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エッセイ・コラム・ショートショート等々

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2024年7月の記事一覧

【振り返り】松本俊明の夕暮れノクターン(2024年7月24日放送回)

【振り返り】松本俊明の夕暮れノクターン(2024年7月24日放送回)

「松本俊明の夕暮れノクターン」。
毎週水曜日の夕方6時30分から45分までMROラジオで放送されている15分間番組である。
僕はこの番組が大好きで明日で8月に突入するが一度も欠かすことなくリアルタイムで聴いている。
さきほど7月最終週の放送が終わった。
今回も言うまでもなく至福の15分間であった。

映像のないラジオに声や言葉の表現、音楽と耳からの情報が100%の世界でこの番組は頭のてっぺんから爪

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【コラム】長寿番組の宿命。海外ドラマ「アルフ」の終わり方

【コラム】長寿番組の宿命。海外ドラマ「アルフ」の終わり方

海外ドラマ(アメリカのドラマ)にはじめて触れるのは大半がNHKからではないだろうか。
中でも「フルハウス」と「アルフ」は僕の世代では気づいたら観ていたというくらいのはじめての海外ドラマの教材的作品だと思う。
アメリカのホームコメディと向田邦子や橋田壽賀子ドラマを比べて日米の文化の違いを肌で感じたといえば少し大袈裟かもしれないが共通するのは極力外ロケをしない。である。
固定のセットで繰り広げられる会

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【コラムエッセイ】儚い夏

【コラムエッセイ】儚い夏

また還暦前の若い俳優さんが亡くなった。
急性心不全。突然のお別れであった。
その俳優さんの名前をYahooニュースで目にしても正直お顔が浮かんでこなかったのですぐに検索してお写真を拝見。
あ!あの映画の人だ!
紐がするするすると記憶のいくつもの穴に吸い込まれていく。
「運命じゃない人」という映画では主演をされていて確かに僕はこの作品を観ていた。いい意味で派手じゃなく、といっても地味でもない不思議な

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【コラム】仲間由紀恵のトリック

【コラム】仲間由紀恵のトリック

僕の中で仲間由紀恵は「TRICK」の山田奈緒子で止まっている。
熱烈で熱狂的なファンというわけではないが少しだけ歳上のきれいな女性として仲間由紀恵は常にテレビの向こうにいてくれた。
はじめに書いたが僕の仲間由紀恵像はあの独特でどこか一筋縄ではいかない堤幸彦ワールド全開のドラマ「TRICK」の主人公、山田奈緒子なのだ。
あまりにも強烈なキャラクターであった。垢抜けない地味で芋っぽいセーターやカーディ

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