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本や映画や音楽のnote。

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2018年12月の記事一覧

自らの闇に足を踏み入れる。

自らの闇に足を踏み入れる。

 映画『ボヘミアン・ラプソディ』を年内に観ることができた。何人もの人にオススメされていたのだが、ずるずると後回しになってこのタイミングになった。イギリスロンドン出身のロックバンドQueen(クイーン)の物語を映画化したものである。現在の認定セールスでは、アルバムとシングルのセールスで世界第5位の3億枚を超える伝説のバンド、映画でもそう謳われている。

 僕が生まれた頃に人気の絶頂を迎えていたバンド

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非ビジネス本、「すいません、ほぼ日の経営。」の理想的な拡がり方。

非ビジネス本、「すいません、ほぼ日の経営。」の理想的な拡がり方。

今年、読んでよかった本の話。というのも、電車の中で、珍しくほぼ日の本の広告を見る機会が増えた。これまで、ほぼ日の特集などで取り上げられたもの、糸井さんが帯を書いている本も含め、ほぼほぼ読んで、手元に置いてあるが、この本ほど広告露出が多いと逆に違和感を感じてしまう。おそらく出版社が日経系の別企業ということもあって、宣伝に力が入れているのだろうと思う。

ぼくは、この本も出てすぐに買って読んだのだが、

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伝えたいことが、あるんだ?(小田和正風に)

伝えたいことが、あるんだ?(小田和正風に)

今朝、新幹線の中でTwitter眺めていたら、こんな文章に目にとまった。

SNSのノウハウって、たしかにあると思う。「こうすれば→こうなる」みたいな、ゲームの攻略法があって、その通りにするとある程度の結果が出る。そしてそれはノウハウ通りに成果を出した側はもちろん、ノウハウを授けた側にとっても満足感のあることである。

物事にいいやり方がある、ということはそれはあるんだろうと思う。ただ、このツイー

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毎週たのしみにしている番組がある。

毎週たのしみにしている番組がある。

そう、それはラジオで、この番組。
(radikoでは最新の番組をタイムフリーで聴くことができます。)

BOOK BAR | J-WAVE | 22:00-23:00

大倉眞一郎さんと、杏さんがナビゲーターの番組で、その名の通り本を紹介する番組だ。
以前たまたまなにかのきっかけで聴いた時にこの本をオススメされた。

そして素直に読んでみたら、ものすごく面白くて、それからというもの毎週たのしみに

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amazonのサイバーマンデーで買ったもの

amazonのサイバーマンデーで買ったもの

Boseのノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン欲しかったモデル。
ちょうどいいタイミングだった。

今朝からさっそく使おうとしてカバンに入れたのはいいが、なんと、こんなタイミングでiPhoneの充電が切れてしまい、単なるお荷物に。とほほ…。

とはいえ、1ヶ月ほどじぶんに必要かどうか、買うかどうか考えた結果のことだから、
これから活躍してくれるのは間違いない。

最近はこの手の買い方が多くなっ

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やさしく、つよく、おもしろく。

やさしく、つよく、おもしろく。

ながしまひろみさんの著者
「やさしく、つよく、おもしろく。」の、
原画展&サイン会へ行ってきた。

TOBICHの中の「すてきな4畳間」は、
ながしまさんのマンガの原画と、
オリジナルの水彩画が展示されており、
作品の空気感にとてもマッチした空間となっていた。

ほぼ日の社員の方ともお会いし、
TOBICHのご担当の方と、今回の出版の担当の方ともお話ができた。みんな、うれしそうだ。

会場には、な

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「読書体力」と呼ばれるものの正体は。

「読書体力」と呼ばれるものの正体は。

ああ、いまだったらおれも。そう思えることがきのう、ふたつあった。

きのうはフランク・ザッパの命日だったらしい。1993年の12月4日にザッパは亡くなったらしい。当時、いちおう「えーーっ!」なんて驚いてみせて、またもひとり、個性的なギターヒーローがこの世を去った、R.I.P. みたいな顔をしていたのだけど、いまだったら言える。

ぼくはフランク・ザッパという人の音楽が、ちっともわからなかった。よく

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