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TABLO連載【加筆修正】

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ニュースサイト「TABLO」に連載をした過去記事に加筆修正をしてまとめています。
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#ライフハック

死ぬほど苦手な「二度目まして」。苦手な4月は自分のハードルをどんどん下げよう。

死ぬほど苦手な「二度目まして」。苦手な4月は自分のハードルをどんどん下げよう。

死ぬほど苦手な「二度目まして」昨日のわたしは、テキパキとお風呂に入れたから天才でした。

「入るぞ…」と決めてから30分以内にお風呂に入ることができたら、「よしよし、今日の自分は天才だぞ」と思うルールです。そんな風に、笑ってしまうくらい自分のハードルを下げて生活をしています。特に桜が咲くこの季節は。

春の全てが苦手です。

新学期、クラス替え、新社会人、部署の移動、転職、転勤、環境の変化…。ただ

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わたし、おかあさんになれない

わたし、おかあさんになれない

わたし、おかあさんになれない「子どもが欲しい」と思えたことがない、ということが、わたしの一番大きなコンプレックスです。

SNSで #あたしおかあさんだから というタグが作られ、さまざまな意見が飛び交いました。このタグは、絵本作家さんが書いた「あたしおかあさんだから」という曲の歌詞への意見としてはじまりました。
これから書く文章は、この曲についての分析や批評ではないので、歌詞に興味のある方は検索を

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みんな頑張っているんだから…に続く言葉なんてありますか?

みんな頑張っているんだから…に続く言葉なんてありますか?

普段の生活ではとても言えない気持ちを抱えて暮らしているSNSの「質問箱」というサービスを利用しています。「質問箱」とは、誰でも匿名で質問を送ることができる仕組みです。質問を送られた人は誰が送ってきたのか分かりません。知っているのは、送り主の本人だけです。

そこには日々さまざまなメッセージが届きます。

[病んだときはどうしていますか?]
[職場の人間関係がこわいです]
[家族が精神科に偏見を持っ

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わたしたちは人を殴らず誰も殺さずとも生きていける

わたしたちは人を殴らず誰も殺さずとも生きていける

怒りのフラッシュバック人の死や、心ない言葉、悲しいできごとのフラッシュバックのほかに、受けた暴力や罵倒に対しての「怒りのフラッシュバック」にすっかりやられてしまうことがあります。

わたしは、DV家庭で生まれ育ったので、人が声を荒げたり暴力をふるおうとする場面に遭遇すると、体調によっては昔のことが全部ぶりかえしそうになります。そんなタイミングで連日続くお相撲の「かわいがり」という名の暴力ニュースを

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家族の愛憎は、決して美しいものではない

家族の愛憎は、決して美しいものではない

自分の家のおかしさに気づくきっかけ『ドラえもん』や『セーラームーン』と同じようにSFマンガだと思って見ていた『ちびまる子ちゃん』がエッセイマンガだと知ったときの衝撃は忘れられません。

もしかして 、他の家は家族団らんの日常を過ごしているのか……!?

わたしは、いわゆる家庭崩壊のテンプレのような環境で育ちました。

性格に難アリの酒乱男性が2名いた家は、家族が揃えば大声でのケンカがスタート。DV

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軽々しく”死にたい”と言える場所が必要だった日々

軽々しく”死にたい”と言える場所が必要だった日々

死ななくてはならない現実
神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった「座間事件」をきっかけに、SNSでの自殺や自傷行為についての投稿を規制するニュースをよく見るようになりました。

わたしは10代の終わりから10年ほど、新宿ロフトプラスワンなどで開催している心身障害者のパフォーマンス集団に所属して活動をしていました。アルコール依存症、ひきこもり、摂食障害、ネグレクト、不登校、リストカットなど

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