『本当に必要な就労支援について(2022.7)』講演録(2):用語の説明とクラウドソーシングを始めた経緯
講演録:『本当に必要な就労支援について(2022.7)』
(文字起こし原稿をチャットGPTで編集・リライト後、加筆修正)
shidasyo:まず、今お手元にある図の『クラウドソーシングについて』の『働き方マップ』をご覧ください。クラウドソーシングについて説明します。「クラウドソーシングプラットフォーム」と書かれている黄色い部分がありますが、これはマッチングサイトのことです。発注者、つまりクライアントが「これをやってください」と求人を出し、それを見たワーカーが応募します。そして、クライアントが応募者の中から適任者を選んで発注します。
このプラットフォーム上では、アカウントを作って自己紹介をしたり、チャット機能を使ってファイルの送受信ができたりします。報酬の管理機能もあるので、全てがこの中で完結するようになっています。代表的なものとしては、『クラウドワークス』や『ランサーズ』、『ココナラ』があります。
次に『働き方マップ』をご覧ください。『フリーランス』と『クラウドワーカー』について説明します。フリーランスと言えば、ライター、カメラマン、デザイナーなど、一人でお客様の依頼を受けて仕事をする人をイメージしやすいと思います。クラウドワーカーも、ネットを使って仕事を獲得しているだけであり、お客様の御用聞きをしている点は、従来のフリーランスと変わりません。
私は『クラウドワーカーを含むフリーランス』と『起業家』を区別しましたが、これらはどちらも自営業です。フリーランスはお客様の依頼を外注として受けるのに対し、起業家は自分でビジネスを作って展開します。今日のお話においては、このようにこれらの言葉の意味を理解していただければと思います。
次に、就労困難者のための働き方についてお話しします。『A型事業所』と『B型事業所』というのがあります。A型事業所の利用者は時給で賃金をもらい、B型事業所の利用者は出来高制で工賃をもらいます。A型は雇用契約ですが、B型は業務委託がベースなので、最低賃金の概念は当てはまりません。
今日はこの中で、主にクラウドソーシングと福祉的就労についてお話しします。本日お越しくださった皆様の場合、これらの図は理解されている方が多いと思いますが、念のため説明しました。
ところで、クラウドソーシングについて誤解されている方も多いようです。「クラウドソーシングってネットの仕事なの? 危ないんじゃない?」とか「FX詐欺みたいにだまされるよ」などと誤解されることがあります。支援側の方にも「そんな危ないものを勧めないで」と言われたこともあります。しかし、クラウドソーシングを挑戦したい求職者にとって、こうした誤解が足かせになっていることがあります。今日はそこも説明することで、解決できればと思います。
さて、外に勤めていた頃の悩みとクラウドソーシングを始めた経緯について、お話を少しします。発達障がいが分かったことをきっかけに、私はクラウドソーシングを始めました。
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文字起こし原稿を加筆・修正し、スライドとともに、ほぼ全文公開しています。
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