本間貴裕 / SANU Founder & Brand Director
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ココナッツとライフスタイル
スリランカに来た理由の一つ、Sunshinestories。 http://sunshinestories.com とてもかっこいいホームページとインスタグラムを持っているのだが、いかんせん宿に来る前…
東京と地球に、私は住みたい。
少し前の冬の出来事。東京から車で3時間ほどの雪山に出かけた帰りしな、道端にカモシカを見かけた。凛と冷える空気の中、足元には澄んだ小川が流れ、枯れた木々の間からは光が降り注ぐ。静寂。そのなかに姿勢よく佇むカモシカがいた。じっとこちらを見ていた。カモシカの立ち姿も、周りの自然も、ただただ美しかった。
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「幸せ」ってなんだろう。
一つ、それは社会的な、人間としての幸せだと思う。クラスで良い成
国を越えた、自然の繋がり
ジョン・F・ケネディ空港から北に3時間。
朝靄が出る中、ニューヨークはキャッツキルの川へと車を走らせた。そうそう、視察のための出張だからと言って、釣りをサボるわけにはいかない。眠い目をこすりながら、暗がりのなか山を越える。
冬に差し掛かるこの地域は、息が白くなるほど十分に寒かった。
子供の頃の景色を思い出す。福島は裏磐梯。噴火によってできた山々の間に浮かぶ湖は、秋になると湖面から湯気を出す。
あらためまして、SANU創業の想い
一人で下を向き、思わず笑顔になってしまう瞬間がある。早朝、誰もいない海。オレンジや紫、赤といった無数の色を湛えた朝焼けに染まる海面を、穏やかな波と共に滑る時。雪の降る白銀の冬山。仲間との距離がひらき視界から人が消え、ふと静寂が訪れた時。
30歳になった頃、私の人生は有限であり、かつ、自然は圧倒的に美しいことに気がついた。この時に何か特別なことがあったわけではない。しかし、20代を終え、肉体的には
「Hands & Hearts」 始まりの物語
僕たちはいつも、大工さん達と共にGuest Houseを、Hostelを、Hotelを作ってきた。新しいプロジェクトが始まると、棟梁のなべさんを筆頭に全国津々浦々、文字通り北は北海道、南は沖縄といった広い地域から「仲間」が集う。多い時はチーム全体で20名近くになることも。木工職人、鉄職人、皮職人、庭師、左官職人、ツリーハウスビルダー。
工事の最中、ある大工さんにふと尋ねたことがあった。
「自分
みみずと魚と兎、から作られるピザ屋の話。
ベトナムはホーチミンを訪れている。旅の前には決まってその場所のおすすめを友人たちに聞きまわるのだが、今回はここ「Pizza 4P's」の名前をよく耳にした。
ベトナムなのに、ピザ屋ときたか。
Pizza 4P'sは「Make the World Smile "For Peace."」をビジョンに掲げ、ベトナムで展開しているピザ屋さん。2008年に自宅の庭でピザを作り始めたオーナーの益子さんは、
ココナッツとライフスタイル
スリランカに来た理由の一つ、Sunshinestories。
http://sunshinestories.com
とてもかっこいいホームページとインスタグラムを持っているのだが、いかんせん宿に来る前の「情報」が少なかった。何を大事にしてるのか、どんなストーリーが背景にあるのか。こういうコアな部分はウェブにしては読み応えがありすぎるほどに記載されている一方、部屋の様子がわかる写真もなければ、住
Geoffrey Bawaを訪ねて
建築家Geoffrey Bawaの作品を感じたくて、スリランカはコロンボへ。
首都コロンボは、着いてみると意外と都会だった。スリランカといえば湿った熱帯雨林と開けた蒼い海のイメージ。しかしこの国の車の99%が日本から来ているということもあってか、日本の高速道路を走っているようだった。ランドクルーザーにレクサス、プリウス、ワゴンR!の間をすり抜けるたくさんのtuktuk。
そんな喧騒から少し離れ