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堕落の先にあるひとりごはん

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仕事で疲れていたり、自分に余裕がない時のわたしのご飯。 洗い物も、明日やります。
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2020年6月の記事一覧

ステーキランチとなすの味噌汁。

ステーキランチとなすの味噌汁。

昼過ぎに電話がかかってきた。

相手は同僚のホノカ。

ステーキを食べよう。ランチの誘いだった。

会社から歩いて10分ほどのところにある高級なステーキ店。

看板しか見たことなかったその店になぜか行こうと誘ってきた。

話を聞くと仕事が忙し過ぎてステーキでも食べないと話なならない。
ととても怒っている様子。

大きなビルの地下に目的の店はあった。
入り口の階段を降り始めてホノカがひとこと。

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夕立とナスの瓦そば風。

夕立とナスの瓦そば風。

今日はよく晴れていた。

7月のつもりで気持ちよく会社に行ったけど、
よくよく考えたら7月はもう少し先だった。

早く7月にならないかな。一日中そんなことを思いながら仕事をこなした。

定時を過ぎ、家路に着く。

もうすぐ家に差し掛かったところ。

ポツ。ポツ。ザーッ。

夕立だった。

夕立は字面だけ見れば高級みかんみたいなのに、
実際目の当たりすると、それはかなりの迫力があるといつも思う。

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旧友とジュリエンヌサラダ。

旧友とジュリエンヌサラダ。

仕事を終え、商店街を歩く。

今日の目的地は非常に明確で、信号を2つこえる。

その先にある2つの商店街の重なる場所。。。

ここが今日の目的地。大学時代の友人の大野さん。

今は隣の県で農家をしているのだけれど、久しぶり。と連絡をくれた。

今日は彼女と食事をする。

わざわざ車で来たそうで、そのまま家に泊まることになった。

久しぶりの彼女は少しだけ痩せていて、少しだけ日焼けをしていた。

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エスプレッソと鯖そうめん。

エスプレッソと鯖そうめん。

ランチ帰りにカフェに寄ってエスプレッソまで飲んでしまった。

エスプレッソには砂糖をいつもたくさん入れる。

ティースプーン2杯。

そしてそれが溶けきらないうちに飲み、最後だんだん強まっていくビターチョコのような風味。そして最後にカップに残ったコーヒー味の砂糖をスプーンですくって舐める。

スプーンの通った跡がカップの底に残った。

結露のついたコップの水を一口。店をでる。

午後は思ったよりも

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レンコンと牛肉のしぐれ煮

レンコンと牛肉のしぐれ煮

昨日までぐずついた天気が続いていた。

だからこそ今日の日差しはとても気持ちがいい。

夏らしい青空。夏らしい雲。そして夏らしい緑。

月曜日なのに、ここまで晴れるとちょっと気分が上がってさえくる。

今日はしっかりご飯を食べたいな。

昼ごはんを食べたすぐあとなのに、もう夜ご飯のことを考えていることに気づいてマスクの中で口元が緩む。

それからはずっと夜ご飯のことで頭がいっぱいだった。

お肉が

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ずぶ濡れと白菜の冷たいそうめん。

ずぶ濡れと白菜の冷たいそうめん。

しっかりと降った雨は、道の至る所に小さな小さな川を作っていた。

駅前の高いビルは霞んで上の方は見えなくもなっていた。

ぐずついた天気。というより、落ち込んだ天気。といった感じ。

あの霞の中はどんな景色が広がっているんだろう。。。

広がるどころかふさがっているのかな。

そんなことを考えながら会社に向かう。

いつもと同じように自席につき。いつもと同じ作業を繰り返す。

コーヒーを飲みながら

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グレーなたまごやき。

グレーなたまごやき。

テレビのdボタンを押し、天気予報を見る。

30度の予報に、今日はポロシャツを着ることに決めた。

今年初めて着る白いポロシャツは、去年の夏にまとめて3着買ったものの一枚だ。

襟がパキッとしていて、ボタンダウンのポロシャツ。

襟についた左右の小さなボタンを閉めることが、私にとってその日をワントーンあげてくれる魔法の一手間。

1日必死になって働くと、腕がちょっとだけピリピリしていた。

日焼け

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