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#エッセイ
ずっと続くものなんて
結婚した人の半分は別れる。それが今の日本の現状だ。そもそも結婚という制度自体が血筋を明らかにするための制度で、誰もそんなものに重きをおいていない。おいていないにも関わらず、「結婚する」となればそれなりな重圧がのしかかるエポックメイキングな出来事に早変わり。いつの時代も3万円という金額は大きい。
なぜ急にこんな話をしているかというと、「ブルーバレンタイン」という映画を見たせいだ。
最近見た映画の
こころは海賊 無知なる貴族 目指す宝は『映画』の世界
今まで詳しくなかったモノを見つけて、その知らない「何か」に手を出すとき。
私の心は早鐘をうちはじめ、まだ見ぬ世界に心がわき立つ。
そこには「目に見えない財宝」ならぬ『目に見える財宝』が、これでもか、とばかりにひしめいていることを、私は知っているからだ。
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私はここ2年ほど『映画』にはまっている。
映画にはまったのは人生で3度目のこと。
高校生の時はテレビで放映される映画、――特にアクシ
人は、なぜ映画を見るのか?
これは、『人生はシネマティック!』という映画に出てくるセリフだ。
この問いは、別に映画でなくともよい。ドラマでも小説でも漫画でもよいだ。「創作されたモノ」すべてを指して問われている。
さて、あなたならなんと答えますか?
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映画の紹介も先にしておこうか。
1940年のロンドンで、時代は第二次世界大戦が始まったばかり。映画会社は、政府に戦意高揚のためにプロパガンダ映画を撮るように命じられる