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about LIFE(生きるとか、人生とか)

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#コラム

走り出せもしないやつが、誰かの汗や涙を笑うな

走り出せもしないやつが、誰かの汗や涙を笑うな

「夢を語る人」はこんなにもいるのに、「夢を叶えようとする人」は圧倒的に少ない。これがしたい、あれがしたい、こんなものをつくりたい。自分の言葉で理想を説明するまではできるのに、その次の段階に進もうとする人は、語る人の半分もいない気がする。スタート地点を決めるのはいたって簡単だが、走り出すのはだいぶ難しいみたいだ。

人が決める大抵の夢は、どんな形であろうと叶う可能性が絶対にあるとわたしは信じている。

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自分の「健康」を定義するのは自分だ

自分の「健康」を定義するのは自分だ

2年前、メニエール病を発症してから左耳の聴力が思いっきり落ちた。わたしは特に低音が聴こえづらくて、発症するとわたしの世界から低い音が消える。音が鳴っているのはわかるのだけれど、遠くでぼんやり聴こえるくらいで、酷い時には音楽を聴いていてもベースラインだけ聞き取れないことがある。日常生活で困ることはあまりないが、これを抱える前よりかは、だいぶ音がガサつくようになったなと感じる。

最初に発症した時のわ

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その一杯とキャラメルソースに、愛を込めて

その一杯とキャラメルソースに、愛を込めて

学生時代、3年間スターバックスでアルバイトをしていた。早朝4時半に起きて出勤し、6時半から15時まで働き、そのまま大学へ行くというなかなかドMな生活をしていたが、今思えばあの日々が一番の青春かもしれない。大人になって思い出を整理できるようになった今、改めて昔のことを思い出してみても、スタバに勝る熱い記憶はあまりない。

夢だった編集の仕事をし、こんなふうにつらつらと長ったらしい暗い記事を地味に書き

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きっともう、今は「いつか」なんだろう

きっともう、今は「いつか」なんだろう

ビレッジマンズストアというバンドの「眠れぬ夜は自分のせい」という曲が好きだ。恋い焦がれる歯がゆさと相手を愛おしく思うもどかしさが、アップテンポの曲調に絶妙にマッチしていて、とっても好きだ。歌詞はもちろん好きだけれど、なによりもこのタイトルに心惹かれる。最近のラブソングは、「眠れないのは君のせい」「涙が出るのはあなたのせい」と、相手のせいにしすぎじゃなかろうか。自分の恋心のせいにしつつも、いじらしさ

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いじめを受けて思うこと

9月1日は、一年の中で一番自殺する子供が多い日らしい。

長い夏休みが終わり、溜まっていた宿題をやっとこさ片付けて、新しい新学期を迎える今日。
いじめを受けている子供たちが、静かに此の世を去る日と言われている。

いじめというワードを聞くと、いつも口の中が苦くなる。
なんともいえない嫌な感じ、掘り起こされたくない昔の記憶が唐突にふつふつと湧き上がる。
思い出したくない、でもふとしたときに頭の中

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お酒で「出来上がる」わたしたち

お酒で「出来上がる」わたしたち

お酒が好きだ。
知らない人とも酒さえあれば、大体楽しい時間が過ごせる。お酒が卓にあるだけで、なかなかトークが弾むということに気づいてしまった23歳。時には逃げに、そして時には祝いの盃として、大人にとってお酒は談笑の場に欠かせないものとなった。
お仕事ではもちろんだけれど、まったく仕事に関係ない場でいきなり知らない方と飲むのもなかなか刺激的だ。
以前の記事でも書いたけれど、お酒の席では大人は嘘をつけ

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背伸びをしている人が好きだ

背伸びをしている人が好きだ

背伸びをしている人が好きだ。ちょっとカッコつけている人が好きだ。
だってそれって、今の自分に満足していない証拠だと思うから。今よりもワンランク上の自分になりたいと思っている証拠だから。「今」が自分の理想に追いついていなくて、そこに辿り着こうとジャンプしていることだと思うから。

たとえ今は理想の自分に追いつけなくても、背伸びしてカッコつければちょっと視界が開ける。それをすると「あいつかっこつけ

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わたしが編集者になった理由

わたしが編集者になった理由

中学2年生の時から書いていた携帯小説のpv数が30万を超えたあたりから、わたしは小説を書くのをやめた。今読み返すと赤面して暴れて家を半壊してしまうと思うので、絶対に読まないと決めている。自分が書いた携帯小説なんて、妄想の塊すぎて直視できない。多分凹む。痛すぎ、こじらせすぎ。オルァって、勢いで消してしまうと思う。…それはちょっとしたくない。もしもこの先誰かと結婚するという素敵な縁に恵まれたら、旦那さ

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バカとブスほど金がかかる

バカとブスほど金がかかる

「お金がなくても生きていける」なんて嘘だ。「愛さえあればお金なんて」。あれも大嘘。お金がない人が自分を納得させるために勝手に言いふらした妄言だと思っている。
この世の中、お金がなければ何もできない。お金さえあれば大体のモノは手に入るようにできている、資本主義社会。そこに人の情は関係ない。お金はモノを得るための手段。この社会は、そのような無機質な「モノ」で成り立っている。会社にとっての人間は働くコマ

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