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大事にしている映画の記憶

みなさんは、映画をよく観る派でしょうか、あまり観ない派でしょうか。

私はあまり観ない派です。だけど、大事にしたい映画はあります。

有料マガジンの読者の方とお話をしていたら、大事にしていた映画の記憶を思い出しました。

振り返ってみたくなったので、ここに書き残しておきます。


大事にしている映画の記憶


私が大事にしている映画の記憶は、コロナ禍に東京で観た映画の記憶です。

私はドイツが好きです。最初は国や言語に興味を持ったけど、自然と東西ドイツ時代にも興味が湧くようになり、そんな映画もいくつか観ました。

有名なのはこちらでしょうか。

本当に救いようのない終わり方をする、ズーンと心が重くなる映画です。でも、だからこそ、観る時間とエネルギーのある時に観ておいて良かったと思っています。

大学4年生、卒業間近で時間を持て余している時に観ました。


それで、この「善き人のためのソナタ」と同じ監督が作った映画がこちらです。


コロナ禍でヒマすぎた私は、それまで何年も使っていなかったアマゾンプライムで映画を見るようになりました。

北朝鮮のドキュメンタリー映画を観たり(韓国語がわかるようになってきたので改めて観たい)、戦後のドイツを描いた映画を観たり。

心を揺さぶられるものや、穏やかで落ち着いて観れる映画。私にしては珍しく、短期間に何本も観ました。


そんな時に見つけた映画が、先ほど載せた「ある画家の数奇な運命」です。

これはすごくタイミングがよくて、ちょうど見つけた時に近くの映画館で上映をしていました。

ドイツに行きたいのに、コロナで行ける見通しがまったく立たない。

こんな生活は初めてで、ストレスは想像以上に大きくて、だから週末の朝からワクワクしながら観に行きました。

この映画を観る時間=ドイツに触れる時間でした。


内容は言わずもがな素晴らしくて、叔母役のサスキア・ローゼンダールには一目惚れしました。

この映画は実在する画家の人生に基づいたフィクションで、どこまでが本当でどこからがフィクションなのかがわからないところにも惹かれます。

ちなみに英語のタイトルは「never look away」。こちらのほうが、映画の内容に近いです。というか、キーワードというか。


3時間もあるけど、終わってほしくないと感じるほどの面白い映画なので、良かったら観てみてください。

ちなみにこれはプライムには含まれないようで、約400円のレンタル商品か購入かしかないようです。


なぜこの記憶が大事なのか


私にとって、この映画の記憶はなぜ大事なのか。内容が面白いことは言うまでもありません。

でもそれ以上にやっぱり、「映画を観に行く」体験自体が、この記憶の価値を高めています。


この映画は週末にわざわざ早起きをして、日比谷のシャンテ(少し重厚感のある映画館)に行って観ました。

いつもよりも早く起きて、普段は行かない場所に行き、ちょっと特別な映画館で引き込まれて過ごした3時間。

この体験自体が、この記憶の価値を高めているのだろうなと思います。


みなさんは、大切にしている映画の記憶はありますか。その記憶に、どんな感情がありますか。

ぜひ聞いてみたいです。もしよかったら、コメントをください。


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