『本当に必要な就労支援について(2022.7)』講演録(1):主旨と講師自己紹介

講演録:『本当に必要な就労支援について(2022.7)』
(文字起こし原稿をチャットGPTで編集・リライト後、加筆修正)


就労支援機関所長:さて、時間が定刻を過ぎましたので、セミナーを開催させていただきます。今回のセミナーは、私たちにとって初めての試みです。これまで、実践協議会の仕事部会などで研修会を開催してきましたが、今回は少し趣向を変えて、いろんな分野で活躍されている方々にスポットを当てる内容となっています。特に社会システムに関わる取り組みを紹介し、皆さんに新たな視点を提供したいと思っています。
本日のテーマは、『本当に必要な就労支援について』です。当センターは就労支援機関であり、障がい者雇用や福祉サービスでの就業支援を行ってきました。しかし、多様な働き方が求められる現在、コロナ禍で注目を集めた在宅ワークに焦点を当て、第三の選択肢としてご紹介したいと思います。
講師としてお招きしたのは、静岡県からお越しいただいたshidasyoさんです。shidasyoさんは発達障がいの当事者であり、その視点から感じたこと、取り組んできたことを写真やスライドを交えながらお話しいただきます。shidasyoさんとの出会いは音声SNS『クラブハウス』で、1年前に知り合い、いろいろとやり取りをさせていただきました。そのご縁で、今回講師としてお願いすることとなりました。
現在、shidasyoさんはフリーランスで在宅ワークをされています。主にテープ起こしや、オンラインでの仕事のコーチング、発達障がいを持つ方々のケアや相談に応じています。以前は若者サポートステーションでのボランティア活動もされており、そうした経験も含めて本日はお話しいただきます。
受付で配布した資料をご覧いただきながら、shidasyoさんの話をお楽しみください。それでは、shidasyoさん、よろしくお願いいたします。

shidasyo:こんにちは。私はshidasyoという者です。今日は静岡県から参りました。まずはお水を飲ませていただきますね。
さて、本日は御事業所の所長さんのご紹介でこちらに呼んでいただきました。早速ですが、自己紹介をさせていただきます。私は現在フリーランスとして、完全在宅で仕事をしています。フリーランス歴は4年になります。
大学を卒業してから長い間、原因不明の体調不良に悩まされ、職を転々としてきました。33歳の時に自閉症スペクトラムと診断され、その後、ADHD併発や学習障害の傾向もあることが分かりました。現在の主治医には「第一印象が発達障がい」と言われ、その診断を受けるまでにいろいろなテストを受けました。
皆さんはコンサータという薬をご存じでしょうか?これはADHDの薬です。私は5年前からコンサータを服用し始め、それでやっと普通に起きられるようになりました。そのおかげで、在宅ワークに挑戦することができました。
「ココナラ」、「クラウドワークス」、「ランサーズ」などのクラウドソーシングプラットフォームをご存じの方もいらっしゃると思います。私はこれらを利用して、テープ起こしやライティングの仕事を始めました。当時、お金がなかったので、パソコンだけを購入し、それを使って仕事を受注しました。
コロナ禍に入ってから、就労支援員の知り合いから「shidasyoさんは今、何をやっているの?」と聞かれ、「クラウドワークスをやっています」と答えたところ、「ぜひ、ちょっと来てくれない?」と誘われ、ボランティアとして相談員兼ピアサポーターの役割を務めることになりました。
一年半ほどボランティアを続けた中で、いろいろと大変なことも分かり、「じゃあ、どうしよう」ということで、現在は『ココナラ』で休職者や求職者向けの在宅ワーク相談を行っています。30分2000円くらいで相談に応じ、「こうするといいですよ」というアドバイスをしたり、テープ起こしやクラウドソーシングの個別指導サービスを提供しています。また、発達障がいの雑談サービスも行っています。
私が挑戦してきたことについてお話します。最初は6カ月だけと決めてクラウドソーシングを始めましたが、偶然性に合っていて、そのまま現在に至ります。その後、コロナをきっかけに地元の就労支援NPOに関わり、同じ時期に、静岡県某市の議員さんと知り合うことができました。そして、「高機能自閉症者への支援を独立したジャンルとして取り組むべきではないか」という提言を行いました。専門家や当事者へのインタビューを集め、それを通じ、市の予算が少しだけ動き、精神・発達障がい者向けのテレワークオフィスの設立に向けた動きが始まりました。
そして、『ココナラ』での活動や、『クラブハウス』でクラウドソーシングをテーマにした番組の配信も行ってきました。これがご縁で、今回の講演に至りました。
では、本日のテーマである『本当に必要な就労支援』についてお話ししたいと思います。私が注目している『就労支援×クラウドソーシング』というテーマ。このテーマについて、あまり知られていない部分が多いと感じていますので、私自身の経験をモデルケースとして、知っていることや気づいたことを皆さんに情報提供したいと思います。このテーマに関心を持つ方々が横に繋がることで、ブレイクスルーが起きるのではないかと期待しています。
一方で私自身、大手の就労支援機関で支援を受けたことがありますが、当事者として「本当の意味では話を聞いてもらえない」という感覚がありました。しかし、その後、支援側として現場に入ることで、話を聞く側の難しさも痛感しました。じゃあ、私は就労支援機関にいた頃、「本当の意味で話をする」とは一体どういうことだと思っていたんだろう。今回のプレゼンを作りながら、私はそんなことを考えました。一当事者にすぎない私は、所長さんがこのお題を下さった時、『本当の就労支援』を論じることなんてとてもできないと思いました。なので、今回はその点を掘り下げ、『本当の就労支援とは何か』というお話に代えさせていただければと思います。

今日はどうぞよろしくお願いいたします。
(続く)


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