
ディミニッシュコードの構成音はルート、短3度、増4度(=減5度)、減7度(=6度)です。
Cdimの場合、構成音はC, E♭, F#, Aになります。
ディミニッシュコードの特徴このコードは全ての構成音が短3度のインターバルになっ
四和音 | m7(♭5) / mM7
どうも、作曲家のカスガです。
今回はm7(♭5)(マイナーセブンスフラットファイブ)とmM7(マイナーメジャーセブンス)の2つのコードを紹介します。
四和音のコードを学び始めて最初にぶつかるのが、この二つのコードだと思います。
m7(♭5)(マイナーセブンスフラットファイブ)m7(♭5)は名前の通り、マイナーセブンスの5度をフラットさせたコードです。
別名ハーフディミニッシュとも呼ばれ、省略
四和音 | ドミナントセブンス
どうも、作曲家のカスガです。
今回紹介するドミナントセブンスは、とても特殊でありながら、非常に使用頻度が高いコードです。
別のコードに解決する強い力を持ち、それを活用したコード進行が数多く存在します。
ドミナントセブンスの構成音7(ドミナントセブンス)の構成音は、ルートと長3度、完全5度、短7度です。
C7の場合、ルートはC、長3度はE、完全5度はG、短7度がBbになります。
トライトー
四和音 | メジャーセブンス・マイナーセブンス
どうも、作曲家のカスガです。
現在のジャズをベースとした音楽理論では、三和音よりも四和音をベースとした考え方が主流です。
まずは基本となるメジャーセブンス、マイナーセブンスを見ていきましょう。
M7(メジャーセブンス)M7(メジャーセブンス)は、ルート、長3度、完全5度、長7度で構成されています。
CM7の場合、ルートはC、長3度はE、完全5度はG、長7度はBです。
m7(マイナーセブン